あいして…

戒月冷音

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第116話

「あなた、何が言いたいの?」
「じゃあ聞くが。
 あんた・・・いつからジャイルズの婚約者に、自分の仕事を回していたんだ?」
突然の言葉にメリオラ様は慌てる。

「な、何を突然言い出すの?」
「あんたがいなくなったお陰で、
 昨日と一昨日・・・俺は皇城に、缶詰だったんだ。
 その時に、あんたの仕事の書類を見た。
 あの字・・・
 あんた、いつの魔に、あんなきれいな字を書くようになったんだ?」
私は、父さんの言っていることがよく分からなかった。
しかし、ジャイルズ様が
「母上の字は今も、きれいじゃありませんよ」
何て言ったから、意味が分かってしまった。

父さんが皇城で見た書類は、全てプレシャスが代理でかいたものだったと言うこと。
それが、皇妃として仕事をしたと言う証拠がない状況を、作り出したと言うことになる。

「だから俺はヴォルフがあんたと一緒になると言った時、やめとけって
 言ったんだが、嫁いだ当初は、真面目に仕事をしてたから目を瞑ったんだが・・・
 やっぱり、。駄目だったな」
「駄目って、なにがよ。私は、ジャイルズを生んで育てたわ」
「その息子は、何をした?
 婚約者に、王族としての責任を全て任せて、自分は聖女と快楽に溺れた。
 それが普通だと、教えたのはお前だ。
 そして、それを知っていながらお前も、同じように仕事を放棄して
 金を使って遊んでたな」
「遊んでないわ。情報収集よ」
「アフタヌーンティーで、あんなに使わねぇだろ・・・」
「使うわ」
何やら話が食い違っているようなので、父さんとメリオラ様では埒が明あかないので、私が入る。

「父さん。参加人数は?」
「ん?」
「アフタヌーンティーに、参加した人数」
「2人」
「メリオラ様をいれて、2人?」
「あぁ」
「費用は?」
「500万」
「はい?」
「だから、500万」
アフタヌーンティーは、高いもので2人で10万。
ケーキや軽食を十種類ちょっと、3段のケーキスタンドに並べても、一人5万がこの国の相場だ。
それを、500万?何に使ったの?
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