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晴翔
〈同級生〉と〈幼馴染〉の境界。
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〈テスト勉強、クラスの奴とやるから〉
気付いてしまった気持ちを無かった事にすることができず、家に帰ってすぐに郁哉にメッセージを送っておく。
郁哉のことだからそろそろテスト勉強の対策を始めているだろう。押し付けがましくノートを渡されても面白くないから先にそう言っておいたのは俺なりの気遣いのつもりだったけれど、よくよく考えればいつも通りノートを用意してもらえると奢っている気持ちの表れ。
俺のためのテスト対策なんてしないで自分のために時間を使えばもっとレベルの高い大学だって狙える事は知っていたけれど、口にした大学を受けないわけがないという思い込みは〈それでも郁哉は俺のことが好きだから〉だと信じて疑わなかったから。
朝練のために早めに家を出て、部活をしてから帰宅するせいで郁哉と顔を合わせることはまずない。学校が終わるとそのまま塾に行く郁哉の帰宅は部活を終えた俺よりももっと遅いらしい。
「郁哉君、今帰りだったみたいよ?」
残業をして帰宅した母は「頭良いのにこんな遅くまで塾って大変ね、ってかこんなに遅くまで頑張ってるから頭良いのね」と自分の言葉に納得する。
「郁哉君、どこの大学に行くのか聞いてる?」
そう聞かれて前に告げられた大学の名前を出すと「もっと良いとこだって行けそうなのにね」と言った母の言葉に何も感じることなく、何も気付かなかった。
郁哉の想いも、郁哉の気持ちも。
自分が郁哉の重荷になっていたかもしれないなんて想像したことすらなかった。
《通学時間、変えた?》
テスト週間になり部活が休みになったけれど郁哉と登校したくなくて〈ごめん、寝坊した〉と送り、登校時間をずらした。帰りは郁哉が塾に行くせいで元々別だったから朝さえ気をつければ良い。
待ち合わせの時間に会ってしまわないように遅刻ギリギリの時間で行く事になってしまい、それに対してまた郁哉のせいだと逆恨みする。
1人で登下校できない訳じゃないのに一緒に行くのが普通だとでも言うような郁哉の態度が疎ましい。
《テスト、どうだった?》
〈いつもと変わらない〉
《部活、忙しい?》
〈そうだね、大会前だし〉
《志望校、前に言ったとこで決定?》
〈まだ考えてる〉
はっきり伝えることのない拒絶の香り。
別に自然消滅を狙っていたわけなんかじゃない。これだけ長く付き合っていたのだから俺の意図を汲み取って、俺の態度に合わせて欲しいと身勝手な事を考える。
郁哉に対して強引に迫り、自分の欲しい答えがもらえるまで郁哉を振り回したくせにあっさりと手放せてしまうのはただただ身勝手で、傲慢で幼かったから。
大学が同じになれば4年間は顔を合わせるかもしれないし、どちらも親元から通うとなるとマンション内で顔を合わせる事だってあるだろう。
今ならまだ間に合う。
間に合うはずないのに、セックスをするような関係を望んだのは俺だったのに、今度は俺の事を憎まず、俺の気持ちを察して離れていって欲しいなんて。郁哉のことを都合のいい相手扱いをしている事に気づいてすらいなかった。
当たり障りのない返信と、わざとずらす時間。
夏休みになっても郁哉を呼び出すことなく《試合、どうだった?》ときたメッセージには〈負けた〉と一言だけ返してその後に来ていたメッセージは開きっぱなしにしていたせいで既読はついたみたいだけど、一切返信はしなかった。
結局、最後の試合に出ることのできなかった俺に対する当て付けなのかと言いたかったけど、そもそも俺が試合に出るか出ないかなんて郁哉は気にもしていなかっただろう。
だって、高校生活最後の試合だったのに「見に行こうか?」の一言も無かったのだから。
悪循環だった。
欲しい言葉がもらえない事に腹を立てて連絡に対して当たり障りのないことしかか伝えない俺と、俺が言わないせいで聞くに聞けない郁哉。
こんなに長くそばにいたのにお互いの気持ちすらもちゃんと理解していなかった証拠だ。
そしていつしか顔を合わせても「久しぶり」と気不味そうに言う郁哉に対して「あぁ、」としか返さないような関係が構築される。
俺を無視することなく声をかけてくる郁哉ははじめの頃は何か言いたそうな顔を見せていたけれど、いつからか感情のこもらない言葉しか聞くことができなくなった。
「おはよう」
「久しぶり」
朝会ってしまえば先の言葉、それ以外の時は全て「久しぶり」で会話にもならないただの挨拶。
何時だったか、俺が乗っていた事に気づかなかったようで、郁哉がエレベーターに乗ろうとして俺が乗っている事に気付き動きを止めた事があった。
しばらくの沈黙の後、先に口を開いたのは俺。
「乗る?」
「あ、大丈夫。
買い物するの忘れてたから」
かけた言葉に返された嘘の言葉。
手には何かの入ったエコバックを持っているくせにそんな事を言って背を向ける。逃げるようにコンビニに向かう郁哉に苛立ちを感じたけれど「チッ、」と舌打ちをすれば少しだけ気がまぎれる。
これが郁哉とした最後の会話らしい会話。
郁哉がどんな気持ちで何を考えていたかなんて、そんなことは俺には関係無かった。
遊星と夏期講習を受け、予定が合えば一緒に勉強をする。時には遊星の友達も一緒だったけれど、2人きりで勉強する時と違い別の視点から考える事ができるのが面白かった。
部活を引退したせいで登校時間が郁哉と被らないかと心配したけれど、鉢合わせしない限り言葉を交わすことも無かったし、目が合ってしまい仕方なく「おはよう」と言葉を交わしてもお互いに少しずつ歩幅をずらし肩を並べることもない。
このまま2人の間の距離は広がって、気付けば〈幼馴染〉ではなくてただの〈同級生〉。
お互いに認識してはいるけれど、話しかけるほどの相手じゃない。
そんな関係になるのだと漠然と思っていた。
馬鹿みたいにした郁哉とのセックスを思い出してしまう時もあったけど、思い出すのはその時の興奮だけ。その時の顔や声なんて思い出さないし、思い出してしまったらきっと萎えるだろう。
あんなにも執着していたのに自分の気持ちの冷める速さに呆れもしたけれど、顔を見たい、声を聞きたいと思う相手はもう郁哉ではなくなっていた。
それでも俺だって馬鹿じゃない。
中学を卒業して高校に入る前に郁哉に手を出してしまったせいで後悔したことを思い出せば、自然と行動も慎重にもなる。
まずは大学に合格するのが第一歩。
合格して大学に慣れて、それでも相手のことが気になるなら告白をしよう。
同じ轍を踏まないように。
同じ過ちを起こさないように。
遊星との勉強が功をなしたのか成績を下げることはなく、無事に第一志望の大学に合格するとすぐに遊星と連絡を取り合った。
郁哉が第一志望だと言った学部とは違う学部。同じ大学に進んでも学部が違えば学ぶことも違うため顔を合わせることも無いだろう。
郁哉が受験に失敗するなんてイメージすらしなかったせいで当然同じ大学に通う事になるのだと思い込んでいた。
俺は進路を変えるなんて全く考えなかったし、郁哉が進路を変える可能性を考えたこともなかった。
だって幼馴染なんだからずっと同じ道を歩むのだと信じて疑わなかった。
この先、就職をして、家を出るまでに何度も顔を合わせるだろう。
就職して家を出て、パートナーができて家族が増えたとしても親の顔を見にくれば顔を合わせることだってあるだろう。
そんな風に2人の関係はずっと続いているものだと思っていた。
大学生になって落ち着いたら自分の気持ちと向き合い、そして気持ちを固めて告白しよう。
これから先も一緒に過ごすために。
きっとアイツと2人でいるところを見られたらいくら鈍い郁哉だって俺が離れた理由に気付くだろう。
「嫌いになった」とも「別れたい」とも言わずに終わらせた2人の関係にもしかしたら嫌な顔をするかもしれない。
それでも、時間と共に気持ちが変化して、いつかは以前のようにただの幼馴染として付き合っていけるようになるかもしれない。
そんな淡い期待を持っていた俺は、きっとただの馬鹿だったのだろう。
気付いてしまった気持ちを無かった事にすることができず、家に帰ってすぐに郁哉にメッセージを送っておく。
郁哉のことだからそろそろテスト勉強の対策を始めているだろう。押し付けがましくノートを渡されても面白くないから先にそう言っておいたのは俺なりの気遣いのつもりだったけれど、よくよく考えればいつも通りノートを用意してもらえると奢っている気持ちの表れ。
俺のためのテスト対策なんてしないで自分のために時間を使えばもっとレベルの高い大学だって狙える事は知っていたけれど、口にした大学を受けないわけがないという思い込みは〈それでも郁哉は俺のことが好きだから〉だと信じて疑わなかったから。
朝練のために早めに家を出て、部活をしてから帰宅するせいで郁哉と顔を合わせることはまずない。学校が終わるとそのまま塾に行く郁哉の帰宅は部活を終えた俺よりももっと遅いらしい。
「郁哉君、今帰りだったみたいよ?」
残業をして帰宅した母は「頭良いのにこんな遅くまで塾って大変ね、ってかこんなに遅くまで頑張ってるから頭良いのね」と自分の言葉に納得する。
「郁哉君、どこの大学に行くのか聞いてる?」
そう聞かれて前に告げられた大学の名前を出すと「もっと良いとこだって行けそうなのにね」と言った母の言葉に何も感じることなく、何も気付かなかった。
郁哉の想いも、郁哉の気持ちも。
自分が郁哉の重荷になっていたかもしれないなんて想像したことすらなかった。
《通学時間、変えた?》
テスト週間になり部活が休みになったけれど郁哉と登校したくなくて〈ごめん、寝坊した〉と送り、登校時間をずらした。帰りは郁哉が塾に行くせいで元々別だったから朝さえ気をつければ良い。
待ち合わせの時間に会ってしまわないように遅刻ギリギリの時間で行く事になってしまい、それに対してまた郁哉のせいだと逆恨みする。
1人で登下校できない訳じゃないのに一緒に行くのが普通だとでも言うような郁哉の態度が疎ましい。
《テスト、どうだった?》
〈いつもと変わらない〉
《部活、忙しい?》
〈そうだね、大会前だし〉
《志望校、前に言ったとこで決定?》
〈まだ考えてる〉
はっきり伝えることのない拒絶の香り。
別に自然消滅を狙っていたわけなんかじゃない。これだけ長く付き合っていたのだから俺の意図を汲み取って、俺の態度に合わせて欲しいと身勝手な事を考える。
郁哉に対して強引に迫り、自分の欲しい答えがもらえるまで郁哉を振り回したくせにあっさりと手放せてしまうのはただただ身勝手で、傲慢で幼かったから。
大学が同じになれば4年間は顔を合わせるかもしれないし、どちらも親元から通うとなるとマンション内で顔を合わせる事だってあるだろう。
今ならまだ間に合う。
間に合うはずないのに、セックスをするような関係を望んだのは俺だったのに、今度は俺の事を憎まず、俺の気持ちを察して離れていって欲しいなんて。郁哉のことを都合のいい相手扱いをしている事に気づいてすらいなかった。
当たり障りのない返信と、わざとずらす時間。
夏休みになっても郁哉を呼び出すことなく《試合、どうだった?》ときたメッセージには〈負けた〉と一言だけ返してその後に来ていたメッセージは開きっぱなしにしていたせいで既読はついたみたいだけど、一切返信はしなかった。
結局、最後の試合に出ることのできなかった俺に対する当て付けなのかと言いたかったけど、そもそも俺が試合に出るか出ないかなんて郁哉は気にもしていなかっただろう。
だって、高校生活最後の試合だったのに「見に行こうか?」の一言も無かったのだから。
悪循環だった。
欲しい言葉がもらえない事に腹を立てて連絡に対して当たり障りのないことしかか伝えない俺と、俺が言わないせいで聞くに聞けない郁哉。
こんなに長くそばにいたのにお互いの気持ちすらもちゃんと理解していなかった証拠だ。
そしていつしか顔を合わせても「久しぶり」と気不味そうに言う郁哉に対して「あぁ、」としか返さないような関係が構築される。
俺を無視することなく声をかけてくる郁哉ははじめの頃は何か言いたそうな顔を見せていたけれど、いつからか感情のこもらない言葉しか聞くことができなくなった。
「おはよう」
「久しぶり」
朝会ってしまえば先の言葉、それ以外の時は全て「久しぶり」で会話にもならないただの挨拶。
何時だったか、俺が乗っていた事に気づかなかったようで、郁哉がエレベーターに乗ろうとして俺が乗っている事に気付き動きを止めた事があった。
しばらくの沈黙の後、先に口を開いたのは俺。
「乗る?」
「あ、大丈夫。
買い物するの忘れてたから」
かけた言葉に返された嘘の言葉。
手には何かの入ったエコバックを持っているくせにそんな事を言って背を向ける。逃げるようにコンビニに向かう郁哉に苛立ちを感じたけれど「チッ、」と舌打ちをすれば少しだけ気がまぎれる。
これが郁哉とした最後の会話らしい会話。
郁哉がどんな気持ちで何を考えていたかなんて、そんなことは俺には関係無かった。
遊星と夏期講習を受け、予定が合えば一緒に勉強をする。時には遊星の友達も一緒だったけれど、2人きりで勉強する時と違い別の視点から考える事ができるのが面白かった。
部活を引退したせいで登校時間が郁哉と被らないかと心配したけれど、鉢合わせしない限り言葉を交わすことも無かったし、目が合ってしまい仕方なく「おはよう」と言葉を交わしてもお互いに少しずつ歩幅をずらし肩を並べることもない。
このまま2人の間の距離は広がって、気付けば〈幼馴染〉ではなくてただの〈同級生〉。
お互いに認識してはいるけれど、話しかけるほどの相手じゃない。
そんな関係になるのだと漠然と思っていた。
馬鹿みたいにした郁哉とのセックスを思い出してしまう時もあったけど、思い出すのはその時の興奮だけ。その時の顔や声なんて思い出さないし、思い出してしまったらきっと萎えるだろう。
あんなにも執着していたのに自分の気持ちの冷める速さに呆れもしたけれど、顔を見たい、声を聞きたいと思う相手はもう郁哉ではなくなっていた。
それでも俺だって馬鹿じゃない。
中学を卒業して高校に入る前に郁哉に手を出してしまったせいで後悔したことを思い出せば、自然と行動も慎重にもなる。
まずは大学に合格するのが第一歩。
合格して大学に慣れて、それでも相手のことが気になるなら告白をしよう。
同じ轍を踏まないように。
同じ過ちを起こさないように。
遊星との勉強が功をなしたのか成績を下げることはなく、無事に第一志望の大学に合格するとすぐに遊星と連絡を取り合った。
郁哉が第一志望だと言った学部とは違う学部。同じ大学に進んでも学部が違えば学ぶことも違うため顔を合わせることも無いだろう。
郁哉が受験に失敗するなんてイメージすらしなかったせいで当然同じ大学に通う事になるのだと思い込んでいた。
俺は進路を変えるなんて全く考えなかったし、郁哉が進路を変える可能性を考えたこともなかった。
だって幼馴染なんだからずっと同じ道を歩むのだと信じて疑わなかった。
この先、就職をして、家を出るまでに何度も顔を合わせるだろう。
就職して家を出て、パートナーができて家族が増えたとしても親の顔を見にくれば顔を合わせることだってあるだろう。
そんな風に2人の関係はずっと続いているものだと思っていた。
大学生になって落ち着いたら自分の気持ちと向き合い、そして気持ちを固めて告白しよう。
これから先も一緒に過ごすために。
きっとアイツと2人でいるところを見られたらいくら鈍い郁哉だって俺が離れた理由に気付くだろう。
「嫌いになった」とも「別れたい」とも言わずに終わらせた2人の関係にもしかしたら嫌な顔をするかもしれない。
それでも、時間と共に気持ちが変化して、いつかは以前のようにただの幼馴染として付き合っていけるようになるかもしれない。
そんな淡い期待を持っていた俺は、きっとただの馬鹿だったのだろう。
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