【完結】私が誰だか、分かってますか?

美麗

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アスターテ皇国1

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アスターテ皇国



時の皇太子は、皇太子妃とその侍女を妾妃とし他の妃を娶ることはなかった。

皇太子妃は出産時の出血により一時病床にあったものの、ゆっくり回復していった。この後、体調にはほど問題なくなった。

だが、医師によりこれ以降の出産は難しいとされた。


やがて、皇太子は皇帝となり、皇太子妃は皇后となった。



そうして皇国では、皇后との間に生まれた男児を皇太子とした。この皇太子以降の子は妾妃との娘のみであった。


表向きアスターテ皇国では、皇帝と皇后の仲は睦まじく、皇后は妾妃を受け入れていると言われていた。



ただ、皇帝と皇后よりも皇后と妾妃の仲はより睦まじくあったとの話もある。


市井でも噂の妾妃であるが、この妾妃のことは誰にもよく分からないままだった。



しかも、残念なことではあるが、この妾妃は生まれも育ちも定かではない。

しかも、後ろ盾も何もないただの一市民であった。

この妾妃が何故、皇后の侍女となったかも全くもって不明であった。


さて、この妾妃の娘であるマリアーナ。

マリアーナはいったいどのような娘なのでしょうか…



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