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アスターテ皇国3(皇太子)
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皇太子 ヨハン=シュトラウス=アスターテ
私は、産まれた時から皇太子となることが決まっていた。
父はアスターテ皇国の皇帝であり、
母はアスターテ皇国の皇后であった。
そんな私には姉が一人いた……
私にとっては偉大なる姉、5歳上の シエナ。
私の周りにとっては、頭痛の種である皇女。
皇女シエナは何よりも自由を謳歌したいと思っていた。
その自由を愛するシエナ姉様が私にもいろいろ関わろうとしてきた。私の侍女たちは困っただろうが、そのおかげで私は喜怒哀楽なる感情を身につけることができた。
シエナ姉様は、時に淑女教育から抜け出した。そして私を誘い一緒に木に登り…
結局降りられなくて二人して護衛に助けられ…
その反省もないまま家庭教師から逃げ出し、また散歩中の私を見つけて中庭で一緒に転げ回り家庭教師に見つかって、大目玉を食らい。
そんなことがあっても全くめげない人だった。
彼女との思い出は尽きない。
それからもたくさんの驚きを私に与えてくれた。
その、姉の恋を見つめていくうちにやっと
自分と婚約者の関係の歪さに気付いたのだった。
私の婚約者であるエカリテは10歳まで、まるで人形のようだった。
彼女は喜怒哀楽を知らず、
ただ、日々を淡々とこなすだけの
まるでカラクリのような子どもだった。
そのことにやっと気づいた私が、一体どうすれば良いのかと悩んで悩んで
姉に相談しても解決には至らなかった。
そうしているうちに、実は妹に嫉妬していたらしい彼女の兄も同じことを心配していたことを知った。
そうやって、結局三人でウンウン悩んでいるうちに時間は過ぎていった。
けれどその間に、エカリテは道で孤児を拾ったらしいんだ。
その報告はもちろん受けていた。
でもそれがきっかけとなって、エカリテはゆっくり変わっていったことには流石に驚きを隠せなかった。
そうして変わっていく彼女は本当に魅力的で、私は彼女のほんの少しのはにかんだ笑みに心を奪われていった。
その彼女の微笑みにこれからもずっと彼女と共にありたいと、心から願った。
私は、産まれた時から皇太子となることが決まっていた。
父はアスターテ皇国の皇帝であり、
母はアスターテ皇国の皇后であった。
そんな私には姉が一人いた……
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私の周りにとっては、頭痛の種である皇女。
皇女シエナは何よりも自由を謳歌したいと思っていた。
その自由を愛するシエナ姉様が私にもいろいろ関わろうとしてきた。私の侍女たちは困っただろうが、そのおかげで私は喜怒哀楽なる感情を身につけることができた。
シエナ姉様は、時に淑女教育から抜け出した。そして私を誘い一緒に木に登り…
結局降りられなくて二人して護衛に助けられ…
その反省もないまま家庭教師から逃げ出し、また散歩中の私を見つけて中庭で一緒に転げ回り家庭教師に見つかって、大目玉を食らい。
そんなことがあっても全くめげない人だった。
彼女との思い出は尽きない。
それからもたくさんの驚きを私に与えてくれた。
その、姉の恋を見つめていくうちにやっと
自分と婚約者の関係の歪さに気付いたのだった。
私の婚約者であるエカリテは10歳まで、まるで人形のようだった。
彼女は喜怒哀楽を知らず、
ただ、日々を淡々とこなすだけの
まるでカラクリのような子どもだった。
そのことにやっと気づいた私が、一体どうすれば良いのかと悩んで悩んで
姉に相談しても解決には至らなかった。
そうしているうちに、実は妹に嫉妬していたらしい彼女の兄も同じことを心配していたことを知った。
そうやって、結局三人でウンウン悩んでいるうちに時間は過ぎていった。
けれどその間に、エカリテは道で孤児を拾ったらしいんだ。
その報告はもちろん受けていた。
でもそれがきっかけとなって、エカリテはゆっくり変わっていったことには流石に驚きを隠せなかった。
そうして変わっていく彼女は本当に魅力的で、私は彼女のほんの少しのはにかんだ笑みに心を奪われていった。
その彼女の微笑みにこれからもずっと彼女と共にありたいと、心から願った。
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