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世界の創成者
序章
しおりを挟むーこの世界は誰かに創られているー
俺は根拠もなくそんなことを思い続けている。
俺はよく、誰かの掌の上で踊らされているような感覚に陥る。
それが俺なりの非科学的な根拠だ。
当たり前だがこんな根拠、一人も信じてくれるはずがない。
だから、俺は今日も一人で考え続ける。
誰が何を考えて、この世界を創ったのだろう?
と…
-------------
小鳥のさえずりが聞こえ、部屋には朝日が差し込んだ。
そうして俺は重い瞼を開け、起床した。
時計を見ると今は、5時30分だった。
少し早く起きてしまったようだ。
「朝飯でも作っといてやるか」
そう呟き、あくびをかましてから俺はキッチンへと向かった。
キッチンを見ると既に柚月(ゆずき)が料理を作っていた。
「お前、いつもこんな時間に起きてたのか」
「毎日5時には起きてるよ~」
「流石、俺の嫁すごい!」
そんな、雑談をして俺は新聞を手に取る。
……隣の県で通り魔による殺人事件。尚、現在も犯人は逃走中の模様…ね。
物騒なもんだ。
などと考えていると、
「朝ごはんできたわよ」
と、柚月が朝ごはんを持ってきてくれたので、
新聞を机の端に置き、朝食を食べ始めた。
-------------
朝食を済ませた俺は、仕事へ行く準備を自室にて行い、
リビングへ降りて行った。
「いってらっしゃい」
柚月の優しい声音を背中に受けて、俺は仕事場へ向かった…
バス停へ行き、バスを待つ。
バスが角を曲がりバス停の前に止まる。
と思った時、急にバスが止まった。
いや、バスだけではない。
人や鳥も動きが止まり、草は風で揺れていない。
そして僕は、やっと気付いた。
--世界が止まっていた--
ことに…
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*作者ご都合主義の世界観でのフィクションです
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