異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした

森崎駿

文字の大きさ
125 / 241
第3章『双子の少女を救出する事にした』

新選組と囚われたユート達

しおりを挟む
「名乗り忘れてましたね…私は新選組という組織で副長を任せれております…『土方歳三』というものです…以後お見知りおきを!」
土方はそう言うと止められた刀に力を込め切り捨てようとするが鋼鉄化ヘビメタの装甲は斬れず、一旦離れる

「土方歳三…確か『新選組鬼の副長』だっけか…」
ユートは鋼鉄化ヘビメタを解除して倒したレイカに手を差し伸べ起こす
その後No.01とNo.02を自らの背後に回らせ安全を確保する

「私如き人間の事を異国の方々にまで知られているとは光栄ですね…」
「もし出会うきっかけが貴方達を逮捕するという事でなければ…そこら辺の喫茶店でお茶でも飲みたかったものです」
土方は一旦納刀して悠長に語り出す

「何企んでやがる…何故刀をしまった…」
ユートは土方に問うと土方は糸目のまぶたを開きユートを見て不敵な笑みを浮かべる

「いえ…既に貴方達は私達新選組が完全に包囲したので私が刀を抜いておく意味が無くなっただけですよ」
土方はそう言ってだんだら羽織の袖をひるがえすと辺りの店や川の中からだんだら羽織を着た男達が出現し、完全に囲まれる

「一度屯所までご同行お願いします…あぁ勿論貴方達に拒否権はございませんが」
土方がそう言うと辺りの男達が少しずつユート達に近づき逃げ道を塞ぐ

「《申請》囲まれましたが…殲滅しますか?ユウ」
No.01は既に周りの人間には見えないように左手に小さく七つの不適合セブンスドラッグを展開している

「ユウお兄さん…どうするの?」
No.02は何時いつでも戦闘を始められるように呼吸を整えている

「土方…悪いが俺達は男のナンパにほいほいついていく程簡単な人間じゃないんだよ」
ユートはそう言うと3人の手を掴みパルテノン皇国の外まで転移ワープを発動ようとするが…脳内にメッセージが出現する

『結界に拒まれ転移ワープを発動出来ませんでした▼』

「結界…火山の火口部分にあった結界とは別の物か!」
一度いじったあの結界ならば転移ワープを使い出入りが可能だが…
このパルテノン皇国を覆っている結界と火口部分の結界は別の物であった為発動出来なかったのだ

「転移魔法ですか…やはりこの国の者では無いですね…つまりはあの火山を超えてきたのですか…」
「まぁ詳しい事は屯所での取り調べの時までとっておきましょう」
土方は懐から縄を取り出してユートを逮捕した



ー新選組屯所ー

「貴方達は取り調べまでの間は地下に収容する形になりますが…まぁすぐに終わりますよ」
「とりあえず収容する場所は同じにしときますね…流石に暗い地下に一人では寂しいでしょうから」
土方に連れられて地下にユート達は閉じ込められた

「ですが…そちらの花は預からせてもらいますよ」
土方のその言葉の後に下っ端の一人がNo.01達から花を預かる

そして土方と周りの下っ端達は階段を登りその場を去った


「ユウ君…私達一体どうなるのかな…」
レイカはどこか不安げな声でユートに尋ねてくる
勿論ユートも知る由もないのでまともな返答など返っては来ないが口にして発散しないと不安で押し潰されそうになるからだ

「とにかく…何で捕えられたのかを聞いた後に俺が何とかしてやるさ」
ユートがそう言った瞬間に誰かが上から降りてくる

「ふ~ん…君達が凶悪な犯罪者ねぇ…その割には結構可愛い顔してるね」
だんだら羽織を着た女がニコニコと笑いながらユート達を見つめる

「誰だお前…俺達をどうする気だ…」
ユートがそう聞くとだんだら羽織の女は首を傾げる

「一編に二つは答えられないよ…ま!一つ目なら教えてあげるよ」
「僕の名前は『沖田総司』一番隊の隊長を勤めてるんだ~」
沖田は明るくユートの問いに答えた後、檻の扉を開きユートを呼び出す

「それじゃあまずは君からだよ…え~っと…ユウ君で良いのかな?」
沖田は特にユートに手枷などはしないでそのまま上に登らせる

沖田は両手を頭の後ろで組んで鼻歌を歌いながらユートを取り調べの場所まで連行する

「良いのかよ…手枷とかしないで」
ユートがそう言うと首元に冷たい感触を感じる
見ると既に沖田は抜刀しユートの首の動脈に寸止めしていた

「逃げようとしたと僕が判断したらすぐに斬って良いってトッシーに言われてるんだ~」
沖田は口元はにこやかに可愛らしく振舞っているが目は完全に獲物を見定める目をしていた

「随分と速いな…何かのスキルか?」
ユートはそう尋ねるが沖田は「さぁね」と言ってはぐらかす

「僕としては君と一度試合をしてみたいなぁ…これが終わったら僕と一騎打ちしてみない?」
沖田は劣化のスキルを使っているユートでもその底知れぬ潜在能力を見抜きうずうずとしていたのだ

「それじゃあ着いたよ」
気付いたら目の前には大勢のだんだら羽織を着た男達がおり、ユートはその中心に座らされる

「それじゃあ近藤さん、後はよろしくね」
沖田はそう言ってユートの目の前に居る男達の中でも一番貫禄がある男にバトンタッチする

「フハハハハハハ!我がこの新選組の局長である!」
「名を勇!姓は近藤と言う!よろしく頼むぞユウ!」
ユートは近藤の自己紹介を聞いた時に思った事…それは…

「リョフかよ…いや…リョフの方がまだ接しやすいな」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【おまけ】

「なぁ沖田…一つ聞いても良いか?」
ユートはとある何気ない疑問が浮上しそれをぶつけてみる

「お前…織田信長って奴と知り合いか?」
正直色々な点からアウトな質問だが聞かずにはいられなかった

「ん?ノッブがどうし……」
沖田がそこまで言った時ユートはそれ以上は完全にアウトだと判断し止めさせた
しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

処理中です...