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第284話
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「殺して、その場に捨ててきました。
今回の俺達の役目は、少ない人数で、アーサー第1王子殿下と
その婚約者様を護り、ここまでお連れすることです。
一人でも生かして、怨み辛みで何度も狙われる危険性を考えれば、
その場で息の根を止め、片付ける前に、魔獣達に始末してもらった方が、
楽です」
俺の言葉を聞いて青ざめたのは、タンザ公爵とアーサーそして、リリーベル様だった。
「ジョー・・・」
「なんだい?アーサー」
「お前はあの時、そんなことを考えていたのか?」
「俺は、お前をここまで連れてくるためには、何でもやる。
そう決めて、辺境を出てきた。
お前が、そんな事を考えなくてもいい場所に居ることが、
俺にとっては最重要課題なんだよ」
「それじゃあお前は、俺の代わりに・・・」
「代わりじゃないな。
俺は、自分で望んだ。
自分で望んで辺境で鍛えて今、ここに居る。
だからお前が、気にすることはない」
俺の言いきった姿に、アナスタシア様がホォッとした顔で、俺を見ている。
「シア?浮気は駄目だよ」
「ヴィルダ。素晴らしいと思わない。
あれを、15,6の子供が言っているのよ」
「あれは、子供じゃないと思うがな」
「じゃあ、青年?」
「というには、若いな」
ムルシア前公爵夫妻は、何を言っているのか。
それが出来るから俺が、第2になった。
アーサーは優しすぎる。
だから、自分に刃を向けた者にでさえ、命を奪えない。
けれど、誰かがそれをやらなければ、一度命を狙ったものはまたやる。
自分の狙ったものが、笑っている未来は、そいつにはないからだ。
その為、それを片付ける者を、傍においた。
それが、第2王位継承者。
第1王子殿下が片付けれないものを、片付けていく。
それが仕事・・・
「ジョージは、それでいいのか?」
「何が?」
「このままいくと、俺が出来ないことを、
やっていくような立場になるぞ」
「それは・・・全部が全部、俺が持つ必要はないよね」
俺の言葉を聞いた国王陛下は
「やっばり、よく分かった上で、やっていたか」
と呟いた。
「父上、どう言うことですか?」
「お前が懸念したのは、お前が出来ない汚れ物ばかり
ジョージ殿にさせてしまうかもしれないと思ったのだろ?」
「はい。俺は、出きれば誰も・・・殺したくはありません。
今回のことでも、俺も数人手を掛けましたが、多分、
殺してはないと思います」
「だが、お前がそう思っている相手は、多分今、生きてはいないんだ」
「どうしてですか?俺は殺してない」
アーサーは焦ったように言う。
そこへ
「でも、あそこに放置されれば、俺達が立ち去った後、
絶対魔獣のエサになってるよね」
俺がそう言った。
「あっ!?」
俺達に、一思いに殺されていれば、その後の食い荒らされて死ぬまでの時間を、味わう必要もない。
あの場所では、殺してやることが、あいつらへの手向けなのだ。
今回の俺達の役目は、少ない人数で、アーサー第1王子殿下と
その婚約者様を護り、ここまでお連れすることです。
一人でも生かして、怨み辛みで何度も狙われる危険性を考えれば、
その場で息の根を止め、片付ける前に、魔獣達に始末してもらった方が、
楽です」
俺の言葉を聞いて青ざめたのは、タンザ公爵とアーサーそして、リリーベル様だった。
「ジョー・・・」
「なんだい?アーサー」
「お前はあの時、そんなことを考えていたのか?」
「俺は、お前をここまで連れてくるためには、何でもやる。
そう決めて、辺境を出てきた。
お前が、そんな事を考えなくてもいい場所に居ることが、
俺にとっては最重要課題なんだよ」
「それじゃあお前は、俺の代わりに・・・」
「代わりじゃないな。
俺は、自分で望んだ。
自分で望んで辺境で鍛えて今、ここに居る。
だからお前が、気にすることはない」
俺の言いきった姿に、アナスタシア様がホォッとした顔で、俺を見ている。
「シア?浮気は駄目だよ」
「ヴィルダ。素晴らしいと思わない。
あれを、15,6の子供が言っているのよ」
「あれは、子供じゃないと思うがな」
「じゃあ、青年?」
「というには、若いな」
ムルシア前公爵夫妻は、何を言っているのか。
それが出来るから俺が、第2になった。
アーサーは優しすぎる。
だから、自分に刃を向けた者にでさえ、命を奪えない。
けれど、誰かがそれをやらなければ、一度命を狙ったものはまたやる。
自分の狙ったものが、笑っている未来は、そいつにはないからだ。
その為、それを片付ける者を、傍においた。
それが、第2王位継承者。
第1王子殿下が片付けれないものを、片付けていく。
それが仕事・・・
「ジョージは、それでいいのか?」
「何が?」
「このままいくと、俺が出来ないことを、
やっていくような立場になるぞ」
「それは・・・全部が全部、俺が持つ必要はないよね」
俺の言葉を聞いた国王陛下は
「やっばり、よく分かった上で、やっていたか」
と呟いた。
「父上、どう言うことですか?」
「お前が懸念したのは、お前が出来ない汚れ物ばかり
ジョージ殿にさせてしまうかもしれないと思ったのだろ?」
「はい。俺は、出きれば誰も・・・殺したくはありません。
今回のことでも、俺も数人手を掛けましたが、多分、
殺してはないと思います」
「だが、お前がそう思っている相手は、多分今、生きてはいないんだ」
「どうしてですか?俺は殺してない」
アーサーは焦ったように言う。
そこへ
「でも、あそこに放置されれば、俺達が立ち去った後、
絶対魔獣のエサになってるよね」
俺がそう言った。
「あっ!?」
俺達に、一思いに殺されていれば、その後の食い荒らされて死ぬまでの時間を、味わう必要もない。
あの場所では、殺してやることが、あいつらへの手向けなのだ。
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