41 / 91
第2章 龍牙と従兄弟
第41話
しおりを挟む
私は叔母の家の前から、真っ白なセダンに乗って出発した。
期間は一週間・・・祐樹と裕樹に預けられた私。
”一週間、何をするんだろう・・・?
あっ、突然だったから着替え、ないっ!!
どうしよう・・・”
と、こんな事を考えてた。
今、後部座席に3人で乗ってる。
私を真ん中に、右に祐樹・左に裕樹。
そして裕樹は、乗ってからも不機嫌・・・
どうしたの?と思いつつ顔を見ていると、突然
「ユウっ。俺の名使ってホストするな!!」
「いいじゃん。面白かったでしょ?ねっ、淋」
祐樹はすっごく楽しそうに言う。
どうやら裕樹は、叔母さんとの交渉に、自分の名前が使われた事が嫌だったらしい。
あの時、それに気付いていたのは私と裕樹だけ。
後の2人は、気付いてなかった。
それを祐樹は、ちょっとした遊びのようにしてしまった。
ホストのように振る舞い、裕樹と名乗った。
“そうか、2人はお互いの心を守ってもいるんだ。
一人はこんな事で傷つかないように、
そしてもう一人は
そんなの気にしないよ・・って感じに笑い飛ばすように・・・”
私はそんな二人のやり取りがとても羨ましく、少し温かい気持ちになった。
しばらくして
『あの、なんで一時間も早かったのですか?』
と気になった事を聞いた。
すると突然運転席から声がして
「お2人は早く貴方に会いたかったみたいです。
俺をたたき起こして
真次の家の場所、確認にこられましたからクスクス」
『あっ、敦也さん。おはようございます』
「淋さん。おはようございます」
変わりに答えてくれた敦也さんに挨拶をしていると
「いらん事言うな~」
「恥ずかしいわ~」
左右から悲鳴のような声。
そんな会話をしながら、私達は始めて会った交差点まで来た。
「ここで買い物して行こ~」
突然、祐樹が言う。
『買い物・・・ですか?』
「うん。だって淋の一週間お泊りセット、揃えなきゃね~」
私と祐樹と裕樹は、交差点西側に下ろしてもらい、
敦也さんは、車を停めに行ってしまった・・・
“この3人で買い物なんて出来るのかなぁ”
なんて思ってる間にも2人の周りは人だかり・・・
そのまま店に入り、買い物を始めた。
“出来たら人だかりは避けたい・・・”
と思い、2人から距離をとりつつ、お泊りに必要なものを探していると、背中と肩にトンッと何かが触れた。
期間は一週間・・・祐樹と裕樹に預けられた私。
”一週間、何をするんだろう・・・?
あっ、突然だったから着替え、ないっ!!
どうしよう・・・”
と、こんな事を考えてた。
今、後部座席に3人で乗ってる。
私を真ん中に、右に祐樹・左に裕樹。
そして裕樹は、乗ってからも不機嫌・・・
どうしたの?と思いつつ顔を見ていると、突然
「ユウっ。俺の名使ってホストするな!!」
「いいじゃん。面白かったでしょ?ねっ、淋」
祐樹はすっごく楽しそうに言う。
どうやら裕樹は、叔母さんとの交渉に、自分の名前が使われた事が嫌だったらしい。
あの時、それに気付いていたのは私と裕樹だけ。
後の2人は、気付いてなかった。
それを祐樹は、ちょっとした遊びのようにしてしまった。
ホストのように振る舞い、裕樹と名乗った。
“そうか、2人はお互いの心を守ってもいるんだ。
一人はこんな事で傷つかないように、
そしてもう一人は
そんなの気にしないよ・・って感じに笑い飛ばすように・・・”
私はそんな二人のやり取りがとても羨ましく、少し温かい気持ちになった。
しばらくして
『あの、なんで一時間も早かったのですか?』
と気になった事を聞いた。
すると突然運転席から声がして
「お2人は早く貴方に会いたかったみたいです。
俺をたたき起こして
真次の家の場所、確認にこられましたからクスクス」
『あっ、敦也さん。おはようございます』
「淋さん。おはようございます」
変わりに答えてくれた敦也さんに挨拶をしていると
「いらん事言うな~」
「恥ずかしいわ~」
左右から悲鳴のような声。
そんな会話をしながら、私達は始めて会った交差点まで来た。
「ここで買い物して行こ~」
突然、祐樹が言う。
『買い物・・・ですか?』
「うん。だって淋の一週間お泊りセット、揃えなきゃね~」
私と祐樹と裕樹は、交差点西側に下ろしてもらい、
敦也さんは、車を停めに行ってしまった・・・
“この3人で買い物なんて出来るのかなぁ”
なんて思ってる間にも2人の周りは人だかり・・・
そのまま店に入り、買い物を始めた。
“出来たら人だかりは避けたい・・・”
と思い、2人から距離をとりつつ、お泊りに必要なものを探していると、背中と肩にトンッと何かが触れた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
嘘コクのゆくえ
キムラましゅろう
恋愛
アニーは奨学金とバイトで稼いだお金で魔法学校に通う苦学生。
生活は困窮、他の学生みたいに愛だの恋だのに現を抜かしている暇などない生活を送っていた。
そんな中、とある教授の研究室で何らかの罰としてアニー=メイスンに告白して来いと教授が学生に命じているのを偶然耳にしてしまう。
アニーとは自分のこと、そして告白するように言われていた学生は密かに思いを寄せる同級生のロンド=ハミルトンで……
次の日、さっそくその命令に従ってアニーに嘘の告白、嘘コクをしてきたロンドにアニーは……
完全ご都合主義、ノーリアリティノークオリティのお話です。
誤字脱字が罠のように点在するお話です。菩薩の如き広いお心でお読みいただけますと幸いです。
作者は元サヤハピエン主義を掲げております。
アンチ元サヤの方は回れ右をお勧めいたします。
小説家になろうさんにも時差投稿します。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
紅葉-くれは-
菊池まりな
ホラー
山間の小さな町で行われる秋祭り。
提灯の灯りが揺れる夜、少女・くれはは謎めいた声に導かれるように姿を消した。
必死に探す母・春香は、その瞬間に悟る。
──これは二十年前にも起きた「忌まわしい出来事」と同じ始まりだ。
町に伝わる古い言い伝え。
“赤い森に呼ばれた者は戻らない”
だが、外から赴任してきた刑事・祐真は、その話をただの迷信と切り捨てる。
少女の失踪を追ううちに、彼は次第に目を逸らせぬ現実に直面していく。
森に蠢くもの。木々に浮かぶ人の顔。
血のように濡れた葉が降りしきる中で、人々はひとり、またひとりと消えていく──。
過去と現在が交錯し、町の秘密が暴かれるとき、
くれはの名を呼ぶ声の正体が明らかになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる