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21.ダンジョン
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ついに、この日が来た!
ダンジョン初参戦!!!…と言っても、戦えるわけではないので、邪魔にならないようにしないと…!
ガイドは戦いが始まるとシールド担当がバリアを貼ってくれるため比較的 安全らしい。今回はS級ガイドのヘレナ・グリーンさんとA級エスパーのジェイがバリアをかけてくれる。ヘレナさんは、21才で、ミディアムの白髪に緑の瞳をしている。『可憐』と言う言葉が似合う女性だ。
(S級ガイドだと、バリアも出来るのか…。自分や周りを守れるなんて、すごいなぁ。)
俺でも、みんなの力になれるかな…と思っていたら、
「何、緊張してるの?」
リアムが俺に声をかけた。今回はリアムも参加している。
「うん、ダンジョンに入るの初めてだから緊張するよ。でも、ガイディングしたことのあるメンバーだから、心強いな。」
「今回はヘレナさんもいるから、大丈夫だよ。アルフィはフィンさんと相性悪かったんだよね?フィンさんはヘレナさんと相性いいみたいだから、お願いしたら いいよ♪
それか、人手が足りてたら、一度ガイド待機地に行ってもらうのもアリだし。」
「ありがとう。リアムがいて良かった。…あ!ちょっとヘレナさんに挨拶してくる!」
そう言って、俺はヘレナさんの元へと走った。
「今日は、よろしくお願いします!アルフィ・ルイスです。」
「ええ。私はヘレナ・グリーン。よろしくね。アルフィくんの話は、よく周りから聞いてるよ。今日は、頑張ろうね!」
「はい!!」
(笑顔が眩しいです…!!!)
尊敬の眼差しでヘレナさんを見た。
ぞわッ
後ろから冷たい視線を感じて振り返る。
そこにはレオンとセオがいた……。
(二人とも怖いって……!)
ゲートの前に行くとゴクリと唾を飲む。
(思っていたよりデカイ……)
見えるのは重々しい扉だけだが、黒いオーラが禍々しい。中はダンジョンになっていて、ボスを倒すと このゲートも消える。ゲートを閉じるのが目的だが、雪夜が俺に接触してくるかもしれない……。
「アルフィ、俺とセオから離れないでね。」
レオンが、念を押す。
「うん。」
今回は、調査によると そんなに広いダンジョンではないらしく、S級エスパー4人とA級エスパー3人、S級ガイド1人とA級ガイド2人がダンジョンに入る。
編成は…
〈A班〉
[S級エスパー]レオン・ルイス
セオ・コールマン
[A級ガイド] アルフィ・ルイス
〈B班〉
[S級エスパー]フィン・エドワーズ
[A級エスパー]ライリー・ホワイト
ルーク・フォスター
[S級ガイド] ヘレナ・グリーン
〈C班〉
[S級エスパー]グレース・ロス
[A級エスパー]ジェイ・マーティン
[A級ガイド] リアム・ケリー
と、なっている。
扉を開けると、ひやりとした冷気が流れてきた。
まず、先頭を行くのはA班。
「!?」
歩いて行くと少し広めの空間へと出て、ゴブリンが、ぞろぞろと現れた。
アニメなんかに出てくるような、緑色の小鬼。手には木の棍棒をもっている。
「キィーー!!!」
ゴブリンが勢いよく走ってくるが、
「【氷雨】」
レオンが静かに唱えると、ゴブリンの上部から雨のように尖った氷の塊が落ちてきた。
氷はゴブリンを串刺しにして、ゲームのようにパァっと灰になって消えていった…。
「すごい……。」
雪夜が現れた時は、それどころじゃなかったから、驚きを隠せない。
(ほんとに強いんだ…。)
「アルフィに良いところ見せたくて、張り切ってないか?」
セオが不満そうに言った。
「いや、あれくらい俺一人で十分だ。」
レオンが、フッと自慢げに言った。
「さあ、先を急ごう!」
ケンカにならないかヒヤヒヤしながら、俺は二人の背中を軽く押した。
「……何か魔物の気配がする。班で固まれ!」
そう言ってレオンが全体を止めた時だった…。
ゴゴゴゴゴゴゴ………ッッ
急に壁が動きだしたのだった────。
ダンジョン初参戦!!!…と言っても、戦えるわけではないので、邪魔にならないようにしないと…!
ガイドは戦いが始まるとシールド担当がバリアを貼ってくれるため比較的 安全らしい。今回はS級ガイドのヘレナ・グリーンさんとA級エスパーのジェイがバリアをかけてくれる。ヘレナさんは、21才で、ミディアムの白髪に緑の瞳をしている。『可憐』と言う言葉が似合う女性だ。
(S級ガイドだと、バリアも出来るのか…。自分や周りを守れるなんて、すごいなぁ。)
俺でも、みんなの力になれるかな…と思っていたら、
「何、緊張してるの?」
リアムが俺に声をかけた。今回はリアムも参加している。
「うん、ダンジョンに入るの初めてだから緊張するよ。でも、ガイディングしたことのあるメンバーだから、心強いな。」
「今回はヘレナさんもいるから、大丈夫だよ。アルフィはフィンさんと相性悪かったんだよね?フィンさんはヘレナさんと相性いいみたいだから、お願いしたら いいよ♪
それか、人手が足りてたら、一度ガイド待機地に行ってもらうのもアリだし。」
「ありがとう。リアムがいて良かった。…あ!ちょっとヘレナさんに挨拶してくる!」
そう言って、俺はヘレナさんの元へと走った。
「今日は、よろしくお願いします!アルフィ・ルイスです。」
「ええ。私はヘレナ・グリーン。よろしくね。アルフィくんの話は、よく周りから聞いてるよ。今日は、頑張ろうね!」
「はい!!」
(笑顔が眩しいです…!!!)
尊敬の眼差しでヘレナさんを見た。
ぞわッ
後ろから冷たい視線を感じて振り返る。
そこにはレオンとセオがいた……。
(二人とも怖いって……!)
ゲートの前に行くとゴクリと唾を飲む。
(思っていたよりデカイ……)
見えるのは重々しい扉だけだが、黒いオーラが禍々しい。中はダンジョンになっていて、ボスを倒すと このゲートも消える。ゲートを閉じるのが目的だが、雪夜が俺に接触してくるかもしれない……。
「アルフィ、俺とセオから離れないでね。」
レオンが、念を押す。
「うん。」
今回は、調査によると そんなに広いダンジョンではないらしく、S級エスパー4人とA級エスパー3人、S級ガイド1人とA級ガイド2人がダンジョンに入る。
編成は…
〈A班〉
[S級エスパー]レオン・ルイス
セオ・コールマン
[A級ガイド] アルフィ・ルイス
〈B班〉
[S級エスパー]フィン・エドワーズ
[A級エスパー]ライリー・ホワイト
ルーク・フォスター
[S級ガイド] ヘレナ・グリーン
〈C班〉
[S級エスパー]グレース・ロス
[A級エスパー]ジェイ・マーティン
[A級ガイド] リアム・ケリー
と、なっている。
扉を開けると、ひやりとした冷気が流れてきた。
まず、先頭を行くのはA班。
「!?」
歩いて行くと少し広めの空間へと出て、ゴブリンが、ぞろぞろと現れた。
アニメなんかに出てくるような、緑色の小鬼。手には木の棍棒をもっている。
「キィーー!!!」
ゴブリンが勢いよく走ってくるが、
「【氷雨】」
レオンが静かに唱えると、ゴブリンの上部から雨のように尖った氷の塊が落ちてきた。
氷はゴブリンを串刺しにして、ゲームのようにパァっと灰になって消えていった…。
「すごい……。」
雪夜が現れた時は、それどころじゃなかったから、驚きを隠せない。
(ほんとに強いんだ…。)
「アルフィに良いところ見せたくて、張り切ってないか?」
セオが不満そうに言った。
「いや、あれくらい俺一人で十分だ。」
レオンが、フッと自慢げに言った。
「さあ、先を急ごう!」
ケンカにならないかヒヤヒヤしながら、俺は二人の背中を軽く押した。
「……何か魔物の気配がする。班で固まれ!」
そう言ってレオンが全体を止めた時だった…。
ゴゴゴゴゴゴゴ………ッッ
急に壁が動きだしたのだった────。
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