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25.戦闘その後で
「くそ……っ」
レオンが苛立つ。
シュウッッ…と、ヒュドラが灰のように消えていく…。
レオン、グレース、ジェイの三人でヒュドラを倒したはいいが、レオンはアルフィが連れ去られ、後悔に駆られていた。
「セオが一緒なんでしょ?連絡は?」
グレースが声をかけた。
「まだ。………気を失ってるのかも。」
S級同士はテレパシー能力があるため、デバイスが無くても連絡が可能だ。ただ、気を失っているか、魔力妨害があると、無理だろう。
「……もっと早く来れたら良かったんだけど、こっちの二人のガイディングが長くって!!」
ジロッとジェイと、リアムを見た。
「傷が多くて…すみません。」
リアムが申し訳なさそうに言う。
「いや、来てくれて助かった。セオがアルフィに付いていけたのは、グレースたちのおかげだ。……二人とも無事だといいが….。」
「とりあえず、ここを出ましょう。ゲートが閉じるわ。」
転移陣でその場を後にした。
◇◇◇◇
「て、ことはボスは倒したが、アルフィとセオが連れ去られたってことだな?」
ガイド待機地で合流したフィンが、レオンとグレースに聞いた。
「ああ。【赤い眼の悪魔】ダニエルに、おそらく魔界に連れていかれた。」
レオンが答え、グレースも頷く。
「そいつがゲートを開いてたんだろ?アルフィ狙いなら、もう こっちに来ないんじゃないか?セオは死んでるかもな。」
「笑えない冗談はよせ。………もう少し様子をみよう。セオと連絡が取れるかもしれないし、また三週間ほどでゲートが現れるかもしれない。」
「了解。俺の方でも、魔界に行く方法…もしくは魔族を封印とか出来ないか、考えてみるよ。」
フィンは真剣な顔をして言った。
「どうにか、アルフィとセオを取り戻す方法を探しましょう?」
グレースもまた、レオンを励まそうとしていた。
「ありがとう……。」
ポツリとレオンは言った。
◇◇◇◇
――――数日後――――
「もう!こんなにポンコツになるなんて!!アルフィ早く戻ってきて!!!」
「グレース……ポンコツはひどい。」
怒るグレースをフィンが宥める。
食堂で珍しくS級メンバーで昼食を食べることになった。
ここ数日、レオンは魂を抜かれたかの如く無気力状態だった。
「……。」
「で、進展は?」
グレースがフィンに尋ねた。レオンに聞いても、わからない……と言いそうだったからだ。
「やはり、魔力妨害的なのがあるみたいで、音声はハッキリしないが、生きていることは間違いない。ゲートの警戒だけはしておこう。あと、ライリーに協力して貰って、いろいろと調べたんだが、魔界へ行く方法は今の所見つかっていない。ただ、ヤツがこっちに来たなら、捕らえる方法はありそうだ。レオン、お前の協力も必要だ。アルフィを取り戻したいんだろう?」
「……アルフィに会いたい……。」
シューンとして、レオンは答えた。
「部下に、そんな腑抜けた姿見せないでよ?なめられても知らないんだから!!じゃぁ、一旦解散!フィン、引き続き 捕らえる方法よろしくね!!レオンはセオに再度呼びかけと、ゲート警戒!」
ビシッとレオンに指差し、グレースは食器を片付けに行った───。
レオンが苛立つ。
シュウッッ…と、ヒュドラが灰のように消えていく…。
レオン、グレース、ジェイの三人でヒュドラを倒したはいいが、レオンはアルフィが連れ去られ、後悔に駆られていた。
「セオが一緒なんでしょ?連絡は?」
グレースが声をかけた。
「まだ。………気を失ってるのかも。」
S級同士はテレパシー能力があるため、デバイスが無くても連絡が可能だ。ただ、気を失っているか、魔力妨害があると、無理だろう。
「……もっと早く来れたら良かったんだけど、こっちの二人のガイディングが長くって!!」
ジロッとジェイと、リアムを見た。
「傷が多くて…すみません。」
リアムが申し訳なさそうに言う。
「いや、来てくれて助かった。セオがアルフィに付いていけたのは、グレースたちのおかげだ。……二人とも無事だといいが….。」
「とりあえず、ここを出ましょう。ゲートが閉じるわ。」
転移陣でその場を後にした。
◇◇◇◇
「て、ことはボスは倒したが、アルフィとセオが連れ去られたってことだな?」
ガイド待機地で合流したフィンが、レオンとグレースに聞いた。
「ああ。【赤い眼の悪魔】ダニエルに、おそらく魔界に連れていかれた。」
レオンが答え、グレースも頷く。
「そいつがゲートを開いてたんだろ?アルフィ狙いなら、もう こっちに来ないんじゃないか?セオは死んでるかもな。」
「笑えない冗談はよせ。………もう少し様子をみよう。セオと連絡が取れるかもしれないし、また三週間ほどでゲートが現れるかもしれない。」
「了解。俺の方でも、魔界に行く方法…もしくは魔族を封印とか出来ないか、考えてみるよ。」
フィンは真剣な顔をして言った。
「どうにか、アルフィとセオを取り戻す方法を探しましょう?」
グレースもまた、レオンを励まそうとしていた。
「ありがとう……。」
ポツリとレオンは言った。
◇◇◇◇
――――数日後――――
「もう!こんなにポンコツになるなんて!!アルフィ早く戻ってきて!!!」
「グレース……ポンコツはひどい。」
怒るグレースをフィンが宥める。
食堂で珍しくS級メンバーで昼食を食べることになった。
ここ数日、レオンは魂を抜かれたかの如く無気力状態だった。
「……。」
「で、進展は?」
グレースがフィンに尋ねた。レオンに聞いても、わからない……と言いそうだったからだ。
「やはり、魔力妨害的なのがあるみたいで、音声はハッキリしないが、生きていることは間違いない。ゲートの警戒だけはしておこう。あと、ライリーに協力して貰って、いろいろと調べたんだが、魔界へ行く方法は今の所見つかっていない。ただ、ヤツがこっちに来たなら、捕らえる方法はありそうだ。レオン、お前の協力も必要だ。アルフィを取り戻したいんだろう?」
「……アルフィに会いたい……。」
シューンとして、レオンは答えた。
「部下に、そんな腑抜けた姿見せないでよ?なめられても知らないんだから!!じゃぁ、一旦解散!フィン、引き続き 捕らえる方法よろしくね!!レオンはセオに再度呼びかけと、ゲート警戒!」
ビシッとレオンに指差し、グレースは食器を片付けに行った───。
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