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第25話
父とレイノルズが何か話している。
「え、息子がですか?」
「はい。彼が裏で動いてくれるおかげで、色々助かっております」
「その様な…しかしいつの間に」
「貴方同様、有能ですよ。彼は」
「…」
「そう言っても信じない所は、ご家族皆同じですね。ですが彼は伯父が信じきれなかった。
だから独自で調べたようです。そして…両親をこき使われ、妹を貴族間の駒に使われ良い気はしなかった。
そこへ俺が声をかけたんです」
「エドがそんな事を」
「仕方ないです。子爵と奥方は伯爵家に囚われているような状態でしたから」
そんな話をしているのを聞きながら、アンナさんが薦めるお古のドレスを母と選んでいた。
「こちらはいかがですか?」
「こ、この様なキレイなドレスをお借りするなんて…」
「フフッ…お嬢様と同じ事を言っておられますね」
「そ、そうですか」
確かに私がいま着ているドレスを選んだ時、同じ反応をした。
母と同じ反応と言うのも少し照れてしまう。
その時コンコンとノックが聞こえポールさんが入って来た。
「お話し中、失礼致します。主人に連絡があり参りました」
「ん?何だ?」
「先程先触れがあり明日、公爵ご夫妻が到着されるとのことです」
「明日?」
「はい。そう聞いております」
「…分かった。下がって良い」
そこでポールさんは礼をしてから部屋を出る。
しかし私たち家族は突然の内容に言葉も出ない上、母は腰を抜かした。
「え、息子がですか?」
「はい。彼が裏で動いてくれるおかげで、色々助かっております」
「その様な…しかしいつの間に」
「貴方同様、有能ですよ。彼は」
「…」
「そう言っても信じない所は、ご家族皆同じですね。ですが彼は伯父が信じきれなかった。
だから独自で調べたようです。そして…両親をこき使われ、妹を貴族間の駒に使われ良い気はしなかった。
そこへ俺が声をかけたんです」
「エドがそんな事を」
「仕方ないです。子爵と奥方は伯爵家に囚われているような状態でしたから」
そんな話をしているのを聞きながら、アンナさんが薦めるお古のドレスを母と選んでいた。
「こちらはいかがですか?」
「こ、この様なキレイなドレスをお借りするなんて…」
「フフッ…お嬢様と同じ事を言っておられますね」
「そ、そうですか」
確かに私がいま着ているドレスを選んだ時、同じ反応をした。
母と同じ反応と言うのも少し照れてしまう。
その時コンコンとノックが聞こえポールさんが入って来た。
「お話し中、失礼致します。主人に連絡があり参りました」
「ん?何だ?」
「先程先触れがあり明日、公爵ご夫妻が到着されるとのことです」
「明日?」
「はい。そう聞いております」
「…分かった。下がって良い」
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しかし私たち家族は突然の内容に言葉も出ない上、母は腰を抜かした。
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