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第1章 彼女の言葉はわからない
日々どうでもいいことばかり 2
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ティトーヴァは、カサンドラが去ったあと、不可解な気分で私室に戻っていた。
目の前には豪勢な夕食が並んでいる。
1人であれば、わざわざ食堂に行く必要はない。
そのため、自室での食事としたのだ。
「なにか気になっておられるのですか?」
声をかけてきたのは、銀の髪と緑の瞳を持つ同世代の男。
ティトーヴァの最側近である、ベンジャミン・サレス。
ヴァルキアス帝国直属の公爵家サレスの次男だ。
ティトーヴァとは、幼い頃からつきあいがある。
ともに教育を受けたこともあり、親しい間柄ではあるが、ティトーヴァが正式な皇太子となってからは、上下の関係となっていた。
「わかっているくせに聞くな」
小さくにらんでも、ベンジャミンは気にした様子もない。
緑色の細い目を、さらに少しだけ細め、視線を外しただけだ。
ティトーヴァの肩までもない髪とは違い、後ろでひとまとめにした肩下まである長い銀髪を揺らしもせずにいる。
ベンジャミンは、この長髪について「古の文化の尊重だ」などと言っていたが、ティトーヴァは、いささかも信じていない。
単に、官僚然とした格好をしたくないだけだと、わかっている。
昔から、細い体躯で大人しそうな外見にはそぐわない性格だと感じていた。
「では、言い換えましょう。“なにが”気になっておられるのですか?」
ベンジャミンが「なにか」を「なにが」に切り替えてくる。
つまり、気になることがあるのかという問いから、気にしている理由はなにか、という問いに、内容を変えたのだ。
ティトーヴァは、並べられた夕食を、じっと見つめる。
私室は広く、用途別にいくつもの専用部屋があった。
今いるのは、私室の中でも食事を主の目的とする部屋だ。
ほとんどの場合、ティトーヴァは、ここで食事をする。
カサンドラとの月に1度の「顔合わせ」の日以外は。
カサンドラが皇宮で暮らすようになって2年が経つ。
合計24回、今日は25回目となる日だ。
これまで、変わったことはなにもなかった。
ティトーヴァが声をかけ、カサンドラが答える。
内容は、いつも同じ。
「あの女が、断ったのは初めてだ」
会話はないものの、2人で夕食をすませるのが決まりのようになっていた。
定例の「顔合わせ」の一連の流れは、夕食で締めくくられる。
カサンドラがどう思っていたのかは知らない。
だが、この流れが断ち切られたことはなかった。
むしろ、まともな会話もしないのに、彼女は、ティトーヴァとの「顔合わせ」を楽しみにしていたように思う。
ありふれた銅色の瞳には、わずかな期待が漂っていた。
ティトーヴァは、皇帝になるための教育を受けている。
作り物の表情か否かくらい、簡単に読み取れるのだ。
(今日は違っていた……)
なんの期待もない眼差しと口調。
24回目までは確かに感じ取れていた、ティトーヴァに対する肯定的な感情が、いっさいなかった。
恋愛感情を持たれても鬱陶しいが、急に豹変されると、それはそれで気になる。
「殿下には無関係、いえ、好都合でしょうが、彼女は母親を亡くしたばかりです」
ベンジャミンに言われて、思い出した。
カサンドラの母、現皇帝の妻であった皇后フェリシアが亡くなったのは半月前のことだ。
「母親が死んで間もないのですから、食欲を失くしても不思議ではありません」
「確かにな」
ベンジャミンの言葉にうなずく。
ティトーヴァにとっては憎しみの対象でしかない女であっても、カサンドラには母であり、たった1人の肉親だ。
半月で、悲しみを忘れられはしないだろう。
ティトーヴァの中にあった不可解さが、スッと消える。
気にするほどのことではなかったと、ひとまず納得したからだ。
カサンドラの心境に変化があったのなら、注視する必要があると考えていた。
なにか企んでいるとも限らない。
なにしろ、カサンドラは、あのフェリシアの娘なのだから。
「帝国にとって皇后の死は喜ばしいことですが」
「ベンジー……」
ティトーヴァは、臣下でありながらも、ベンジャミンを友としている。
昔ながらの愛称呼びをやめる気もなかった。
それだけ近しい関係だと周囲に知らしめることも必要だ。
ベンジャミンが侮られずにすむ。
「そう思っているのは私だけではありません。意見を同じくする者が、少なくない数いるでしょう」
ティトーヴァも同意見であり、否定はしない。
とはいえ、皇帝である父が皇后とした女だ。
内心を隠し、本音は晒さないようにしている。
父の不興をかうのも本意ではなかったし。
「これで、元の陛下に戻ってくださればいいですね」
その言葉に、ティトーヴァは半分肯定、半分否定といった気分になった。
現皇帝キリヴァン・ヴァルキアは非情な王だ。
だからこそ、帝国を築き上げられたとも言える。
強い意志と高い統率力、知略に富み、それを実行し得る冷徹さを持っていた。
15歳の頃から戦場に出て、25歳になる頃には、大半の国を征服している。
「ラーザがなくなれば父の憂いは晴れると思ったが、そうはならなかった」
ラーザは、東にある小さな国だ。
帝国に最後まで抵抗した国として知られていた。
今は、名も残ってはおらず、9つの属国よりも下位に属している。
最近まで元ラーザ国民は、ウェルキアス帝国で奴隷のような扱いを受けていた。
まともな職には就けず、各国の民がやりたがらない仕事しか与えられず。
ティトーヴァが、17歳でラーザを亡ぼして以来のことだ。
フェリシアは20歳まで、そのラーザ国の女王だった。
当時、帝国の領土拡大を推し進めていた父と出会ったのは、その頃らしい。
「俺の成したことにも、母上のことも、父上は関心を示さないどころか……」
ティトーヴァは、きゅっと眉を吊り上げる。
経緯はともかく、戦時中、父はフェリシアに入れ上げてしまったのだ。
ラーザ征服を切り上げ、フェリシアを皇后として迎え入れるため帝国に戻った。
その間に、フェリシアは別の男と関係を持ち、姿をくらましている。
父は裏切られたのだ。
にもかかわらず、結局、ラーザは征服されずに放置された。
あたかも独立国のような扱いを受けるラーザ国を、ティトーヴァは看過できず、帝国民と属国を味方に、戦争をしかけた。
そして、女王不在のラーザ国を、あっという間に滅したのだ。
もっともラーザの民は、ティトーヴァの到着前には、散り散りに逃げてしまっていたので「滅ぼした」というには語弊があるのだけれど、それはともかく。
あの時、ティトーヴァは思った。
(あの女への未練を断ち切って、母上を皇后に迎えてくれると考えた。俺のことも認めざるを得ないだろうと……)
愚かなのは、自分か父か。
ラーザが亡んでも、父は変わらなかった。
側室だったティトーヴァの母を皇后にすることもなく、彼の能力を認めることもなく、冷たくあしらっただけだ。
ひどく迷惑なことをした、と言わんばかりに。
それで、ティトーヴァは悟った。
自分がなにを成そうと、父に認められることはない。
父は、母のこともティトーヴァのことも愛さないのだと思い知った。
だから、諦めている。
父と呼んではいても、ティトーヴァにとって父は、もはや父ではなく、国を統治する皇帝に過ぎない。
ティトーヴァの母ネルウィスタは、永遠に皇后にはなれない我が身を嘆き、自ら命を絶っている。
「生きていればこその話ですよ、殿下。希望があれば、縋りつくのが人というものです。ですが、あの女は死にました。手がとどかないとなれば、陛下も諦めをつけられるでしょう」
「どうだかな。この2年の腑抜けたざまが改まれば良いが、期待はできん」
隠れ潜んで暮らしていたらしいフェリシアを、どうやってか見つけ出し、父は、皇宮に連れて来た。
あげく、それまで誰もつくことのなかった皇后の座につかせたのだ。
そして、フェリシアの連れ子だったカサンドラを、あろうことかティトーヴァの婚約者とした。
カサンドラの父について聞いたことはない。
興味もなかったが、それ以上に腹立たしかったからだ。
後ろ盾のない娘を想ってというより自らの保身のため、フェリシアが父を唆したのだと、彼は思っている。
目の前には豪勢な夕食が並んでいる。
1人であれば、わざわざ食堂に行く必要はない。
そのため、自室での食事としたのだ。
「なにか気になっておられるのですか?」
声をかけてきたのは、銀の髪と緑の瞳を持つ同世代の男。
ティトーヴァの最側近である、ベンジャミン・サレス。
ヴァルキアス帝国直属の公爵家サレスの次男だ。
ティトーヴァとは、幼い頃からつきあいがある。
ともに教育を受けたこともあり、親しい間柄ではあるが、ティトーヴァが正式な皇太子となってからは、上下の関係となっていた。
「わかっているくせに聞くな」
小さくにらんでも、ベンジャミンは気にした様子もない。
緑色の細い目を、さらに少しだけ細め、視線を外しただけだ。
ティトーヴァの肩までもない髪とは違い、後ろでひとまとめにした肩下まである長い銀髪を揺らしもせずにいる。
ベンジャミンは、この長髪について「古の文化の尊重だ」などと言っていたが、ティトーヴァは、いささかも信じていない。
単に、官僚然とした格好をしたくないだけだと、わかっている。
昔から、細い体躯で大人しそうな外見にはそぐわない性格だと感じていた。
「では、言い換えましょう。“なにが”気になっておられるのですか?」
ベンジャミンが「なにか」を「なにが」に切り替えてくる。
つまり、気になることがあるのかという問いから、気にしている理由はなにか、という問いに、内容を変えたのだ。
ティトーヴァは、並べられた夕食を、じっと見つめる。
私室は広く、用途別にいくつもの専用部屋があった。
今いるのは、私室の中でも食事を主の目的とする部屋だ。
ほとんどの場合、ティトーヴァは、ここで食事をする。
カサンドラとの月に1度の「顔合わせ」の日以外は。
カサンドラが皇宮で暮らすようになって2年が経つ。
合計24回、今日は25回目となる日だ。
これまで、変わったことはなにもなかった。
ティトーヴァが声をかけ、カサンドラが答える。
内容は、いつも同じ。
「あの女が、断ったのは初めてだ」
会話はないものの、2人で夕食をすませるのが決まりのようになっていた。
定例の「顔合わせ」の一連の流れは、夕食で締めくくられる。
カサンドラがどう思っていたのかは知らない。
だが、この流れが断ち切られたことはなかった。
むしろ、まともな会話もしないのに、彼女は、ティトーヴァとの「顔合わせ」を楽しみにしていたように思う。
ありふれた銅色の瞳には、わずかな期待が漂っていた。
ティトーヴァは、皇帝になるための教育を受けている。
作り物の表情か否かくらい、簡単に読み取れるのだ。
(今日は違っていた……)
なんの期待もない眼差しと口調。
24回目までは確かに感じ取れていた、ティトーヴァに対する肯定的な感情が、いっさいなかった。
恋愛感情を持たれても鬱陶しいが、急に豹変されると、それはそれで気になる。
「殿下には無関係、いえ、好都合でしょうが、彼女は母親を亡くしたばかりです」
ベンジャミンに言われて、思い出した。
カサンドラの母、現皇帝の妻であった皇后フェリシアが亡くなったのは半月前のことだ。
「母親が死んで間もないのですから、食欲を失くしても不思議ではありません」
「確かにな」
ベンジャミンの言葉にうなずく。
ティトーヴァにとっては憎しみの対象でしかない女であっても、カサンドラには母であり、たった1人の肉親だ。
半月で、悲しみを忘れられはしないだろう。
ティトーヴァの中にあった不可解さが、スッと消える。
気にするほどのことではなかったと、ひとまず納得したからだ。
カサンドラの心境に変化があったのなら、注視する必要があると考えていた。
なにか企んでいるとも限らない。
なにしろ、カサンドラは、あのフェリシアの娘なのだから。
「帝国にとって皇后の死は喜ばしいことですが」
「ベンジー……」
ティトーヴァは、臣下でありながらも、ベンジャミンを友としている。
昔ながらの愛称呼びをやめる気もなかった。
それだけ近しい関係だと周囲に知らしめることも必要だ。
ベンジャミンが侮られずにすむ。
「そう思っているのは私だけではありません。意見を同じくする者が、少なくない数いるでしょう」
ティトーヴァも同意見であり、否定はしない。
とはいえ、皇帝である父が皇后とした女だ。
内心を隠し、本音は晒さないようにしている。
父の不興をかうのも本意ではなかったし。
「これで、元の陛下に戻ってくださればいいですね」
その言葉に、ティトーヴァは半分肯定、半分否定といった気分になった。
現皇帝キリヴァン・ヴァルキアは非情な王だ。
だからこそ、帝国を築き上げられたとも言える。
強い意志と高い統率力、知略に富み、それを実行し得る冷徹さを持っていた。
15歳の頃から戦場に出て、25歳になる頃には、大半の国を征服している。
「ラーザがなくなれば父の憂いは晴れると思ったが、そうはならなかった」
ラーザは、東にある小さな国だ。
帝国に最後まで抵抗した国として知られていた。
今は、名も残ってはおらず、9つの属国よりも下位に属している。
最近まで元ラーザ国民は、ウェルキアス帝国で奴隷のような扱いを受けていた。
まともな職には就けず、各国の民がやりたがらない仕事しか与えられず。
ティトーヴァが、17歳でラーザを亡ぼして以来のことだ。
フェリシアは20歳まで、そのラーザ国の女王だった。
当時、帝国の領土拡大を推し進めていた父と出会ったのは、その頃らしい。
「俺の成したことにも、母上のことも、父上は関心を示さないどころか……」
ティトーヴァは、きゅっと眉を吊り上げる。
経緯はともかく、戦時中、父はフェリシアに入れ上げてしまったのだ。
ラーザ征服を切り上げ、フェリシアを皇后として迎え入れるため帝国に戻った。
その間に、フェリシアは別の男と関係を持ち、姿をくらましている。
父は裏切られたのだ。
にもかかわらず、結局、ラーザは征服されずに放置された。
あたかも独立国のような扱いを受けるラーザ国を、ティトーヴァは看過できず、帝国民と属国を味方に、戦争をしかけた。
そして、女王不在のラーザ国を、あっという間に滅したのだ。
もっともラーザの民は、ティトーヴァの到着前には、散り散りに逃げてしまっていたので「滅ぼした」というには語弊があるのだけれど、それはともかく。
あの時、ティトーヴァは思った。
(あの女への未練を断ち切って、母上を皇后に迎えてくれると考えた。俺のことも認めざるを得ないだろうと……)
愚かなのは、自分か父か。
ラーザが亡んでも、父は変わらなかった。
側室だったティトーヴァの母を皇后にすることもなく、彼の能力を認めることもなく、冷たくあしらっただけだ。
ひどく迷惑なことをした、と言わんばかりに。
それで、ティトーヴァは悟った。
自分がなにを成そうと、父に認められることはない。
父は、母のこともティトーヴァのことも愛さないのだと思い知った。
だから、諦めている。
父と呼んではいても、ティトーヴァにとって父は、もはや父ではなく、国を統治する皇帝に過ぎない。
ティトーヴァの母ネルウィスタは、永遠に皇后にはなれない我が身を嘆き、自ら命を絶っている。
「生きていればこその話ですよ、殿下。希望があれば、縋りつくのが人というものです。ですが、あの女は死にました。手がとどかないとなれば、陛下も諦めをつけられるでしょう」
「どうだかな。この2年の腑抜けたざまが改まれば良いが、期待はできん」
隠れ潜んで暮らしていたらしいフェリシアを、どうやってか見つけ出し、父は、皇宮に連れて来た。
あげく、それまで誰もつくことのなかった皇后の座につかせたのだ。
そして、フェリシアの連れ子だったカサンドラを、あろうことかティトーヴァの婚約者とした。
カサンドラの父について聞いたことはない。
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