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第2章 黒い風と金のいと
王子様の頭痛の種 1
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「どうして、そのようなことになっておるのだ」
ユージーンは「久しぶり」の執務室で、イスに深く腰を下ろしている。
机の上に、山と積まれ、今にも崩れそうな報告書の束があった。
過去のものは後回しにし、先に最近のものから目を通している。
最も、直近の報告書が机に放り出されていた。
最後まで読みはしたものの、納得できずにいる。
「あれは……俺がまねいた事態ではないか」
報告書には、レティシアを攫った件についての概要が書かれていた。
そこには、ユージーンの名はいっさい出てこない。
記述として「王太子」や「副魔術師長」との文字はあるが、それはユージーンやサイラスを指してはいないのだ。
「殿下、それがそうとも言い切れないのですよ」
サイラスは、いつものように微笑んでいる。
その穏やかな表情を見ると、やはり罪悪感に胸が痛んだ。
レティシアを攫うのとは違うやり方があったかもしれないし、それを自分が提案できていたら、と思う。
初めての感情に混乱し、浮足立った自分のせいで、サイラスを無用に巻き込んでしまったのを、申し訳なく感じていた。
「しかし……アンバス侯爵は、あの城の持ち主であったというだけなのだろ?」
「いいえ。これは、私も知らずにいたことなのですが、彼はザカリー王子を擁立しようと、画策をしていたらしいのです」
「ザカリーを?」
眉をひそめるユージーンに、サイラスがうなずいてみせた。
ザカリーに王位継承の芽がないことは、周知の事実だ。
とはいえ、ザカリーを持ち上げようとする者も、中にはいる。
ごく少数ではあるものの、まったくいない、とは言えない。
王宮内では、いつだって少なからず派閥争いが生じるのだ。
現国王、ユージーンの父が即位に至るまでも、そうだった。
そもそも、父が平民の女と恋をしたのも、第2王子の気楽さからだったかもしれない。
父は即位する予定になかったのだ。
当時の国王、ユージーンの祖父には、男子が3人、女子4人という7人の子がいた。
王位継承筆頭は、当然に第1王子だ。
周囲も、そう思っていたのだが、彼は30を過ぎても正妃を娶らなかった。
正妃を娶らなければ正当な王位継承権が得られない。
周囲は、3人の王太子の誰を推すかで派閥争いをし始めたのだ。
が、そうこうしている内に、なんと第1王子が出奔してしまった。
ほうぼう探し回ったが、結局、見つからず、王位継承権1位の座に父は押し上げられている。
父が30歳の時のことだ。
しかし、これまた父も正妃を娶らない。
娶るならば平民の出の女だと主張をし続けた。
さりとて、周囲の反対を押し切ることもできないまま、その女は死んでいる。
その後、ユージーンの母を娶るまでに十年。
正妃を娶った年に即位した。
その年の終わりにユージーンは生まれたわけだが、その翌年、祖父は71歳で、この世を去っている。
つまり、父が即位を引き延ばしたため、祖父は70歳まで国王で居続けなければならなかったのだ。
父が即位するまでの十年にも、第3王子を擁立しようとする者たちの存在により、派閥争いが起きている。
が、第3王子は若い頃の放蕩が祟ったのか、35歳を越えた頃から病気がちになり、結果、いつしか、その動きは消えてしまった。
おそらく、派閥争いの当事者であった父は、派閥争いに嫌気がさしており、そうしたものからザカリーを遠ざけようと、王位を継がせる気はないと明言しているのだろう。
弟は父に愛されているから。
結局のところ、派閥争いは「正当な王位継承権」を持つ者がいない間に、生じる。
ユージーンで決定されているとはいえ、先のことはわからない。
決定打が打たれるまでは、予定は未定。
どこで引っ繰り返るとも知れないのだ。
貴族たちは、その不安定さに耐えられないのだろう。
自分がどちらに着くべきなのかで迷う。
その迷いの行き着く先が派閥争いだった。
(俺が、さっさと正妃を娶っておれば、ザカリーの擁立など、誰も考えはしなかったのだろうがな)
国の平和と安寧。
そのために国王は存在する。
わかっていたはずなのに、ユージーンは己の責務に徹しきれずにいた。
背負った重責と義務を、明確に意識してから17年間の自分を否定しようとしている。
具体的に、何かが見えているわけでもないが、何か別の道があるのではないかと考えてしまうのだ。
レティシアと笑って過ごせる、そんな未来へと続く道が。
たった1人の女に振り回されている。
そんな自分が嘆かわしいと感じるし、厭わしくもある。
けれど、切り捨てられない。
「殿下」
「……だが、それと、あれを攫ったのは、話が違うのではないか?」
「私は、確かにアンバス侯爵に城を借り受けました。ですが、それを彼は利用したのです。レスター・フェノインに彼女を殺させようとしていたのですから」
「レティシアを?」
サイラスが、深刻そうにうなずいた。
あの城がエッテルハイムの城だと、ユージーンは後から知らされている。
即移で気を失い、気づいたら城の中だった。
サイラスからは事前にどこへ転移するのか、聞いていなかったのだ。
ユージーンは、サイラスを信頼している。
自分がすべきことのみ聞いておけば、それでいいと考えていた。
「彼女だけではありませんよ。殿下のことも殺そうと企んでいたのです」
レスターについて知っているのは、通り一遍のことだけだ。
女性を好んで甚振り殺す狂人で、大公があの城に幽閉したとの記述をどこかで読んだ記憶がある。
もし、自分と彼女が折り良いことになっていたら、危うかったかもしれない。
ベッドで睦み合っている最中に襲われれば、抵抗する間もなく、命を取られていただろう。
それより、なにより、自分では彼女を守れなかった。
ユージーンは、きゅっと唇を横に引き結ぶ。
(俺には、大公のような力はない。騎士ならまだしも、魔術師相手に戦うすべを持たん)
剣でのやり合いなら、ユージーンにも分があった。
自分の身を守るためにも、腕は磨いてきている。
が、魔術師相手となると、からきしだ。
王宮魔術師がいるし、サイラスだっている。
どの道、下級魔術師程度の魔力しかないのだからと考え、魔術など必要最低限しか覚えていなかった。
「ですから、殿下。殿下が、お気に病まれることは、いささかもございません」
「……そうか」
なんとなく納得しかねる部分もあったが、できることもないのだ。
レティシアを狙ったというところは、見過ごしにできないことでもある。
自分が咎めを受けないように、サイラスも手を尽くしてくれたのだろうし。
(やむを得まい……俺が、あれこれ言ったところで場を混乱させるだけだ)
ユージーンが、己の罪を白状しても、アンバス侯爵の罪は軽くはならない。
むしろ、ユージーンに対して責めを負わせるべきかで、採択する側を戸惑わせる。
それに、王位をザカリーが継ぐことになれば、それこそアンバス侯爵の思うところとなってしまう。
「宰相は……なんと言っている?」
アイザック・ローエルハイドは、レティシアの父親だ。
娘が攫われて黙っているはずはなかった。
とくに、首謀者に心当たりがあるとなれば。
「私のところに怒鳴りこんできましたよ。とはいえ、確たるものはありませんし、彼1人が騒ぎたてても、どうにもなりはしません」
こういう諍いが生じた場合、裁判を提案することになるのだが、そのためには、ある程度の確実性が求められる。
でなければ、私戦だ。
要は、復讐なのだが、これはとてもややこしい。
一般の貴族同士であっても、家同士の応酬となるため、被害は甚大になる。
王宮と宰相勤めの公爵家との私戦など、聞いたことも起きたこともなかった。
規模が大き過ぎて、ある意味、内乱とも言える状態となるだろう。
それでも私戦を実行するのならば、宰相の任を辞する必要がある。
「彼は、宰相を辞しておらぬのだな?」
「ええ。当初は、そんなことをのたまわっておりましたが、考えを改めたのか、今は口を噤んでおります」
おそらく父に引き止められたのだろうとの予想はついた。
大公の息子が王宮を辞すれば、国の乱れに繋がる。
さすがに、それは宰相も望むところではないだろう。
(黒髪、黒眼の娘が、俺の正妃となれば、すべて丸く収まるのだがな……)
正妃が紛れもなく大公の血筋なら、宰相がおらずともかまわないのだ。
国として大きな抑止力を持つことで、国民も納得する。
ユージーンがレティシアにこだわっていた理由も、当初はそこにあった。
国の平和と安寧のために国王は存在する。
だが、今はそのためにレティシアを望んでいるのではない。
ただただ彼女と一緒にいたいだけだった。
いつしかユージーンは、責任も義務も放り出したいと思うようになっている。
ユージーンは「久しぶり」の執務室で、イスに深く腰を下ろしている。
机の上に、山と積まれ、今にも崩れそうな報告書の束があった。
過去のものは後回しにし、先に最近のものから目を通している。
最も、直近の報告書が机に放り出されていた。
最後まで読みはしたものの、納得できずにいる。
「あれは……俺がまねいた事態ではないか」
報告書には、レティシアを攫った件についての概要が書かれていた。
そこには、ユージーンの名はいっさい出てこない。
記述として「王太子」や「副魔術師長」との文字はあるが、それはユージーンやサイラスを指してはいないのだ。
「殿下、それがそうとも言い切れないのですよ」
サイラスは、いつものように微笑んでいる。
その穏やかな表情を見ると、やはり罪悪感に胸が痛んだ。
レティシアを攫うのとは違うやり方があったかもしれないし、それを自分が提案できていたら、と思う。
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「しかし……アンバス侯爵は、あの城の持ち主であったというだけなのだろ?」
「いいえ。これは、私も知らずにいたことなのですが、彼はザカリー王子を擁立しようと、画策をしていたらしいのです」
「ザカリーを?」
眉をひそめるユージーンに、サイラスがうなずいてみせた。
ザカリーに王位継承の芽がないことは、周知の事実だ。
とはいえ、ザカリーを持ち上げようとする者も、中にはいる。
ごく少数ではあるものの、まったくいない、とは言えない。
王宮内では、いつだって少なからず派閥争いが生じるのだ。
現国王、ユージーンの父が即位に至るまでも、そうだった。
そもそも、父が平民の女と恋をしたのも、第2王子の気楽さからだったかもしれない。
父は即位する予定になかったのだ。
当時の国王、ユージーンの祖父には、男子が3人、女子4人という7人の子がいた。
王位継承筆頭は、当然に第1王子だ。
周囲も、そう思っていたのだが、彼は30を過ぎても正妃を娶らなかった。
正妃を娶らなければ正当な王位継承権が得られない。
周囲は、3人の王太子の誰を推すかで派閥争いをし始めたのだ。
が、そうこうしている内に、なんと第1王子が出奔してしまった。
ほうぼう探し回ったが、結局、見つからず、王位継承権1位の座に父は押し上げられている。
父が30歳の時のことだ。
しかし、これまた父も正妃を娶らない。
娶るならば平民の出の女だと主張をし続けた。
さりとて、周囲の反対を押し切ることもできないまま、その女は死んでいる。
その後、ユージーンの母を娶るまでに十年。
正妃を娶った年に即位した。
その年の終わりにユージーンは生まれたわけだが、その翌年、祖父は71歳で、この世を去っている。
つまり、父が即位を引き延ばしたため、祖父は70歳まで国王で居続けなければならなかったのだ。
父が即位するまでの十年にも、第3王子を擁立しようとする者たちの存在により、派閥争いが起きている。
が、第3王子は若い頃の放蕩が祟ったのか、35歳を越えた頃から病気がちになり、結果、いつしか、その動きは消えてしまった。
おそらく、派閥争いの当事者であった父は、派閥争いに嫌気がさしており、そうしたものからザカリーを遠ざけようと、王位を継がせる気はないと明言しているのだろう。
弟は父に愛されているから。
結局のところ、派閥争いは「正当な王位継承権」を持つ者がいない間に、生じる。
ユージーンで決定されているとはいえ、先のことはわからない。
決定打が打たれるまでは、予定は未定。
どこで引っ繰り返るとも知れないのだ。
貴族たちは、その不安定さに耐えられないのだろう。
自分がどちらに着くべきなのかで迷う。
その迷いの行き着く先が派閥争いだった。
(俺が、さっさと正妃を娶っておれば、ザカリーの擁立など、誰も考えはしなかったのだろうがな)
国の平和と安寧。
そのために国王は存在する。
わかっていたはずなのに、ユージーンは己の責務に徹しきれずにいた。
背負った重責と義務を、明確に意識してから17年間の自分を否定しようとしている。
具体的に、何かが見えているわけでもないが、何か別の道があるのではないかと考えてしまうのだ。
レティシアと笑って過ごせる、そんな未来へと続く道が。
たった1人の女に振り回されている。
そんな自分が嘆かわしいと感じるし、厭わしくもある。
けれど、切り捨てられない。
「殿下」
「……だが、それと、あれを攫ったのは、話が違うのではないか?」
「私は、確かにアンバス侯爵に城を借り受けました。ですが、それを彼は利用したのです。レスター・フェノインに彼女を殺させようとしていたのですから」
「レティシアを?」
サイラスが、深刻そうにうなずいた。
あの城がエッテルハイムの城だと、ユージーンは後から知らされている。
即移で気を失い、気づいたら城の中だった。
サイラスからは事前にどこへ転移するのか、聞いていなかったのだ。
ユージーンは、サイラスを信頼している。
自分がすべきことのみ聞いておけば、それでいいと考えていた。
「彼女だけではありませんよ。殿下のことも殺そうと企んでいたのです」
レスターについて知っているのは、通り一遍のことだけだ。
女性を好んで甚振り殺す狂人で、大公があの城に幽閉したとの記述をどこかで読んだ記憶がある。
もし、自分と彼女が折り良いことになっていたら、危うかったかもしれない。
ベッドで睦み合っている最中に襲われれば、抵抗する間もなく、命を取られていただろう。
それより、なにより、自分では彼女を守れなかった。
ユージーンは、きゅっと唇を横に引き結ぶ。
(俺には、大公のような力はない。騎士ならまだしも、魔術師相手に戦うすべを持たん)
剣でのやり合いなら、ユージーンにも分があった。
自分の身を守るためにも、腕は磨いてきている。
が、魔術師相手となると、からきしだ。
王宮魔術師がいるし、サイラスだっている。
どの道、下級魔術師程度の魔力しかないのだからと考え、魔術など必要最低限しか覚えていなかった。
「ですから、殿下。殿下が、お気に病まれることは、いささかもございません」
「……そうか」
なんとなく納得しかねる部分もあったが、できることもないのだ。
レティシアを狙ったというところは、見過ごしにできないことでもある。
自分が咎めを受けないように、サイラスも手を尽くしてくれたのだろうし。
(やむを得まい……俺が、あれこれ言ったところで場を混乱させるだけだ)
ユージーンが、己の罪を白状しても、アンバス侯爵の罪は軽くはならない。
むしろ、ユージーンに対して責めを負わせるべきかで、採択する側を戸惑わせる。
それに、王位をザカリーが継ぐことになれば、それこそアンバス侯爵の思うところとなってしまう。
「宰相は……なんと言っている?」
アイザック・ローエルハイドは、レティシアの父親だ。
娘が攫われて黙っているはずはなかった。
とくに、首謀者に心当たりがあるとなれば。
「私のところに怒鳴りこんできましたよ。とはいえ、確たるものはありませんし、彼1人が騒ぎたてても、どうにもなりはしません」
こういう諍いが生じた場合、裁判を提案することになるのだが、そのためには、ある程度の確実性が求められる。
でなければ、私戦だ。
要は、復讐なのだが、これはとてもややこしい。
一般の貴族同士であっても、家同士の応酬となるため、被害は甚大になる。
王宮と宰相勤めの公爵家との私戦など、聞いたことも起きたこともなかった。
規模が大き過ぎて、ある意味、内乱とも言える状態となるだろう。
それでも私戦を実行するのならば、宰相の任を辞する必要がある。
「彼は、宰相を辞しておらぬのだな?」
「ええ。当初は、そんなことをのたまわっておりましたが、考えを改めたのか、今は口を噤んでおります」
おそらく父に引き止められたのだろうとの予想はついた。
大公の息子が王宮を辞すれば、国の乱れに繋がる。
さすがに、それは宰相も望むところではないだろう。
(黒髪、黒眼の娘が、俺の正妃となれば、すべて丸く収まるのだがな……)
正妃が紛れもなく大公の血筋なら、宰相がおらずともかまわないのだ。
国として大きな抑止力を持つことで、国民も納得する。
ユージーンがレティシアにこだわっていた理由も、当初はそこにあった。
国の平和と安寧のために国王は存在する。
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