異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした

森崎駿

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第2章『エルフの姫様を助ける事にした』

アドバイスと一つの提案

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俺達は夜のカリスの街を走り抜けていた

「なんか…アルカの奴、今日は随分と張り切ってるな」
アルカが珍しい事に俺達の先頭を走っている

「そうですか?別にいつもと変わってないと思いますよ」
アルカは、こちらに見向きもせずに応対する

なるほど…俺の知らない間に何かが起こったのか
それについてドーラに尋ねるも
「それが…ドーラにもなぜか解んないっすよね、落ち込んでいたアルカ様が急に立ち上がってあんな風になってたっすから…」
ふむ…具体的には何が起こったか把握出来たがアルカがあんな風になってる理由の裏付けとしてはイマイチだな

「そろそろ着くわよ」
リーザスがイリーナにおぶられながらそう告げると目の前に巨大な城が見えてきた

「とうとう始まるのね…」
リーザスが息を飲む
自分が住んでいた場所に帰る時の表情では無いな

「リーザス、一つアドバイスをしてやろう」

「なによ」
リーザスがこちらを振り返る

「お前はこれからマイホームに戻るんだ、お前は気兼ねなく玄関の戸を開けてやれ」

「……ふふ…そうね、忘れていたわ、私はこれから家に帰るんだもんね」
リーザスは笑っている
さっきまでの切羽詰まった顔を崩せたのは良い事だ

「みんなにも一つ言っておくぞ、あまり肩の力を入れるなよ、肩の力は抜いておかないと後で後悔することになるからな」
そう言うとドーラとイリーナは深呼吸をして落ち着いたが
アルカは依然、肩の力が入りっぱなしだった

まずいな…このままだと
……

「おい、アルカ……」
俺は、アルカの肩を掴みこのままだと危険だという事を伝えようとすると
城の方からナイフが飛んできた

「あーあ…よけられちゃった、残念」
城の中から黒装束の女が出てきた

「初めましてテロリストの方々…まぁ…二名ほどは初めましてじゃなくて、お久しぶりですかしらね?」
その女が嘲笑しながらイリーナとリーザスを見つめてる

「誰だお前は、道案内でもしてくれるのか?」

「冗談がお好きな様ね、私はパサル、シャウラが所有してる奴隷の一人と言っておくわね」
「私はシャウラの命令であなた達を殺しに来たのだけど…命令を遂行するよりも面白そうな事見つけちゃった」

「ねぇ、ユートさん…でしたっけ?私達と一つゲームをしない?」
ゲームだと…

「ルールを説明するわね、この城には三つの門があるの」
「『蛇の門』『蛙の門』『蛞蝓の門』があるのよ、その三つの門の内私とユートさんが『蛇の門』に」
「残りの四人はお好きな様に残りの二つの門へ」

「俺達がそのゲームに参加するメリットはなんだ?」

「そうね…私達三人を同時に相手にしなくてすむってとこかしら?」
パサルがそう言うと二人の男が現れる
片方は仮面をし、もう片方は隻腕であった

この二人…同時に相手するのは面倒だな

「解った良いだろう、そのゲームやってやるよ」

俺はパサルと蛇の門へ入った
「さぁ…始めよう……俺を退屈させるなよ?」

「楽しいゲームの時間を始めましょう!」


イリーナとリーザスは隻腕の男と蛙の門へ入った
「どうぞご覚悟を」
「こんな所で足止めを食らってる場合じゃないのよ、早々に終わらせるわ」

「ここがお前らの墓場だ」


アルカとドーラは仮面を着けた男と蛞蝓の門へ入った
「あなたを始末します」 
「ドーラのハンマーでぶっ潰してやるっすよ」

「………殺す」



こうして、ユート達五人とパサル達三人とのゲームが始まった
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