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19章
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『次に、藤浪勤のことですが』間髪を入れずに矢口は続ける。『当然、あなたは覚えているはずです。自分の父親を殺害した犯人ですからね。しかも自分が赴任した刑務所で、偶然出会ってしまった。』
『そうです。自分の刑務所の囚人の犯した事件のデータを調べていて、びっくりしました。』
『そして、あなたは藤浪に接触した。私たちは、もう一度15年前の事件を調べ直しました。当時捜査に当たっていた刑事に話を聞いて、小学生だったあなたが犯人は複数だと証言していたことがわかりました。』
『ええ、事件があった際、私は偶然犯行を目撃していたんです。父の怒鳴り声がして、近づいてみると、二人組の賊がいて、そのうちの一人が父を撲殺したんです。二人組の顔もはっきりみていました。私は、気づかれないように、廊下の角側でのぞいていたんです。父を撲殺したのは藤浪ではなかった。もう一人の方でした。だが、複数犯の形跡がないこと、藤浪の証言、私が小学生だったことから、取り合ってくれませんでした。』
『その男が木嶋修一だったんですね。』
『ええ、刑務所内で、藤浪から全部聞かされました。私が、星野一郎の息子だということ、事件を目撃していた事をいうと、良心からか進んで、全部話したんです。自分は、ある殺人を犯していて、その証拠を、中学時代の後輩で、親友だった木嶋修一に握られていて、脅されて、仕方がなく、星野邸に侵入したこと、直接手を下したのが自分ではないにせよ、強盗殺人の共犯であることに変わりはない。木嶋修一に、例の殺人を喋られたら、強盗殺人の罪と合わせて、死刑は免れない。だから木嶋修一をかばって、単独犯行だと主張したんだと』
『そうです。自分の刑務所の囚人の犯した事件のデータを調べていて、びっくりしました。』
『そして、あなたは藤浪に接触した。私たちは、もう一度15年前の事件を調べ直しました。当時捜査に当たっていた刑事に話を聞いて、小学生だったあなたが犯人は複数だと証言していたことがわかりました。』
『ええ、事件があった際、私は偶然犯行を目撃していたんです。父の怒鳴り声がして、近づいてみると、二人組の賊がいて、そのうちの一人が父を撲殺したんです。二人組の顔もはっきりみていました。私は、気づかれないように、廊下の角側でのぞいていたんです。父を撲殺したのは藤浪ではなかった。もう一人の方でした。だが、複数犯の形跡がないこと、藤浪の証言、私が小学生だったことから、取り合ってくれませんでした。』
『その男が木嶋修一だったんですね。』
『ええ、刑務所内で、藤浪から全部聞かされました。私が、星野一郎の息子だということ、事件を目撃していた事をいうと、良心からか進んで、全部話したんです。自分は、ある殺人を犯していて、その証拠を、中学時代の後輩で、親友だった木嶋修一に握られていて、脅されて、仕方がなく、星野邸に侵入したこと、直接手を下したのが自分ではないにせよ、強盗殺人の共犯であることに変わりはない。木嶋修一に、例の殺人を喋られたら、強盗殺人の罪と合わせて、死刑は免れない。だから木嶋修一をかばって、単独犯行だと主張したんだと』
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