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第117話
そんなことを思いながら、メリオラ様に視線を向けると、メリオラ様はスーーーッ・・・と、目をそらした。
これは、相場を知っているにも関わらず、その金額を使って記入したんですね。
では、遠慮なく・・・
「父さん。2人分の相場は10万。
後の490万は、場所代とか衣装代。
もしくは、化粧品や装飾品になってると思う」
「装飾・・・
そうか、それで引っ越しの時、クローゼットと同じサイズの
ジュエリーボックスがあったのか」
その言葉に、メリオラ様はギクッとする。
それを見ていたジャイルズ様は、何かに気付いたのか、父さんの横に行くと
「クローゼットの中も、ドレス以外のものが沢山・・・」
と呟いた。
「それを、お前の家に?」
「はい・・・
急遽、鍵を付けましたが、外出が安心できないものになってます」
「まぁそうだよな。
降格され、あの女がいつ来るか分からない屋敷に、よく分かっていない母親が
高価なものを持ち込んだのだからな」
父さんの話を聞いたメリオラ様が、おちつきがなくなる。
「ルーベン子爵邸なんて、数年放置してあったから、どっかに
穴があるかもしんねぇし」
「やはり、そうなのですか?」
「お前・・・ちゃんと確認したか?
あの女なら見つけて、抜け穴として使ってるかもなぁ」
「そうかもしれませんね。今ごろ、漁ってるかも・・・」
ジャイルズ様がそう言った瞬間
「ジャイルズ帰るわよ」
とメリオラ様が叫んだ。
「は、母上?」
「早く帰らないと、私の宝があの阿波ずれに・・・」
そう言うとメリオラ様は、ジャイルズ様を引っ張りながら帰っていった。
ジャイルズ様は引きずられながら、すみませんすみませんと頭を下げていた。
これは、相場を知っているにも関わらず、その金額を使って記入したんですね。
では、遠慮なく・・・
「父さん。2人分の相場は10万。
後の490万は、場所代とか衣装代。
もしくは、化粧品や装飾品になってると思う」
「装飾・・・
そうか、それで引っ越しの時、クローゼットと同じサイズの
ジュエリーボックスがあったのか」
その言葉に、メリオラ様はギクッとする。
それを見ていたジャイルズ様は、何かに気付いたのか、父さんの横に行くと
「クローゼットの中も、ドレス以外のものが沢山・・・」
と呟いた。
「それを、お前の家に?」
「はい・・・
急遽、鍵を付けましたが、外出が安心できないものになってます」
「まぁそうだよな。
降格され、あの女がいつ来るか分からない屋敷に、よく分かっていない母親が
高価なものを持ち込んだのだからな」
父さんの話を聞いたメリオラ様が、おちつきがなくなる。
「ルーベン子爵邸なんて、数年放置してあったから、どっかに
穴があるかもしんねぇし」
「やはり、そうなのですか?」
「お前・・・ちゃんと確認したか?
あの女なら見つけて、抜け穴として使ってるかもなぁ」
「そうかもしれませんね。今ごろ、漁ってるかも・・・」
ジャイルズ様がそう言った瞬間
「ジャイルズ帰るわよ」
とメリオラ様が叫んだ。
「は、母上?」
「早く帰らないと、私の宝があの阿波ずれに・・・」
そう言うとメリオラ様は、ジャイルズ様を引っ張りながら帰っていった。
ジャイルズ様は引きずられながら、すみませんすみませんと頭を下げていた。
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