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魔石収集家

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15 バズりまくる映像 / 外国人傭兵部隊所属

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都市の喧騒がいつもと変わらず響く中、テレビやスマートフォンの画面は、信じられない映像で溢れていた。
現代忍者たちが、ダンジョンの2層を攻略する姿が、各所で話題をさらっていた。特に、若者たちの間でその映像は瞬く間にバズり、多くの人々が彼らの勇姿を称賛していた。

映像には、涼音や陽と翔が巧みな動きで魔物たちと戦う様子が映し出されている。
華麗な身のこなし、精密な攻撃、そして一瞬の判断力。彼らはまるで一つの生き物のように連携し、次々と迫り来る敵を薙ぎ払っていく。特に、涼音の姿が印象的で、彼女の華麗な刀さばきが視聴者を魅了した。

「この映像、信じられないくらいクールだ!」と、画面の前で興奮する若者たち。
SNSでは「#現代忍者」「#ダンジョン攻略」のタグが付けられ、彼らの活躍は瞬く間に拡散されていた。
動画は何百万回も再生され、コメント欄は賛美の声で埋め尽くされている。

「見て、この動き!まるで映画の中みたい!」友人同士で集まっているグループが、笑顔で画面を指さす。「こんなことが現実に起きているなんて、信じられないよ。」

周囲では、「涼音ってコ、本当に美人だよな!!」「彼女の戦い方、すごすぎ!」といった声が飛び交い、涼音の名前が多くの人々に知られることとなっていた。
彼女の姿は、今や若者たちの憧れの的となり、ヒーロー的存在として崇められていた。

「この映像、ニュースでも流れるんじゃないか?」とある青年が言う。「軍隊が苦しんでいたダンジョンを、忍者が攻略してるんだもん!」

その言葉に、周囲の人々は頷き合う。彼らは新たな時代の到来を感じていた。
現代忍者たちの活躍は、ただのエンターテインメントではなく、社会における重要な役割を果たしていることを実感していた。

SNSでは、忍者たちの戦闘シーンが多くのファンアートやリミックス動画の元になり、彼らの姿は若者たちの間で神話として語り継がれることとなる。ダンジョン攻略がもたらす期待感が高まっていく。

また、ニュースキャスターがこの事態を取り上げ、「ダンジョンの攻略は、我々の未来に大きな影響を与える可能性があります。
忍者たちの活躍に注目です」と報道する。涼音たちの存在が広く知られることで、彼女たちの戦いが社会に影響を与えているのを感じさせる。


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外国人傭兵部隊所属


漆黒の夜が森を深く染め、月の光ですらも厚い枝葉に遮られ、その存在を忘れさせるかのように薄れていた。
暗闇の中で唯一、微かに聞こえるのは足元を踏みしめる枯れ葉のかすかな音。
だが、それすらも息を殺すように消されていく。彼の動きには、まるで影そのものが形を持ったかのような滑らかさがあった。

フランス人傭兵、名はアルノー・ドゥ・ラ・クロワ。
傭兵界でその名を知らぬ者はいない。特にナイフを使わせれば、世界中の誰もが彼の名を挙げるだろう。その鋭利な刃は、単なる道具以上の存在であり、彼の分身と言っても過言ではなかった。

アルノーが手にしたナイフは、長年使い込まれた愛用品だった。
刃はわずかにくすんでいたが、それは敵の血と戦場の土が幾度となく染み込んだからだ。
柄には微かな擦り傷があり、彼がどれだけの戦いを乗り越えてきたかを物語っている。
何度も研がれ、絶えず整備されたその刃は、まるで獣の牙のような冷たい輝きを放っていた。

森の中を進むアルノーの目は、獲物を見定める鷹のように鋭かった。
草木が風に揺れる音、遠くで鳴くフクロウの声、そのどれ一つも彼の集中を乱すことはない。
ナイフを握る手には、まるで自分の命そのものを預けているかのような信念が宿っていた。


目の前に現れた魔物は巨大な「ブラッドウルフ」
鋭い牙が月光にかすかに反射し、その暗赤色の瞳が彼を一瞥すると、威圧するように低く唸りを上げた。その音は空気を震わせ、森全体に重く響き渡る。彼はごくりと唾を飲み込み、決意を込めてナイフを握り直す。

「倒してみせる!人力での刃物の攻撃は効くんだろ!Je vais le terrasser ! Une attaque à l'arme blanche portée par la force humaine devrait fonctionner, n'est-ce pas ?」
彼は内心の恐怖をかき消すように、声を張り上げた。
しかし、その言葉とは裏腹に、体中の筋肉が強張り、呼吸も荒くなっていく。ブラッドウルフはその様子を見て取ったかのように、じりじりと距離を詰め始めた。彼の頭の中には、これまでの戦いの記憶が次々とよみがえり、全ての経験を頼りに冷静を保とうとしたが、眼前の脅威にはそれが通用しない。

ナイフを構え直し、一歩踏み込む。その瞬間、ブラッドウルフが一気に跳ね上がった。影が空を切り裂き、彼の視界が赤黒い牙で覆われた。
反射的にナイフを突き出すが、魔物の圧倒的な速度と力に手が震え、狙いが逸れる。辛うじてかわしたものの、背後から圧倒的な力で体ごと押しつぶされ、地面にたたきつけられた。

視界が揺れ、痛みが全身を駆け巡る。再び立ち上がろうとするも、ブラッドウルフの鋭い爪が彼のすぐ横をかすめ、地面に深い傷跡を刻んだ。それを見た瞬間、彼の内に宿っていた自信がじわじわと崩れていく。

「くそ……! こんなはずじゃない!Merde... ! Ça ne devait pas se passer comme ça !」
叫びながらも、ブラッドウルフの猛攻から逃れようと必死で体をひねる。
しかし、魔物は容赦なく牙を剥き、何度も襲い掛かってくる。その度に彼の体には新たな傷が刻まれ、ナイフを握る手も次第に力を失っていった。息は荒く、呼吸さえも苦しくなり、視界が薄暗くなる中、ふと彼の耳にかすかな風の音が響いた。

刹那、何かが彼の前に躍り出てきた。
鋭い刀が月光を受けてきらめき、ブラッドウルフの牙を正面から受け止める。
突然の出来事に彼の意識がはっきりと戻り、目の前に立ちはだかる影の輪郭が見えてきた。
忍者──黒装束に身を包んだ一人の忍びが、無言で魔物と対峙していた。

忍者はブラッドウルフの動きを一瞬も見逃さず、冷静にその巨体をかわしながら鋭い一撃を繰り出した。忍びの石を持つ者特有の共鳴による力が、暗闇に光を灯すように輝き、魔物の体に深い傷を刻んでいく。

彼はただ呆然とその戦いを見守ることしかできなかった。
自分が全力を尽くしても到底及ばなかった魔物に対し、忍者は流れるような動きで攻撃をかわし、一撃一撃を確実に食らわせていく。その姿はまさに、彼が思い描いていた理想の戦士の姿そのものだった。

やがてブラッドウルフは絶叫をあげ、ついに地に崩れ落ちた。
その巨体が森の静寂に包まれると、忍者は刀身の血を拭い鞘に納め、彼の方を一瞥した。
その眼差しは冷たくも温かく、静かに何かを語りかけるような気がした。

忍者は夜の闇に溶け込むように姿を消した。

彼はその場で膝をつき、深い安堵と共に冷たい汗を拭った。
己の未熟さを痛感し、そして心の底から忍者という存在の力を思い知らされた夜だった。
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