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第31話
「まぁ、王妃様に向かっておばさんなんて、何て言葉遣いなのでしょうか?
ねぇ、エリザ」
「そうですわね。
こんな不敬極まりない相手を選んだ息子など、気にかけるのが
馬鹿馬鹿しくなってきましたわ」
その言葉を聞いたカサブランカ様は
「えっ!?王妃様?クロのお母様?」
等と言っているが、王妃様の怒りは治まっていない。
「クロールフ。黙らせてちょうだい」
「は、はい。母上。カサブランカ、静かにしてくれ」
「どうして?クロのお母様よ。私のお母様だわ」
「た、頼むから静かに「夫の言葉も聞けないようなゴミに、
何故私は、母と呼ばれているのかしら?」
とーっても低い声で、王妃様が言われた言葉は、この場にいた全員を凍らせた。
「治癒師。とっととそこに転がっている奴を、直しなさい」
王妃様の言葉に、はーーっと息を吐いた国王陛下は、陛下を見ていた治癒師に向かって頷いた。
するとその者達は、急いで部屋の中に入ると、アルザイル公爵子息の傷を治療した。
「クロールフ。直ぐにその男を起こしなさい」
直したことが分かった瞬間、直ぐに指示を出す王妃様に
「エリザベス。落ち着かないか?」
と国王様が言うが
「貴方、いつまでこのままにしておくつもり?
もしかして、私の花印が、影響を受けていないとでも?」
「受けているのか?」
国王陛下はそう言うと、王妃様の花印を確認する。
すると、青かった色が白に変わっていた
その後直ぐ、自分の色を確認された国王陛下は残念そうな顔をされた。
「もう・・・青は見れぬ、と言うことか?」
「恐らく・・・ですから、いい加減にしろと言いたいのですわ」
そんな両親のやり取りを見ていたクロールフ殿下は、自分の青があった場所を確認する。
そこに色はなく、普通の爪になっていた。
クロールフ殿下の色は、爪に出ていた。
その爪の色と、同じ花が咲くはずだった私の種は枯れ、別の女に呪いの黒が咲いた。
黒は青を塗り潰し、王家の青と言う色を無くした為、王妃の花も青ではなくなった。
そこでやっと、クロールフ殿下は事の重大さに気がついた。
自分に色が無くなったと言うことは、王族としての資格が全て無くなったことを意味する。
残るのは、血だけなのだが、それもカサブランカが自分の相手となれば、血を残すことも叶わない・・・
結局クロールフ殿下の存在価値は、無くなったと言うことだった。
「あ、あの・・・父上?」
「お前に、父と呼んでもらおうとも思わん」
国王陛下にそう言われたクロールフ殿下は、がっくりと肩を落とす。
「貴方」
「なんだ?エリザベス」
「それで、ここのゴミをどうするおつもり?」
皆様もお分かりだとは思いますが、今ここで1番怖いのは王妃様。次がお母様です。
普段怒らない人が怒ると、何を考えているのかが分からないので、もっと怖くなります。
だから、気を付けておかないと突然、こんなことを言い出すかもしれませんよ。
ねぇ、エリザ」
「そうですわね。
こんな不敬極まりない相手を選んだ息子など、気にかけるのが
馬鹿馬鹿しくなってきましたわ」
その言葉を聞いたカサブランカ様は
「えっ!?王妃様?クロのお母様?」
等と言っているが、王妃様の怒りは治まっていない。
「クロールフ。黙らせてちょうだい」
「は、はい。母上。カサブランカ、静かにしてくれ」
「どうして?クロのお母様よ。私のお母様だわ」
「た、頼むから静かに「夫の言葉も聞けないようなゴミに、
何故私は、母と呼ばれているのかしら?」
とーっても低い声で、王妃様が言われた言葉は、この場にいた全員を凍らせた。
「治癒師。とっととそこに転がっている奴を、直しなさい」
王妃様の言葉に、はーーっと息を吐いた国王陛下は、陛下を見ていた治癒師に向かって頷いた。
するとその者達は、急いで部屋の中に入ると、アルザイル公爵子息の傷を治療した。
「クロールフ。直ぐにその男を起こしなさい」
直したことが分かった瞬間、直ぐに指示を出す王妃様に
「エリザベス。落ち着かないか?」
と国王様が言うが
「貴方、いつまでこのままにしておくつもり?
もしかして、私の花印が、影響を受けていないとでも?」
「受けているのか?」
国王陛下はそう言うと、王妃様の花印を確認する。
すると、青かった色が白に変わっていた
その後直ぐ、自分の色を確認された国王陛下は残念そうな顔をされた。
「もう・・・青は見れぬ、と言うことか?」
「恐らく・・・ですから、いい加減にしろと言いたいのですわ」
そんな両親のやり取りを見ていたクロールフ殿下は、自分の青があった場所を確認する。
そこに色はなく、普通の爪になっていた。
クロールフ殿下の色は、爪に出ていた。
その爪の色と、同じ花が咲くはずだった私の種は枯れ、別の女に呪いの黒が咲いた。
黒は青を塗り潰し、王家の青と言う色を無くした為、王妃の花も青ではなくなった。
そこでやっと、クロールフ殿下は事の重大さに気がついた。
自分に色が無くなったと言うことは、王族としての資格が全て無くなったことを意味する。
残るのは、血だけなのだが、それもカサブランカが自分の相手となれば、血を残すことも叶わない・・・
結局クロールフ殿下の存在価値は、無くなったと言うことだった。
「あ、あの・・・父上?」
「お前に、父と呼んでもらおうとも思わん」
国王陛下にそう言われたクロールフ殿下は、がっくりと肩を落とす。
「貴方」
「なんだ?エリザベス」
「それで、ここのゴミをどうするおつもり?」
皆様もお分かりだとは思いますが、今ここで1番怖いのは王妃様。次がお母様です。
普段怒らない人が怒ると、何を考えているのかが分からないので、もっと怖くなります。
だから、気を付けておかないと突然、こんなことを言い出すかもしれませんよ。
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