異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした

森崎駿

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第4章『猫耳貴族を復興させる事にした』

ニュクスの街と阻害のローブ

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三日三晩の間ユートは寝られない夜を過ごした後…
アルカ達がニュクスの街が見えたと言い出した

「ユート、ちょっと待つのじゃ」
クロウディアは何か不安気な声色でユートに尋ねる

「…街など何処にも見えんが…主らには見えるのかの?」
クロウディアはそう言ってオウミ達がニュクスの街だと言っている方向を指さす

「あぁ…あそこに大きな岩が見えるだろ?」
ユートにそう言われてクロウディアは目を細めて見ると…確かに歪な形の大きな岩が円を描く様に並んでいる

「ニュクスの街は地下にあるらしいんだ…そしてあの岩が目印だ」
ユートにそう言われてもクロウディアの頭には疑問符が浮かぶばかりであった

「まぁ行けばわかるさ」
ユートにそう言われてクロウディアは大人しく待つことにした

馬車が並んだ岩の目の前で止まる
その後、アルカが馬車から降りて並んだ岩の一つに魔力を注ぐ

すると、それぞれの岩が光を発して動き始める
岩の配置が六芒星を描き出すと魔法陣が浮かび上がった

「この魔法陣の中に入れば着きますよ」
アルカはそう言って馬車に乗り込み、馬車が動き出して魔法陣の中に消えていった

その間、クロウディアは口が開いたままだったという…


「やっと来たね…待ち疲れたよ…楽しみだね…」
「それじゃあ僕等も行こっか…」
黒いローブを身に纏った男がユート達がニュクスに入国したのを見て男も岩に魔力を注ぎ込む

「お父様…私不安です…」
そう言って男の後ろにくっ付いて歩いている少女は男のローブを掴む

「大丈夫だ…君は僕の最高傑作なのだから…」
男はそう言って少女を抱き上げて魔法陣の中に入っていった




ーニュクスの街ー

太陽が差し込まない地下の街なのだが…街の賑わいは留まる事を知らない
見渡す限り見えてくるのは以下にも三ツ星を貰ってると見せつける様な巨大なレストランやホテルの数々
だが…それ以上に多いのはカジノであった

それぞれのカジノの店前では大量の色々な人が見える
中から出てくるのは大勝したと思わせるよく肥えた男や女が出てきたり…中には身包みを剥がされて放り出されている人が見える

「ふむ…まさに人の欲を練り固めた様な街じゃな」
クロウディアは馬車の窓から街全体を見渡しての感想を言う

「あそこに見える『コロッセオ』みたいな建物はなんだ?」
ユートはそう言って街の中心にある巨大な建物を指さす

その外観はユートの世界のイタリアの『コロッセオ』にそっくり…というよりも殆どが類似しており、ユートからしたらイタリア旅行に来ている気分になる

「あれは…何でしょう?初めて見る建物ですね」
アルカはコロッセオの様な建物を見た事がないという

「ていう事は…最近出来た建物なのか…」
ユートはコロッセオも気になったが…今は優先するべき事先に片付ける事にした

「先ずはエントリーからだ、オウミとアルカは俺と一緒に行くぞ」
「パサルとゼロとクロウディアはどうする?」
そう聞かれた三人はしばらく顔を合わせた後に答える

「この馬車の中で待ってるヨ、下手に動くよりも安全ネ」
ゼロのその言葉にユートはホッと胸を撫で下ろす
クロウディアはともかく…パサルに自由行動をさせればろくな事がないと予想していたからだ

「あ、そうだ」
ユートはそう言ってアルカにとある白いローブを着させる

そのローブの内側にはびっしりと魔法陣が書かれている
その内容は『認識阻害』でアルカの事は他人からは、そこに誰かいるな~…程度にしか思われなくなるのだ

「オウミもいるか?」
ユートはそう言って『無限収納アイテムボックス』から色違いのローブを取り出す

「恩人殿、何から何まですまないでござる」
オウミはそう言って茶色のローブを羽織る

「オウミ、俺の事は名前で呼んでくれ」
「恩人殿だと…間に溝があるみたいで嫌だからな」
ユートはそう言ってコロッセオに向けて歩き始める

「あれ?ユートはエントリー出来る場所を知ってるの?」
アルカはそう言ってユートに付いていく

「大体、あぁいった目立つ建物に行けば何とかなるもんだろ」
ユートとしては…詳しい場所がわからないのだから目立つ場所で情報収集をするのが得策だと判断したのだった
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