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第175話
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するとマルクス様は、ほっと息を吐き
「ミシェルの前世の家族を、本当に殴り倒したくなってきたな」
と言った。
「ミシェルのその気持ちは、前世からのものだったのなら、前世がなければ
そこまで、内に籠ろうとはしなかったはずだ。
俺と同じように、日本の知識を少しずつ広めようとしたはず」
「そうなのかな?」
「すぐにはそう思わなくても、いつかは思う。
この国は、日本より食文化が遅れている。
焼いたり煮たりするのはあるけど、それをいろんな味に、変えていくことはない」
「そうなの?」
「オーギュスト家は、君がいたから最初に変わった。
オーギュスト家のお茶会に出席した人は、他に行くと物足りないと言うんだ。
でも、俺がここにいても、作り方や料理自体を知らなければ、何も変えれない
と自分で思い知った。
だって・・・自分以外誰が、日本の味を知ってる?
誰も知らないだろ?」
「確かに、そうですね。
私も、作り方を知らなければ、作ってないですね」
「でも、前世の家族が、他人と交わることを止めていたから、オーギュスト家に
転生した後も、外に出ることはなかった。
だから、俺と会うのも遅くなった」
「で、でも、あまり早く王家に知られていたら、マルクス様ではなく
ヘンドリック様の婚約者になったかもしれないので、これで
よかったのだと思いますよ」
「確かに、それはそうだね」
そんな話をしながら、私はオムライスを食べる。
「あのさ・・・」
「はい」
「そのオムライス、少し貰えないかな?」
「えっ・・・でも、美味しくないですよ」
「それは、ミシェルがそう言ってるから、分かってる。
でもさぁ、こっちに来てから始めてみる、オムライスなんだよ?
食べたいと、思うじゃないか」
「じゃないか・・・じゃないです。これは、私の失敗作なので・・・」
と、そう言ったけれどマルクス様は、じーっとオムライスを見ている。
確かにオムライスは、私にとっても懐かしいもの。
美味しいオムライスは、本当に美味しい・・・
仕方ないかな。
私はそう考えると、オムライスに少しだけ、クフィーをかけてマルクス様に分けた。
「クフィーで、少しは味が付くので・・・
ですが本当に、美味しくないですからね」
「良いの?」
「どうぞ」
「ありがとう。いただきます」
そう言うと、マルクス様はオムライスをスプーンですくって口にいれた。
「確かに、野菜とマイとランの味だけだけど、これはこれで美味しいよ。
クフィーをかけたからかなぁ?」
口の中のものを飲み込んでから、そう話すマルクス様は、とってもうれしそうな顔をしていた。
「ミシェルの前世の家族を、本当に殴り倒したくなってきたな」
と言った。
「ミシェルのその気持ちは、前世からのものだったのなら、前世がなければ
そこまで、内に籠ろうとはしなかったはずだ。
俺と同じように、日本の知識を少しずつ広めようとしたはず」
「そうなのかな?」
「すぐにはそう思わなくても、いつかは思う。
この国は、日本より食文化が遅れている。
焼いたり煮たりするのはあるけど、それをいろんな味に、変えていくことはない」
「そうなの?」
「オーギュスト家は、君がいたから最初に変わった。
オーギュスト家のお茶会に出席した人は、他に行くと物足りないと言うんだ。
でも、俺がここにいても、作り方や料理自体を知らなければ、何も変えれない
と自分で思い知った。
だって・・・自分以外誰が、日本の味を知ってる?
誰も知らないだろ?」
「確かに、そうですね。
私も、作り方を知らなければ、作ってないですね」
「でも、前世の家族が、他人と交わることを止めていたから、オーギュスト家に
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だから、俺と会うのも遅くなった」
「で、でも、あまり早く王家に知られていたら、マルクス様ではなく
ヘンドリック様の婚約者になったかもしれないので、これで
よかったのだと思いますよ」
「確かに、それはそうだね」
そんな話をしながら、私はオムライスを食べる。
「あのさ・・・」
「はい」
「そのオムライス、少し貰えないかな?」
「えっ・・・でも、美味しくないですよ」
「それは、ミシェルがそう言ってるから、分かってる。
でもさぁ、こっちに来てから始めてみる、オムライスなんだよ?
食べたいと、思うじゃないか」
「じゃないか・・・じゃないです。これは、私の失敗作なので・・・」
と、そう言ったけれどマルクス様は、じーっとオムライスを見ている。
確かにオムライスは、私にとっても懐かしいもの。
美味しいオムライスは、本当に美味しい・・・
仕方ないかな。
私はそう考えると、オムライスに少しだけ、クフィーをかけてマルクス様に分けた。
「クフィーで、少しは味が付くので・・・
ですが本当に、美味しくないですからね」
「良いの?」
「どうぞ」
「ありがとう。いただきます」
そう言うと、マルクス様はオムライスをスプーンですくって口にいれた。
「確かに、野菜とマイとランの味だけだけど、これはこれで美味しいよ。
クフィーをかけたからかなぁ?」
口の中のものを飲み込んでから、そう話すマルクス様は、とってもうれしそうな顔をしていた。
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