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ダンの思い
勾留中のダンは世話係から手紙を受け取った。
ロイからだった。
検閲があるので当たり障りのない内容だが、その中にマーガレットがチビとやりとりして楽しんでいる。と書かれてあった。
検閲した職員は何の話か変わらないだろうが、ダンはすぐ理解した。
リリアの魔力を注がれたマーガレットなら精霊とのやりとりは不可能ではない。
さすがマーガレットだ。リリア以上に魔力に磨きをかけている。
「けっ。あのババア、やっぱり化け物だぜ。チビもややこしい奴とやりとりすることになって大変だな。」
そばにいた精霊に話しかける。
精霊はダンの肩に乗りにっこり笑う。
「ああ、そうか、お前あいつが真っ黒でも割とあの化け物ババアのこと好きだったな。
そうかそうか。」
そのやりとりを世話係は神々しい光景として見惚れていた。
「おい、お前。」
肩に精霊を乗せたダンが世話係に声をかける。
「は、はい。何でしょうか?」ダンに声をかけられ世話係がビクビクしながら答える。
「いちいちビクビクすんな。オレの裁判の日程は決まったのか?」
「い、いえ。まだ決まっておりません。ろ、論点があなた様の罪状を決めるだけでは終わらせないようにと色々な方面からあ、圧がかかっているようで、準備期間もひ、必要なようです…。」
世話係は暗い顔で話す。
「まあ、そうだろうな。この機会にお嬢ちゃんを潰そうと考えているだろうしな。
修道院の薬草もかっさらって行くだろうな。あいつらの考えることだ。
ろくな事じゃねえ。けっ。」
「なあ、お前はこの先ずっと教会の人間でいるのか?」
「わ、我ですか?われは…。」世話係は回答に困る。
ダンに出会ってから自分の価値観が大きく変わってしまったからだ。
教会や司教への敬意は大きく崩れてしまった。
自分の信じる道が閉ざされてしまっている。
何を信じて良いか全く分からない。
しかも、自分には記録玉を作る特異な能力しかない。
それを仕事にしたいとは思わない。
かといって何かに秀でた能力も持ち合わせていない。
要領も悪いし物覚えも悪いのは自覚している。
今はダンの世話と心配をしつつ、ただただ時間が流れているだけだった。
ロイからだった。
検閲があるので当たり障りのない内容だが、その中にマーガレットがチビとやりとりして楽しんでいる。と書かれてあった。
検閲した職員は何の話か変わらないだろうが、ダンはすぐ理解した。
リリアの魔力を注がれたマーガレットなら精霊とのやりとりは不可能ではない。
さすがマーガレットだ。リリア以上に魔力に磨きをかけている。
「けっ。あのババア、やっぱり化け物だぜ。チビもややこしい奴とやりとりすることになって大変だな。」
そばにいた精霊に話しかける。
精霊はダンの肩に乗りにっこり笑う。
「ああ、そうか、お前あいつが真っ黒でも割とあの化け物ババアのこと好きだったな。
そうかそうか。」
そのやりとりを世話係は神々しい光景として見惚れていた。
「おい、お前。」
肩に精霊を乗せたダンが世話係に声をかける。
「は、はい。何でしょうか?」ダンに声をかけられ世話係がビクビクしながら答える。
「いちいちビクビクすんな。オレの裁判の日程は決まったのか?」
「い、いえ。まだ決まっておりません。ろ、論点があなた様の罪状を決めるだけでは終わらせないようにと色々な方面からあ、圧がかかっているようで、準備期間もひ、必要なようです…。」
世話係は暗い顔で話す。
「まあ、そうだろうな。この機会にお嬢ちゃんを潰そうと考えているだろうしな。
修道院の薬草もかっさらって行くだろうな。あいつらの考えることだ。
ろくな事じゃねえ。けっ。」
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今はダンの世話と心配をしつつ、ただただ時間が流れているだけだった。
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