年上女神様から手ほどきを受けた俺、"男"になりました。

シンフジ サイ

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 真奈美さんと別れていつの間にか家に帰っていた。正直どんな道を通ったのか全然覚えてない。
 5回も射精したことで体力も底をついていたし、普段使わない所の筋肉痛がもう現われていて辛い。でも。でも……! 夢じゃ無い! 俺は真奈美さんとSEXしたんだ! もう童貞じゃ無いんだ! じいちゃん、俺やったよ!

「イヤッホーイ!!」

 枕に顔を押しつけて腹の奥から声を出す。俺の声は枕に吸収された。これなら隣の人に怒られることは無いはずだ。
 それでも俺の興奮は収まらない。ベッドの上でバタ足をしてこみ上げてくる感情を表現する。さっきまでの事が鮮明に頭に浮かんできて馬鹿になってる。マジでSEXを覚えたての猿になっちまってる。
 この瞬間にも真奈美さんの裸が脳内に浮かんでくる。
 枝毛1つないきめ細やかな髪、沁みとか擦り傷1つ無い真奈美さんの全身、ムダ毛の処理が完璧でくぼみがいやらしい腋、中身が詰まってずっしりとした重さを感じさせるおっぱい、ちょっと茶色に色づいた乳首、贅肉がついてないすらっとしたお腹、きゅっと引き締まった腰、ヌルヌルに濡れて俺のちんこをたやすく飲み込んで締め付けてきたまんこ、何人も赤ちゃんを産む為の土台になってるお尻に甘くて美味しかった汗。
 俺は……俺は真奈美さんの至る所を頂いたんだ!!

「くそっ、収まれよ!」

 何度も射精してフニャフニャになっている俺のちんこは真奈美さんのまんこを求めて勃起する。でも体力が尽きていて辛い。これ以上は死んじまう。それにも関わらず俺の身体は真奈美さんを求め続けている。

「分かった、分かったよ!」

 これで本当に最後だ。帰ってる途中に歩いてきて汗かいたからシャワー浴びたついでに鎮めよう。……いやマジでSEXってオナニーと全然違うわ。早く真奈美さんと次の約束をしたい。いっぱいSEXしたい!
 エロい考えで頭がいっぱいの中、着替えとバスタオルを探して脱衣所に向かおうとする。……あ、その前に真奈美さんにお礼を言っておこう!
 【Love&Peace】とかいうくそダサいアプリを開いて真奈美さんへのメッセージを作る。

「『今日は本当にありがとう御座いました! まだ夢見てるみたいです!』……送信っと」

 よしっ、風呂入ってこよ!
 俺は脱衣所に歩いていく。


 風呂から上がってベッドに座ると一気に疲れが出てきた。夜ご飯を食べる気力すら無い。
 くゎ……。くゎ……。
 何度も欠伸をしてもう限界だ。部活の合宿なみに疲れてる。

「……もういいや、風呂も入ったからそのまま寝ちまおう」

 ベッドに横たわって、半分以上寝ながらスマホを見ると、真奈美さんから『こちらこそありがとう、一緒にもっと頑張ってこ~!』ってメッセージが来ていた。”次の機会”があるようで安心する。

「ああ……返事返さねーと……」

 俺もっと上手くなります! そう返信して限界が来た。抗えない睡魔に負けて俺の意識はブツっと切れる。





 月曜日になって、1限の物理の講義室で講義の準備をする。
 ……昨日は散々だった。起きたら10時を越えていたし筋肉痛で動けないし腹は減ってるし。挙げ句の果てには14時からのバイトに遅れかけた。疲れ果てて定期試験の勉強も碌に出来なかったこともある。……それでも真奈美さんとのSEXで俺は”男”として成長出来た。もっと知識を付けて真奈美さんを悦ばせたい。そう思うと身体の奥から活力が湧いてくる。真奈美さんみたいな美人と結婚していっぱい子作りしたい。その為にも良いところに就職出来るようにしねえと。専業主婦にしてやれるくらい稼ぐ代わりに子供もいっぱい! うへ、うへへへへ。
 そんなことを考えていると雅人が講義室に入ってきた。まっすぐこっちに向かってくる。

「よっ、一樹」
「おう、今日は来たんだな」
「まあな、今月末定期試験だし。1年次で単位落とすわけにはいかない。……んで、どうだったんだ?」
「マジ最高!」
「そりゃあ良かった」

 俺が取っておいた席に雅人が座って、声をひそめながら会話を始める。【Love&Peace】を教えてくれた雅人には頭が上がらない。讃えなければいけない。

「ははーっ。雅人様、この私めに教えて頂き恐悦至極で御座いまする」
「よいよい、一樹殿。共に高みを目指して参りましょうぞ」
「「プッ。アハハハハ!」」

 そんな茶番をして俺達は笑う。講義室にいた同期がなんだなんだってこっちを見てきた。……まあ男が9割近い状態だと周りも同じ感じなんだけど。プラモデルとか野球の雑誌、AV女優のDVDとか。……なんか”本物”を知ってからAV女優とかに興味が無くなった気がする。まあ抜くときは抜くんですけどね! それはそれ、これはこれだ。それどころから実感を持って妄想出来るようになった。ぐへへ。

「……これで一樹も"男"だな」
「ああ。いや、マジ感謝だわ。サンクス」
「良いって事よ。……どんな人が相手だったんだ?」
「こんな感じ」

 スクショした真奈美さんのプロフィール画像を雅人に見せる。雅人は口笛を吹いた後に俺に軽くジャブを放ってきた。俺もやり返す。

「綺麗な人だな、良かったじゃん」
「ん、マジ最高。次の約束も取り付けた」
「紹介しておいてなんだけどほどほどにな。留年とか止めろよ?」
「それ雅人のこと? ブーメランなんだけど……」

 無遅刻無欠席の俺と既に全講義で1、2回自主休校している雅人とは土俵が違う。俺は課題もしっかり提出してるけど、雅人は期限までに出せてない時がある。雅人の方が留年しそうなんだけどなぁ。
 雅人が咳払いして再び口を開いた。

「ま、まあ良いじゃん」
「良くねえよ。大学も一緒に卒業しようぜ、心の友よ」
「だな」

 まあ院にも行くつもりでいるから2年はプラスされんだけどな。でも理系の就職は修士取得が必須って暗黙の了解だから雅人も分かってるとは思うんだけど……、コイツ成績大丈夫か? ま、いっか。まずは定期試験だ。

「そういや、令美さんと”次”はあんの?」
「あるぜ、今度はコスプレの予定だ」
「ほーん」
「一樹は興味ねえの?」
「無いわけじゃ無いけど……、今はそんなにかな」
「アニメもそんなにだもんな、おまえ」
「うんにゃ」

 あ、でも真奈美さんがナース服とか制服着てくれたら楽しそうかも。今度相談してみよう。
 こんな風に”次”を話していると剛史、湊人と宗佑が始業時間ギリギリに講義室に入ってきた。まっすぐこっちに向かってくる。走ったのか、汗と男物の制汗剤の匂いが漂ってきた。真奈美さんとは全然違う男の匂いだ。どうしてもテニスの練習とか合宿を思い出す。

「おっす」
「「「うぃーす」」」
「寝坊?」
「そー」
「マジ月曜日って憂鬱だわ」、「それな」

 なんで月曜日ってこんなにテンション下がんだろうな……、まあいい、1週間頑張るとすっか! 目指せ、成績優秀者! アーンド良い就職先に繋がるコネ!
 髪の毛が薄い教授が講義室に入ってきたから意識を切り替える。





 早くも1週間が経って、明日は土曜日。……真奈美さんと逢う日だ。待ち遠しかった。俺のちんこは真奈美さんを求めている!
 そういや、俺の卒業した話を聞いて決心がついたようで剛史達も【Love&Peace】を使い始めた。俺と同じように明日か明後日に卒業する予定だって緊張してる。ふっふっふ、まあ頑張ってくれたまえ。寝っ転がって天井でも見てればあっという間だ。月曜日には感想聞いてやらないと。
 ……まあ俺も盛ってる猿みたいなんだけどな。ふと真奈美さんの裸が頭の中に浮かんできて勃起しちまうし。ああ、早く明日になって欲しい。真奈美さんの身体を堪能したい。オナ禁して3日、もう限界だ。ほっとくと下半身に手が伸びてるから早く解き放ちたい。

「あ゛あ゛っ゛!! 好きです、真奈美さん!」

 寝られるか分からないけど、明日のために早く寝ておこう。グッナイ!



 午前中は試験勉強に費やして、前回と同じ待ち合わせ場所で真奈美さんを待つ。曇りだけど湿気が凄い。真夏日で立ってるだけでも暑い。
 心臓の鼓動がうるさくて敵わない。真奈美さんと早く逢いたいと全身が叫んでいる。大声をあげたいところだ。……そんなことしたら警察にお世話になるけど。でも身体の奥からこみ上げる欲求は止まりそうに無い。早く真奈美さんにぶつけたい。ああ、早く早く!
 盛った猿状態で悶々としながら真奈美さんを待っていると脳に直接砂糖をぶち込まれたみたいになる甘い声が聞こえてきた。この声、真奈美さんだ!

「お待たせ~、一樹君」
「真奈美さん!」

 ……ああ、今日も美しい。可愛い、好きだ。俺の女になって欲しい。
 真奈美さんを直視しては浄化されそうになる、それほどまでに神々しい。

「……何してるの?」
「? ……はっ!?」

 思わず真奈美さんを拝んでいたようでクスクス笑われる。

「変な一樹君。じゃあ行こっか」
「はい!」

 真奈美さんが俺の右腕に絡んできて歩き出す。むほほ、柔らかい。
 目的地は前回のホテルだ。真奈美さんから香水の甘い匂いが漂ってくるしおっぱいの感触が伝わってくる。このままだとここで襲っちまいそうだ。気を紛らわせるために……。

「今日仕事だったんですか?」
「そんな感じ。似合う?」
「はい! 出来るお姉さんって感じです!」
「そう? 嬉しい~!」

 ああ! 可愛い! 好き! 結婚して下さい!
 口から出ないように必死に押しとどめる。ああ、でも……。
 仕事って言っていた真奈美さんのファッションをちらっと見る。オフィスカジュアルって言う奴らしくてベージュのプルオーバーとカーディガン、黒のタイトスカート、踵が高いサンダルを履いている。シンプルだけど上品な格好だ。まさに出来るお姉さんを現わしている。
 ……そういえば真奈美さんとの顔の距離が近いし、もう少し頑張ればおっぱいの谷間も見えそうだ。あとちょっと、そこ!

「んもー、見過ぎだよ-?」
「んぎゃ!?」

 ちらっと見るつもりががっつり見ていたようで、真奈美さんに苦笑される。……だって、だってしょうがないじゃないか! おっぱいがある、だったら見るだろ!
 真奈美さんは俺の右耳に口元を寄せた。

「いっぱい見せてあげるから、ね?」
「は、はいぃぃぃ!」

 いきなり奇声を上げた俺に戸惑いの視線をやる通行人と眼を合わせないように俺達は先を目指した。


 何事も無く前回来たホテルの【506】号室に到着した。俺はゴムとかローション、勉強道具が入ったリュックを、真奈美さんは籠バックとカーディガンをソファに置く。

「っ!?」

 カーディガンの下はノースリーブの服だったらしく、綺麗に手入れされた腋がチラッと見えて俺の性癖を擽られる。……俺の相棒がもっと硬くなった。さっきから勃起が止まらない。
 抑えろ! 抑えろ……! 抑えろ…………! ふぅ…………。
 真奈美さんの身体にくぎ付けとなる目に命令してなんとか視線を外す。そうすると欲望のまま蹂躙しろってこみ上げる気持ちを抑えることが出来た。……なんで女の人の腋ってエロいんだ? わかんねえ、俺は変態なのか? 真奈美さんだからなのか? いったいどういうことだよ!?
 悶々としていると、真奈美さんが話し掛けてくる。

「大丈夫? 今日湿気凄いよね」
「そうですね、暑くて死にそうです」
「だよねー。 ……私シャワー浴びてくるけど一緒にシャワー浴びる?」
「良いんですか!!?」
「襲わない自身があるなら良いよ。前回出来なかったことの練習は今度になっちゃうけど、クンニとか」
「…………次回以降にします」
「ん、分かった。じゃあ私シャワー頂いちゃうね、あとちょっと頑張って」
「あ゛い゛!」
「覗いちゃ駄目だよ~」

 そう言い残した真奈美さんはシャワールームへと入っていった。俺は真奈美さんのうなじやらお尻とかから目を離せなかった。でもバタンと扉が閉まった音で我に返る。
 1人になって現実感が襲ってくる。童貞を卒業したからって俺の本質は変わらないみたいだ。全然余裕なんて無い。"次"もあるみたいで期待しちまう。

「(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!)」

 ソファのクッションに顔を埋めて心の中で奇声を出す。やばい、今すぐシャワールームを襲撃したい。驚いてる真奈美さんをグチョグチョにしたい。ただただ性欲をぶつけたい。
 悶々とするこの感情をクッションにぶつけて真奈美さんの帰りを待つ。でも、思ったより早く真奈美さんは戻ってきた。火照った身体とバスローブ姿がヤケにエロい。ペットボトルを傾けて喉を鳴らす姿はとても美しい。
 ペットボトルを置いた真奈美さんは口を開く。

「ただいまー、覗いて良かったのに」
「えっ、でも!?」
「だって一樹君のおちんちん会ったときからそんなだよ?」

 真奈美さんの視線が下に下がって、下半身を見てきた。……真奈美さんの言うとおり。俺のちんこは大きくなってショートパンツを押し上げていた。おっふ…………。

「ほら、早くシャワー浴びてきて? 準備してるからさ」
「はい!」

 スタコラサッサ。俺もシャワールームへと早足で入っていく。……そこでも真奈美さんの残り香を感じられて悶々とする。

「(くっそー! エロすぎだよ、真奈美さん!)」

 シャワーを浴びるためにTシャツとかショートパンツとかを脱いでいってこれからの情事に備える。ちょっと温度を低くして頭を冷やそう。でも心臓が張り切れそうだ。早くしねえと!
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