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第24話
種が枯れた時、私は喜んだ。
クロールフ殿下は、その後になっても、私に婚約解消を告げることはなかった。
それで私は、思い出した。
王家のダマスクローズは、不貞を許さないために作られた、呪い付きの花だと言うことを。
だからこのままいけば、誰も見たことのない、黒いダマスクローズが見れると・・・
ただ、今回のそれの代償は、名門家の消滅。
クランド公爵家、アルザイル公爵家、メイサード公爵家は間違いなく途絶える。
家が続くのは、子孫を・・・血を残すから。
養子をとって家を繋げたとしても、そこで血は途絶えることになる。
3公爵家の純血は、ここで途絶えることになるのだ。
「クロールフ殿下は廃嫡。継承権は消えるけど、王家の血は、残る。
ダマスクローズは、クロールフ殿下嵩に反応する。
しかし、不貞の相手は別。その家を全て呪うのが、黒いダマスクローズ・・・」
私がそう呟くと、影からマクシミリアン・アルカンシエル公爵令息が姿を表した。
「それが、貴方がアレッサンドラに伝えた事の、元ですか?」
私は側近候補の婚約者の皆様と話した時、アレッサンドラ様にだけ、伝えていた。
そしてそれを、相手に伝えなさいといい、2人はこの卒業の後、婚姻することが決まったのだ。
「そうよ」
「何故、俺にだけ?」
「アルカンシエル家には、分家にも子がいない。
貴方一人しか、血を繋げるものがいなかった。それが理由」
「そうだったんですか。
でもお陰で、助かりました。
カサブランカは、みんなが自分に落ちることを狙っていた。
毎日町まで降りていたのは、側近の誰かを相手にするためだ」
「そうじゃないことを、願っていたのだけれど・・・」
「俺は、貴方から話を聞いたアレッサンドラが、今まで言わなかった本心を
伝えてくれたお陰で、彼女を大切にすることが出来た」
「彼女はおとなしい子でしたから、きちんと気持ちをお伝えしていないのではと、
思ったの」
「俺も言われるまで、俺に気があるとすら思わなかったから・・・
でも、他の婚約者は?」
「私がお誘いした時には、2人しか残っていなかったわ」
「アレッサンドラと?」
「クローマ様」
「クストの婚約者か」
「えぇ。あの家で影響が出てもダメだったから。
直ぐに留学していただいて、クローマ様はついていかれたわ」
「たしか、アルザイル公爵の次男の、双子の妹・・・だったよな」
「えぇ。女性には、ハロルド様が受けた呪いは届かないから・・・」
「結局貴方が、俺達を守ってくださったんだな」
「私は、出来ることをしただけです」
私の話を聞いた後、マクシミリアン様はアレッサンドラ様を呼ばれた。
そして彼女が
「スノウローズ様。
彼を・・・マクシミリアン様を守っていただき、ありがとうございました。
私は、彼を誰よりも愛しております。
このブーゲンビリアが無事咲きましたことを、報告させていただきます」
アレッサンドラ様がそう言うと同時に、2人揃って私に頭を下げた。
クロールフ殿下は、その後になっても、私に婚約解消を告げることはなかった。
それで私は、思い出した。
王家のダマスクローズは、不貞を許さないために作られた、呪い付きの花だと言うことを。
だからこのままいけば、誰も見たことのない、黒いダマスクローズが見れると・・・
ただ、今回のそれの代償は、名門家の消滅。
クランド公爵家、アルザイル公爵家、メイサード公爵家は間違いなく途絶える。
家が続くのは、子孫を・・・血を残すから。
養子をとって家を繋げたとしても、そこで血は途絶えることになる。
3公爵家の純血は、ここで途絶えることになるのだ。
「クロールフ殿下は廃嫡。継承権は消えるけど、王家の血は、残る。
ダマスクローズは、クロールフ殿下嵩に反応する。
しかし、不貞の相手は別。その家を全て呪うのが、黒いダマスクローズ・・・」
私がそう呟くと、影からマクシミリアン・アルカンシエル公爵令息が姿を表した。
「それが、貴方がアレッサンドラに伝えた事の、元ですか?」
私は側近候補の婚約者の皆様と話した時、アレッサンドラ様にだけ、伝えていた。
そしてそれを、相手に伝えなさいといい、2人はこの卒業の後、婚姻することが決まったのだ。
「そうよ」
「何故、俺にだけ?」
「アルカンシエル家には、分家にも子がいない。
貴方一人しか、血を繋げるものがいなかった。それが理由」
「そうだったんですか。
でもお陰で、助かりました。
カサブランカは、みんなが自分に落ちることを狙っていた。
毎日町まで降りていたのは、側近の誰かを相手にするためだ」
「そうじゃないことを、願っていたのだけれど・・・」
「俺は、貴方から話を聞いたアレッサンドラが、今まで言わなかった本心を
伝えてくれたお陰で、彼女を大切にすることが出来た」
「彼女はおとなしい子でしたから、きちんと気持ちをお伝えしていないのではと、
思ったの」
「俺も言われるまで、俺に気があるとすら思わなかったから・・・
でも、他の婚約者は?」
「私がお誘いした時には、2人しか残っていなかったわ」
「アレッサンドラと?」
「クローマ様」
「クストの婚約者か」
「えぇ。あの家で影響が出てもダメだったから。
直ぐに留学していただいて、クローマ様はついていかれたわ」
「たしか、アルザイル公爵の次男の、双子の妹・・・だったよな」
「えぇ。女性には、ハロルド様が受けた呪いは届かないから・・・」
「結局貴方が、俺達を守ってくださったんだな」
「私は、出来ることをしただけです」
私の話を聞いた後、マクシミリアン様はアレッサンドラ様を呼ばれた。
そして彼女が
「スノウローズ様。
彼を・・・マクシミリアン様を守っていただき、ありがとうございました。
私は、彼を誰よりも愛しております。
このブーゲンビリアが無事咲きましたことを、報告させていただきます」
アレッサンドラ様がそう言うと同時に、2人揃って私に頭を下げた。
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