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第3章『双子の少女を救出する事にした』
金剛玲華の慈愛と修行開始
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密猟者事件から数日が経ったある日
「ねぇ優翔君…一つ聞いて良いかな?」
玲華は何かの作業をしている優翔に後ろから話し掛ける
「何だよ、可及的速やかに頼むぜ」
「何で優翔君は道場の二階にある私の家の空き部屋で荷解きをしているのかな?」
優翔は今朝早くに多くのダンボールやらを積んだトラックが山の麓にやってきて荷物を空き部屋に運んできて荷解きを始めていた
「そんなの考えるまでもないだろ、ここに住むからに決まってる」
優翔からの解答に何言ってんだこいつと言いたげなあっけらかんとした顔で見つめる玲華であった
「そう言えばまだ大事な事を言ってなかったな」
優翔は大量のダンボールの中の一つから一つの包を取り出す
「これからお世話になりま~す」
優翔は包を差し出し深々と土下座をする
「ちょっと待って…つまり…優翔君は私の家に住むってわけ?」
玲華はこの状況を一つ一つ冷静に対応しようと精一杯精神を落ち着かせながら優翔に尋ねる
「いや正確には住み込みで刀を教わるって事だな」
優翔は頭をあげ玲華の顔を見ながら答える
「……あ~…ごめん…私が悪いのかな…なんで?」
玲華は思い悩んでいた
この状況を寛容に受け入れかい自分が悪いのか
それとも急に断りなく住み込む事にした優翔が悪いのか
「恐らく少しの手合わせでお前も感じた筈だろ?自分で言うのもなんだが俺の天才的才能とも言える戦闘技術と成長の速さ」
「俺はこんなんだから俺と対等に戦える奴なんていないんだよ…」
優翔はそう言うと一瞬悲しい顔をして言葉を続ける
「という理由で対等…いや今はそれ以上に強いお前に刀を教わろうってわけだ」
優翔はそう言い終えると荷解きを再開する
「…はぁ~…どうやら何言っても無駄みたいね…ちゃんと親御さんには言ったの?」
玲華がそう聞くと優翔の荷解きをしている腕が時間が止まったかのように急に止め立ち上がり玲華の顔を見る
「俺の両親は二人とも5歳の時に死んでるよ、俺の目の前でナイフ持った通り魔にグサリとね」
優翔はそう言うとダンボールの中からナイフを一本取り出す
「そしてこれが犯人が使ったナイフだよ」
優翔はそう言った後にナイフをクナイのように壁に向かって投げつけて玲華の髪をかすめながら壁に突き刺さる
「それじゃあ…犯人は優翔君が捕まえたの?」
玲華がそう聞くと優翔は一瞬鼻で笑った後に質問に答える
「捕まえたというよりは…刺された直後に目の前が真っ赤になって気が付いたら犯人の顔は熟したトマトの様に赤く膨れ上がってて周りには血が飛び散ってた…その時に俺の肩にそのナイフが突き刺さってから貰っておいた」
優翔はこの話をしている時終始暗い顔であった
優翔はこう思っていたのだ
自分でも解る…俺は異常だと
こんな話をされたら誰だって近寄りもしない
幸いその時には辺りには誰もいなかったから公表されることは無かったが…今優翔は玲華に全てを話した
軽蔑される…
恐怖される…
そう思っていたが、玲華の反応は予想を超えていた
玲華は優翔を優しく豊満な双丘で包み込み、滑らかに…そして泣いている子どもをあやすかの様に優翔の頭を撫でる
「まだ子どもなのに辛い思いをしてきたのね…大丈夫…これからは私と一緒に生活しましょう…そして両親がいない孤独は私が少しでも和らげるわ」
玲華の表情は優翔の視線では見えはしなかったが優翔は聞こえてくる玲華の声でどんな表情をしているのかを判別できた
玲華の表情はまるで聖母マリアの様な慈愛に満ち溢れ優翔ね全てを受け入れる表情をしていた
その瞳からは数滴の涙が溢れ白い頬を滑っていき優翔の頭に零れ落ちる
「……おい…これ…息が…できない…」
双丘のアレに顔は覆われておりまともに呼吸ができていない優翔は現在進行形で命の危機に晒されていたが
玲華のこの愛ある行為は十数分余り続けられたのであった
「いや~、ごめんね優翔君!あのままだったら天に召されてたね」
玲華は優翔が半分気絶しかけた状態になってようやく気が付き解放した
「冗談じゃすまねぇぞ…ったく…」
優翔は大きく深呼吸をして酸素の大切さを全身で体感する
「あぁ…そう言えばもう一つ大事な事を聞き忘れてた」
優翔は何かを思い出し玲華に迫る
「お前の名前…何だ?」
玲華は今までの優翔との会話を思い返していた
思えば今の今に至るまでずっと玲華の事は『お前』や『おい』と言った感じで固有名詞を口にしている事は一切なかったのだ
「……よく名前も知らない相手の家に転がり込んで刀を教わろうと思ったよね」
玲華は乾いた笑いを見せながら優翔の目を見て自己紹介をする
「私の名前は『金剛玲華』この道場の師範代兼ここ鍵佐山の所有者だ」
「私の教えは厳しいぞ~」
玲華はニヤニヤと優翔に対して笑ったが優翔は玲華の手を強く握り力強く玲華に答える
「望むところだ、お前…いや玲華に勝ち逃げするまでは諦めないからな」
こうして玲華による厳しい刀の修行が始まったのであった
後にユートはこの修行期間をこう語っている
「アルト達のチュートリアルも中々大変だったが…先生の修行と比べたら…あの日々を思い出すだけで…」
そう言った後…ユートはその場で気絶し半日の間目覚める事は無かった
気絶してた間ずっとユートはうなされていたという……
「ねぇ優翔君…一つ聞いて良いかな?」
玲華は何かの作業をしている優翔に後ろから話し掛ける
「何だよ、可及的速やかに頼むぜ」
「何で優翔君は道場の二階にある私の家の空き部屋で荷解きをしているのかな?」
優翔は今朝早くに多くのダンボールやらを積んだトラックが山の麓にやってきて荷物を空き部屋に運んできて荷解きを始めていた
「そんなの考えるまでもないだろ、ここに住むからに決まってる」
優翔からの解答に何言ってんだこいつと言いたげなあっけらかんとした顔で見つめる玲華であった
「そう言えばまだ大事な事を言ってなかったな」
優翔は大量のダンボールの中の一つから一つの包を取り出す
「これからお世話になりま~す」
優翔は包を差し出し深々と土下座をする
「ちょっと待って…つまり…優翔君は私の家に住むってわけ?」
玲華はこの状況を一つ一つ冷静に対応しようと精一杯精神を落ち着かせながら優翔に尋ねる
「いや正確には住み込みで刀を教わるって事だな」
優翔は頭をあげ玲華の顔を見ながら答える
「……あ~…ごめん…私が悪いのかな…なんで?」
玲華は思い悩んでいた
この状況を寛容に受け入れかい自分が悪いのか
それとも急に断りなく住み込む事にした優翔が悪いのか
「恐らく少しの手合わせでお前も感じた筈だろ?自分で言うのもなんだが俺の天才的才能とも言える戦闘技術と成長の速さ」
「俺はこんなんだから俺と対等に戦える奴なんていないんだよ…」
優翔はそう言うと一瞬悲しい顔をして言葉を続ける
「という理由で対等…いや今はそれ以上に強いお前に刀を教わろうってわけだ」
優翔はそう言い終えると荷解きを再開する
「…はぁ~…どうやら何言っても無駄みたいね…ちゃんと親御さんには言ったの?」
玲華がそう聞くと優翔の荷解きをしている腕が時間が止まったかのように急に止め立ち上がり玲華の顔を見る
「俺の両親は二人とも5歳の時に死んでるよ、俺の目の前でナイフ持った通り魔にグサリとね」
優翔はそう言うとダンボールの中からナイフを一本取り出す
「そしてこれが犯人が使ったナイフだよ」
優翔はそう言った後にナイフをクナイのように壁に向かって投げつけて玲華の髪をかすめながら壁に突き刺さる
「それじゃあ…犯人は優翔君が捕まえたの?」
玲華がそう聞くと優翔は一瞬鼻で笑った後に質問に答える
「捕まえたというよりは…刺された直後に目の前が真っ赤になって気が付いたら犯人の顔は熟したトマトの様に赤く膨れ上がってて周りには血が飛び散ってた…その時に俺の肩にそのナイフが突き刺さってから貰っておいた」
優翔はこの話をしている時終始暗い顔であった
優翔はこう思っていたのだ
自分でも解る…俺は異常だと
こんな話をされたら誰だって近寄りもしない
幸いその時には辺りには誰もいなかったから公表されることは無かったが…今優翔は玲華に全てを話した
軽蔑される…
恐怖される…
そう思っていたが、玲華の反応は予想を超えていた
玲華は優翔を優しく豊満な双丘で包み込み、滑らかに…そして泣いている子どもをあやすかの様に優翔の頭を撫でる
「まだ子どもなのに辛い思いをしてきたのね…大丈夫…これからは私と一緒に生活しましょう…そして両親がいない孤独は私が少しでも和らげるわ」
玲華の表情は優翔の視線では見えはしなかったが優翔は聞こえてくる玲華の声でどんな表情をしているのかを判別できた
玲華の表情はまるで聖母マリアの様な慈愛に満ち溢れ優翔ね全てを受け入れる表情をしていた
その瞳からは数滴の涙が溢れ白い頬を滑っていき優翔の頭に零れ落ちる
「……おい…これ…息が…できない…」
双丘のアレに顔は覆われておりまともに呼吸ができていない優翔は現在進行形で命の危機に晒されていたが
玲華のこの愛ある行為は十数分余り続けられたのであった
「いや~、ごめんね優翔君!あのままだったら天に召されてたね」
玲華は優翔が半分気絶しかけた状態になってようやく気が付き解放した
「冗談じゃすまねぇぞ…ったく…」
優翔は大きく深呼吸をして酸素の大切さを全身で体感する
「あぁ…そう言えばもう一つ大事な事を聞き忘れてた」
優翔は何かを思い出し玲華に迫る
「お前の名前…何だ?」
玲華は今までの優翔との会話を思い返していた
思えば今の今に至るまでずっと玲華の事は『お前』や『おい』と言った感じで固有名詞を口にしている事は一切なかったのだ
「……よく名前も知らない相手の家に転がり込んで刀を教わろうと思ったよね」
玲華は乾いた笑いを見せながら優翔の目を見て自己紹介をする
「私の名前は『金剛玲華』この道場の師範代兼ここ鍵佐山の所有者だ」
「私の教えは厳しいぞ~」
玲華はニヤニヤと優翔に対して笑ったが優翔は玲華の手を強く握り力強く玲華に答える
「望むところだ、お前…いや玲華に勝ち逃げするまでは諦めないからな」
こうして玲華による厳しい刀の修行が始まったのであった
後にユートはこの修行期間をこう語っている
「アルト達のチュートリアルも中々大変だったが…先生の修行と比べたら…あの日々を思い出すだけで…」
そう言った後…ユートはその場で気絶し半日の間目覚める事は無かった
気絶してた間ずっとユートはうなされていたという……
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