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第12話 ルクシア殿下side
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「アウグスト」
「なんでしょうか?」
「協会から、聖女の通知があったことを聞いたことはあるか?」
「はぁ?そんなもの、聞いたことはございません」
「俺も聞いたことはないのだが、今日の朝学園長に呼ばれてきたら、
こんなことになった」
「分かった。父上に確認してくる」
「頼む」
弟とそんな会話をして、その場を離れようとしたとき、ルイーザが急に弟を引き留め始めた。
「ルクシア様の弟、だったわよね。アウグスト様。
一緒に校舎を回りませんか?」
そんなことを突然言うルイーザに、俺もアウグストも違和感を覚える。
「俺は、行くところがあるので、これで失礼します」
そう言うのだが
「良いじゃないですか。私に付き合ってくださっても」
そう言って、俺に巻き付いている腕と、逆の手を伸ばす。
アウグストはそれをすり抜け
「どうして貴方に付き合う必要が、あるのですか?」
と聞いた。
「だって私ぃ~聖女だしぃ~」
「すみませんが、気持ち悪いので、語尾を伸ばすの辞めてもらって良いですか。
それから、聖女かどうかはっきりするまで、言わないでください。
俺にとっては貴方のような聖女は、必要ありません。では」
アウグストはそう言うと、くるっと俺に背を向けて、歩いていってしまった。
結局俺は、エレノアの事も聞けず、アウグストのように、この自称聖女を拒否することも出来ず、今ここに要る。
「ルクシア様~、次はどこに行くのですか~」
そんな声をあげながら、ルイーザに振り回された俺は結局、夕方まで相手をしたルイーザを馬車に乗せて家に帰した後、王宮に帰った。
そしてそこで聞いたのは、ルイーザの聖女見習いの話しと、エレノアとの婚約が、わからなくなったと言うことだった。
その理由が、エレノアの方から考えさせてほしいと、連絡があったと言うことだ。
それを聞いていたアウグストの視線が、俺に向く。
その目が、俺のせいだと言っているようだった。
そしてその日以降、エレノアが俺の元に来ることはなくなった。
あんなに毎日押しかけてきていた時は、いい加減にしてほしかったのに、こうなってしまうと寂しいものだ。
そう思った俺は、エレノアに見つからないように、エレノアの事を見つめるようになっていった。
「なんでしょうか?」
「協会から、聖女の通知があったことを聞いたことはあるか?」
「はぁ?そんなもの、聞いたことはございません」
「俺も聞いたことはないのだが、今日の朝学園長に呼ばれてきたら、
こんなことになった」
「分かった。父上に確認してくる」
「頼む」
弟とそんな会話をして、その場を離れようとしたとき、ルイーザが急に弟を引き留め始めた。
「ルクシア様の弟、だったわよね。アウグスト様。
一緒に校舎を回りませんか?」
そんなことを突然言うルイーザに、俺もアウグストも違和感を覚える。
「俺は、行くところがあるので、これで失礼します」
そう言うのだが
「良いじゃないですか。私に付き合ってくださっても」
そう言って、俺に巻き付いている腕と、逆の手を伸ばす。
アウグストはそれをすり抜け
「どうして貴方に付き合う必要が、あるのですか?」
と聞いた。
「だって私ぃ~聖女だしぃ~」
「すみませんが、気持ち悪いので、語尾を伸ばすの辞めてもらって良いですか。
それから、聖女かどうかはっきりするまで、言わないでください。
俺にとっては貴方のような聖女は、必要ありません。では」
アウグストはそう言うと、くるっと俺に背を向けて、歩いていってしまった。
結局俺は、エレノアの事も聞けず、アウグストのように、この自称聖女を拒否することも出来ず、今ここに要る。
「ルクシア様~、次はどこに行くのですか~」
そんな声をあげながら、ルイーザに振り回された俺は結局、夕方まで相手をしたルイーザを馬車に乗せて家に帰した後、王宮に帰った。
そしてそこで聞いたのは、ルイーザの聖女見習いの話しと、エレノアとの婚約が、わからなくなったと言うことだった。
その理由が、エレノアの方から考えさせてほしいと、連絡があったと言うことだ。
それを聞いていたアウグストの視線が、俺に向く。
その目が、俺のせいだと言っているようだった。
そしてその日以降、エレノアが俺の元に来ることはなくなった。
あんなに毎日押しかけてきていた時は、いい加減にしてほしかったのに、こうなってしまうと寂しいものだ。
そう思った俺は、エレノアに見つからないように、エレノアの事を見つめるようになっていった。
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