貴方は・・・いらない

戒月冷音

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第14話

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その次の日、お父様は婚約白紙の嘆願書を持って、登城した。
朝一番で国王陛下に面会の申請を出し、昼イチに執務室に呼び出されていた。

「グノーシア公爵。突然の面会とは?何かあったのか?」
公務をこなしながらの面会となったが、公爵は用件を簡潔にまとめ、陛下にお伝えする。
「突然の事で、申し訳御座いませんが、娘の・・・エレノアの婚約を
 白紙にしていただけませんでしょうか?」
「なに?」
「ふぅ・・・昨夜、エレノアから話を聞きました。
 ルクシオ殿下には、申し訳御座いませんが、一生をお捧げするには、
 余りに酷なお話と・・・」
「どう言うことだ?俺はなにも、聞いておらんが?」
「エレノアが申しますに、ルクシオ殿下にこのところ、虫が付いたようで・・・」
「虫・・・すまんが、ルクシオとアウグストを、呼んでくれるか?」
「かしこまりました」
国王陛下に頼まれた侍従が礼をして、部屋を出ていく。

「学園内で、あったことなのか?」
「学園に来ておられた殿下に、何かあったようですが・・・
 エレノアが、話を聞くと気分が悪くなるので、詳しく聞けなかったので
 ございます」
「気分が・・・そのような状態になることを、ルクシオがしていたということか?」
「分かりません。ただ、思い出すと、気分が悪くなると言って・・・」
そうこうしていると部屋の扉がノックされ、ルクシオ殿下とアウグスト殿下入ってこられた。

「父上。お呼びでしょうか?」
「ルクシオ、挨拶」
国王陛下にそう言われ、グノーシア公爵を見たルクシオ殿下は
「す、すみません。グノーシア公爵。お久しぶりでございます」
といって会釈をする。
それに続いて
「グノーシア公爵閣下、ご無沙汰しております」
と、アウグスト殿下が、騎士の礼をとった。
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