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本編
1:どうしてこうなった!? ※
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獣のような荒い息遣い、思考も身体も触れ合う場所全てが熱い。特に下半身はもう溶けてしまっているのかと思うほどで、もはや感覚がなかった。自慢だった銀色の長い髪は金糸で紡がれた豪華な絨毯の上に投げ出され、シミ一つない白い手には赤い手の痕がいくつも残っている。
「っはぁ、ぁっ、ヴァルッ、トッ、もうッ……っぁ、あああッ!」
「ジルヴァラッ……お前のなかッ、最高だ……ッ!」
あまりの快楽に怖くなり、逃げようとしても腰を掴まれ力ずくで引き戻される。浅黒く太い腕は引っ張っても、引っ掻こうともビクともせず、ジルヴァラの細い腰を掴んで離さない。滲む視界でもわかるほどの美しく逞しい男はいつもジルヴァラを睨みつける瞳を和らげて、まるで愛おしいものを見るような熱のこもった瞳で見つめている。
どうしてこんなことに……ッ!
快楽と困惑と後悔と。ジルヴァラは泣きながら喘いでいた。
そもそもこんなことになったのは、全部絶滅したと言われていた白竜族の青年のせいだとジルヴァラは思っている。彼は海を渡った人しかいない国に生まれたが、竜人だとわかりこの国に保護された。
ジルヴァラもその当初は絶滅したと思われていた白竜族が生き永らえていたことを素直に喜んだ。不慣れなら生活を支え、学ぶ意欲があるなら手伝おうとも思っていた。しかし彼はよりにもよって彼の面倒を見ていたジルヴァラの婚約者、金竜族のハウデンを誑かしたのである。
いつも無愛想だった顔が自然と笑みを浮かべるようになった。
会議以外でも積極的に自分から喋るようになった。
ハウデンの愛情はたった一人、婚約者のジルヴァラではなく白竜族のヴィトに向けられていた。
婚約者の立場もあり、ジルヴァラは近すぎる二人の距離について抗議した。それでもハウデンはヴィトと一緒にいたがって離れない。
ならば邪魔者自らに遠ざかってもらおうと、ジルヴァラはヴィトに様々な嫌がらせを始めた。しかしヴィトはその嫌がらせを難なく躱し、強がりなのかそうじゃないのか一切気にする様子がない。
そうしてしばらくするとハウデンもジルヴァラの嫌がらせに気づいたらしく、滅多に人前に出てこない黒竜族、その有望株であるヴァルトをヴィトの護衛として引っ張ってきた。
ヴァルトもまたヴィトに惹かれているようだった。それは出会ってすぐの彼らの距離を見れば一目瞭然である。
冗談を言い合いながら楽しそうに話をし、よく肩を組んで大きな笑い声を出していた。しかしジルヴァラが嫌味の一つでも言おうとヴィトに近づけば、ヴァルトの笑みは消え、その鋭い瞳は常にジルヴァラを睨みつける。ヴィトはそんなヴァルトの腹を肘で叩きながら諫めていたが、ヴァルトはジルヴァラを睨みつけることをやめたことはなかった。
この状況に焦ったのはジルヴァラだけではなく、ジルヴァラの父である銀竜族の長もであった。
彼は手段を選んでいられぬとジルヴァラに発情剤という、その名の通り発情した時のような状態になる薬を渡し、ハウデンと番うよう命令した。既成事実を作れということだ。
このようなことに薬の力を使うのは卑怯だと知っていても、ジルヴァラは薬に頼ろうとした。しかしハウデンとジルヴァラの仲は婚約者になった頃から少しずつ拗れていて、今では避けられるほど悪化している。ジルヴァラが茶を差し出しても素直に飲んでもらえるとは思わなかった。
ならばヴァルトを発情させ、ヴィトと番わせようと計画をたてた。ハウデンもヴァルトとヴィトが想い合えば、諦めて自分と番ってくれるかもしれないという淡い期待もあった。
ヴィトは常にヴァルトとハウデンのどちらかに護衛されていて一人きりにならない。だったらヴァルトを発情させ、その部屋にヴィトを誘い込む。これがジルヴァラの計画だった。
ヴァルトとハウデンは修練場でもはや殺し合いのようにしか見えない模擬試合をよくしていて、回復力の強い黒竜族とはいえヴァルトは生傷が絶えなかった。婚約者のしたことだから仕方なく、という体で彼の部屋に赴き滋養強壮の茶を差し出せば、ヴァルトは一瞬警戒しながらも茶を口にした。
ここでジルヴァラの計画は半分以上うまくいくはずだった。本来であれば目の前の男に犯されるのはヴィトだったはずなのに、気付けば床に引き倒されて服を剥かれ、犯されているのはジルヴァラだった。薬の効き目が聞いていたよりもずっと早く、ヴィトを誘い込むスキもなかった。
「あぅ、ぁッ……ヴァルトッ、もぉ……抜いてくれッ……!」
「ジルッ、ジル、綺麗だッ、ッハァ……イくッ!!!」
ブルリと体を震わせヴァルトはジルヴァラの中に何度目かもわからない精を吐き出す。感覚もなくなるほど腰を打ち付けられ、苦しいのに気持ち良くて甲高い声が喉から溢れた。頭がおかしくなりそうだ。もう嫌だと暴れても、竜人の中でも戦闘力がズバ抜けて高い黒竜族に勝てるはずもない。
「んっ、んぅ」
「甘ぇな……」
口付けられ、舌を吸われるとジルヴァラの思考も体も痺れてしまいそうだった。もう感覚もない腰を揺らそうとすれば、ヴァルトの性器が当然のようにジルヴァラの中へと押し入ってくる。ヴァルトの少し癖のある長い髪は見た目よりもさらさらしていて、その髪を引っ張るとヴァルトは顔をあげ、ジルヴァラの首筋や鎖骨にキスを落としていった。
「ヴァルトッ、もッ……」
「イキそうか? いいぞ……何度でもイかしてやるッ……!」
低く色気のある声はジルヴァラの腰に甘く響く。耳元で喋られるとそれだけで射精してしまいそうだ。汗が滴るチョコレート色の肌の下、見るだけでもわかる筋肉は雄々しく、ジルヴァラの細い腕と比べて二回りは太かった。
イくっ、イくっ、とうわ言のように繰り返し、ジルヴァラは足先まで弛緩させ自分の腹に白濁を零した。意識が飽和した状態で唇を吸われれば、ジルヴァラは唇を押し付けて拙いキスを返す。口付けが深くなっていくと再び身体が熱くなり、もう感覚もないほど抱き合っているのに、まだ足りないと思ってしまう。
「ヴァルト、ヴィトが一人で歩いていたぞ。ちゃんと護衛をし……」
ヴァルトが再び腰を動かそうとしたタイミングで、ノックもなく扉が開く。やって来たのは金髪の美丈夫だった。金竜族のハウデン、ジルヴァラが番いたくて仕方なかった男である。その後ろにはヴィトの白い髪が見え「え? 何? どしたの?」と困惑するような声が聞こえた。ハウデンは灰にも翠にも見える虹彩異色症の瞳を瞬かせた後、眉間を指先で押さえる。
「……すまない」
短く一言謝ると静かに扉は閉められた。シンと先程よりもずっと静かになった部屋で、ヌチュ、といういやらしい音がやけに大きく聞こえる。あぁそういえばここは金竜族の本拠地、その城の一室であったなとどこか冷静なジルヴァラの頭が現状を理解していた。
「……もう一回いいか?」
ジルヴァラの返事を聞かずに腰を動かし始めたヴァルトの空気の読めなさと、ハウデンに見られたショックに耐えられず、ジルヴァラはそのまま気を失った。
「っはぁ、ぁっ、ヴァルッ、トッ、もうッ……っぁ、あああッ!」
「ジルヴァラッ……お前のなかッ、最高だ……ッ!」
あまりの快楽に怖くなり、逃げようとしても腰を掴まれ力ずくで引き戻される。浅黒く太い腕は引っ張っても、引っ掻こうともビクともせず、ジルヴァラの細い腰を掴んで離さない。滲む視界でもわかるほどの美しく逞しい男はいつもジルヴァラを睨みつける瞳を和らげて、まるで愛おしいものを見るような熱のこもった瞳で見つめている。
どうしてこんなことに……ッ!
快楽と困惑と後悔と。ジルヴァラは泣きながら喘いでいた。
そもそもこんなことになったのは、全部絶滅したと言われていた白竜族の青年のせいだとジルヴァラは思っている。彼は海を渡った人しかいない国に生まれたが、竜人だとわかりこの国に保護された。
ジルヴァラもその当初は絶滅したと思われていた白竜族が生き永らえていたことを素直に喜んだ。不慣れなら生活を支え、学ぶ意欲があるなら手伝おうとも思っていた。しかし彼はよりにもよって彼の面倒を見ていたジルヴァラの婚約者、金竜族のハウデンを誑かしたのである。
いつも無愛想だった顔が自然と笑みを浮かべるようになった。
会議以外でも積極的に自分から喋るようになった。
ハウデンの愛情はたった一人、婚約者のジルヴァラではなく白竜族のヴィトに向けられていた。
婚約者の立場もあり、ジルヴァラは近すぎる二人の距離について抗議した。それでもハウデンはヴィトと一緒にいたがって離れない。
ならば邪魔者自らに遠ざかってもらおうと、ジルヴァラはヴィトに様々な嫌がらせを始めた。しかしヴィトはその嫌がらせを難なく躱し、強がりなのかそうじゃないのか一切気にする様子がない。
そうしてしばらくするとハウデンもジルヴァラの嫌がらせに気づいたらしく、滅多に人前に出てこない黒竜族、その有望株であるヴァルトをヴィトの護衛として引っ張ってきた。
ヴァルトもまたヴィトに惹かれているようだった。それは出会ってすぐの彼らの距離を見れば一目瞭然である。
冗談を言い合いながら楽しそうに話をし、よく肩を組んで大きな笑い声を出していた。しかしジルヴァラが嫌味の一つでも言おうとヴィトに近づけば、ヴァルトの笑みは消え、その鋭い瞳は常にジルヴァラを睨みつける。ヴィトはそんなヴァルトの腹を肘で叩きながら諫めていたが、ヴァルトはジルヴァラを睨みつけることをやめたことはなかった。
この状況に焦ったのはジルヴァラだけではなく、ジルヴァラの父である銀竜族の長もであった。
彼は手段を選んでいられぬとジルヴァラに発情剤という、その名の通り発情した時のような状態になる薬を渡し、ハウデンと番うよう命令した。既成事実を作れということだ。
このようなことに薬の力を使うのは卑怯だと知っていても、ジルヴァラは薬に頼ろうとした。しかしハウデンとジルヴァラの仲は婚約者になった頃から少しずつ拗れていて、今では避けられるほど悪化している。ジルヴァラが茶を差し出しても素直に飲んでもらえるとは思わなかった。
ならばヴァルトを発情させ、ヴィトと番わせようと計画をたてた。ハウデンもヴァルトとヴィトが想い合えば、諦めて自分と番ってくれるかもしれないという淡い期待もあった。
ヴィトは常にヴァルトとハウデンのどちらかに護衛されていて一人きりにならない。だったらヴァルトを発情させ、その部屋にヴィトを誘い込む。これがジルヴァラの計画だった。
ヴァルトとハウデンは修練場でもはや殺し合いのようにしか見えない模擬試合をよくしていて、回復力の強い黒竜族とはいえヴァルトは生傷が絶えなかった。婚約者のしたことだから仕方なく、という体で彼の部屋に赴き滋養強壮の茶を差し出せば、ヴァルトは一瞬警戒しながらも茶を口にした。
ここでジルヴァラの計画は半分以上うまくいくはずだった。本来であれば目の前の男に犯されるのはヴィトだったはずなのに、気付けば床に引き倒されて服を剥かれ、犯されているのはジルヴァラだった。薬の効き目が聞いていたよりもずっと早く、ヴィトを誘い込むスキもなかった。
「あぅ、ぁッ……ヴァルトッ、もぉ……抜いてくれッ……!」
「ジルッ、ジル、綺麗だッ、ッハァ……イくッ!!!」
ブルリと体を震わせヴァルトはジルヴァラの中に何度目かもわからない精を吐き出す。感覚もなくなるほど腰を打ち付けられ、苦しいのに気持ち良くて甲高い声が喉から溢れた。頭がおかしくなりそうだ。もう嫌だと暴れても、竜人の中でも戦闘力がズバ抜けて高い黒竜族に勝てるはずもない。
「んっ、んぅ」
「甘ぇな……」
口付けられ、舌を吸われるとジルヴァラの思考も体も痺れてしまいそうだった。もう感覚もない腰を揺らそうとすれば、ヴァルトの性器が当然のようにジルヴァラの中へと押し入ってくる。ヴァルトの少し癖のある長い髪は見た目よりもさらさらしていて、その髪を引っ張るとヴァルトは顔をあげ、ジルヴァラの首筋や鎖骨にキスを落としていった。
「ヴァルトッ、もッ……」
「イキそうか? いいぞ……何度でもイかしてやるッ……!」
低く色気のある声はジルヴァラの腰に甘く響く。耳元で喋られるとそれだけで射精してしまいそうだ。汗が滴るチョコレート色の肌の下、見るだけでもわかる筋肉は雄々しく、ジルヴァラの細い腕と比べて二回りは太かった。
イくっ、イくっ、とうわ言のように繰り返し、ジルヴァラは足先まで弛緩させ自分の腹に白濁を零した。意識が飽和した状態で唇を吸われれば、ジルヴァラは唇を押し付けて拙いキスを返す。口付けが深くなっていくと再び身体が熱くなり、もう感覚もないほど抱き合っているのに、まだ足りないと思ってしまう。
「ヴァルト、ヴィトが一人で歩いていたぞ。ちゃんと護衛をし……」
ヴァルトが再び腰を動かそうとしたタイミングで、ノックもなく扉が開く。やって来たのは金髪の美丈夫だった。金竜族のハウデン、ジルヴァラが番いたくて仕方なかった男である。その後ろにはヴィトの白い髪が見え「え? 何? どしたの?」と困惑するような声が聞こえた。ハウデンは灰にも翠にも見える虹彩異色症の瞳を瞬かせた後、眉間を指先で押さえる。
「……すまない」
短く一言謝ると静かに扉は閉められた。シンと先程よりもずっと静かになった部屋で、ヌチュ、といういやらしい音がやけに大きく聞こえる。あぁそういえばここは金竜族の本拠地、その城の一室であったなとどこか冷静なジルヴァラの頭が現状を理解していた。
「……もう一回いいか?」
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