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第23話 アーサーside
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やばい、やばい、やばい…
学園で、いつもの様にファルミと遊んでいた。
俺は学園4年目で、履修済みの筈だ。
だから授業を受けなくて良いし、のんびり過ごせるのだ。
今までファルミといて心地よかったのだが、近頃たまに何かで叩かれた様な衝撃を受けることが増えた。
ファルミは可愛くてコロコロ表情が変わって楽しい。不機嫌な顔一つせずずっと笑っている。
そんな彼女が愛おしく、ずっと傍にいたいと思うようになった。
確かそれが、2年前…
そこから他の者と話…した?
学園ではずっと彼女といる。
家では?父上、母上と話…して、無い。
あれ、
他に誰と…と思った時、視界にリリーが映り込んだ。
彼女はワタワタしながら母上を見ていたかと思ったら隣にいる…確かアークの弟、の袖をつつき
「どうしましょう」
と聞いている。
何故?
なぜ彼女は、俺ではなく彼に?
彼女は俺の婚約…だった筈だ。
そう思ったら俺は場を考えずに
「リリー、何故その男にっ!!」
と声を上げてしまった。
その時その男の視線が俺に向いた。
それと同時に何かゾワゾワしたものに神経を逆撫でされた。
その後、これまでの俺の行いが思い出された時、違和感を感じる気がし始めた。
そして俺はハッと気付いた。
今、俺の目の前には、怒りまくった母上様が居る。
礼儀、常識、マナー
そういった事に厳しかった母を思い出し、先程ファルミが取った行動と自分の浅はかな行動に冷や汗が出る。
王族がいる場で、許可なく話す事を禁ず。
だからアークの弟は一言も話さず、俺に見えるように動いてくれたのだと今なら分かった。
やばい
どうにかして母上に落ち着いていただかなければ…とは思ったが
今の母上にどう対応して良いのか分からず、俺は…途方に暮れたのだった。
学園で、いつもの様にファルミと遊んでいた。
俺は学園4年目で、履修済みの筈だ。
だから授業を受けなくて良いし、のんびり過ごせるのだ。
今までファルミといて心地よかったのだが、近頃たまに何かで叩かれた様な衝撃を受けることが増えた。
ファルミは可愛くてコロコロ表情が変わって楽しい。不機嫌な顔一つせずずっと笑っている。
そんな彼女が愛おしく、ずっと傍にいたいと思うようになった。
確かそれが、2年前…
そこから他の者と話…した?
学園ではずっと彼女といる。
家では?父上、母上と話…して、無い。
あれ、
他に誰と…と思った時、視界にリリーが映り込んだ。
彼女はワタワタしながら母上を見ていたかと思ったら隣にいる…確かアークの弟、の袖をつつき
「どうしましょう」
と聞いている。
何故?
なぜ彼女は、俺ではなく彼に?
彼女は俺の婚約…だった筈だ。
そう思ったら俺は場を考えずに
「リリー、何故その男にっ!!」
と声を上げてしまった。
その時その男の視線が俺に向いた。
それと同時に何かゾワゾワしたものに神経を逆撫でされた。
その後、これまでの俺の行いが思い出された時、違和感を感じる気がし始めた。
そして俺はハッと気付いた。
今、俺の目の前には、怒りまくった母上様が居る。
礼儀、常識、マナー
そういった事に厳しかった母を思い出し、先程ファルミが取った行動と自分の浅はかな行動に冷や汗が出る。
王族がいる場で、許可なく話す事を禁ず。
だからアークの弟は一言も話さず、俺に見えるように動いてくれたのだと今なら分かった。
やばい
どうにかして母上に落ち着いていただかなければ…とは思ったが
今の母上にどう対応して良いのか分からず、俺は…途方に暮れたのだった。
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