23 / 24
第二十二話
しおりを挟む
次は赤城が薄暗い場所に居た。もちろん海東が居る気配はないが来てもらっても困るってのもあるがと一人でクスリと笑う。海東が目に慣れるまでに三人揃って、この世から消えなければならない。
そんな事を考えていると、何度か来たことのある『冥界の門』にやってきた。ここは死んだ人間、殺された人間などに話や犯人の姿を聞くために来るのが多いが、西城が来たという事は近場に居るはずだとキョロキョロと辺りを見渡すと頭が人間、体は毛皮で四足歩行、何故か蛇の尾っぽを持つ動物が居た。話は通じるのだろうか?
「む?また生きた人間か・・・?」
「あぁ、前に来た奴と同じく金井という女性を探している」
「金井?あぁあの狂った女か、成仏どころか冥界にきた動物や人間を作り変えて楽しんでいる。この状態で輪廻に回り世に出ても化け物となる。今も逃げ回っている者は多いだろう」
「そのままでか?じゃぁやばくないか?」
「察しが良い、冥界は増え続けて溢れかえってしまう」
「なんとか出来るように頑張るよ」
「なんとかなれば良いのだが・・・」
冥界は広い一個の村のようなものに似ているが、言えと言うものは瓦礫をうまく使って住みながら輪廻の輪を回るまで、ゆっくりと過ごすのも多いようだ。
現世で疲れ切った者が多いようで例えるとブラック企業に勤めていた者や精神的に鬱状態の者が多いと思われる。だが輪廻の輪をくぐれは忘れてしまうのだ。
別の人生が待っている。
キョロキョロと見渡し白衣を着た女性が居た。いきなり当たりかと思い話しかけると彼女の眼はなかった。目玉がない状態でにこやかに笑っていた。不気味だ。
「その状態で見えます?目は誰かにとられたんですか?」
「見えてるよ。この目か?なんか珍しいと言って抉り取っていった婆が居たよ。ま、私もおかげで男に襲われないしね」
どうやら彼女の生きていたころは男性によって辛い思いをしたらしい、そして冥界に来てから眼を取られて襲ってくる男は居ないのだろう。
「その目を取ったのは、金井という女性か?」
「名前は聞いてないね、まぁ見た目ヤバ目の赤黒い白衣を着てたけど、その人じゃないか?ここで居るのは気の狂ったやつも多いからね、殺し合いが楽しいとか殺すのが楽しいとかさ。それに生きていること違って痛みが無いから余計に生きてた頃と違って殺し放題やり放題じゃない?」
「なるほど・・・、まぁ良いや。その婆とやらがいるのってどこか判る?」
「んー?そうだな・・・あそこに頭が開いてるやつが最近の被害者だけど、話しかけてもならないかもしれないだろうけど、わんちゃん聞いてみたら?脳みそ取られてるけど、ここではよくあることじゃん?」
「・・・・うーわー、違う人居ない?」
「この辺では居ない」
「了解、ありがとうね、お姉さんも早めに輪廻の輪に入ってね」
お礼を言ってその場を立ち去り、残った彼女は一言だけ呟いて再び歩き回る。
「何も知らないくせに・・・これだから男は」
そんな事を考えていると、何度か来たことのある『冥界の門』にやってきた。ここは死んだ人間、殺された人間などに話や犯人の姿を聞くために来るのが多いが、西城が来たという事は近場に居るはずだとキョロキョロと辺りを見渡すと頭が人間、体は毛皮で四足歩行、何故か蛇の尾っぽを持つ動物が居た。話は通じるのだろうか?
「む?また生きた人間か・・・?」
「あぁ、前に来た奴と同じく金井という女性を探している」
「金井?あぁあの狂った女か、成仏どころか冥界にきた動物や人間を作り変えて楽しんでいる。この状態で輪廻に回り世に出ても化け物となる。今も逃げ回っている者は多いだろう」
「そのままでか?じゃぁやばくないか?」
「察しが良い、冥界は増え続けて溢れかえってしまう」
「なんとか出来るように頑張るよ」
「なんとかなれば良いのだが・・・」
冥界は広い一個の村のようなものに似ているが、言えと言うものは瓦礫をうまく使って住みながら輪廻の輪を回るまで、ゆっくりと過ごすのも多いようだ。
現世で疲れ切った者が多いようで例えるとブラック企業に勤めていた者や精神的に鬱状態の者が多いと思われる。だが輪廻の輪をくぐれは忘れてしまうのだ。
別の人生が待っている。
キョロキョロと見渡し白衣を着た女性が居た。いきなり当たりかと思い話しかけると彼女の眼はなかった。目玉がない状態でにこやかに笑っていた。不気味だ。
「その状態で見えます?目は誰かにとられたんですか?」
「見えてるよ。この目か?なんか珍しいと言って抉り取っていった婆が居たよ。ま、私もおかげで男に襲われないしね」
どうやら彼女の生きていたころは男性によって辛い思いをしたらしい、そして冥界に来てから眼を取られて襲ってくる男は居ないのだろう。
「その目を取ったのは、金井という女性か?」
「名前は聞いてないね、まぁ見た目ヤバ目の赤黒い白衣を着てたけど、その人じゃないか?ここで居るのは気の狂ったやつも多いからね、殺し合いが楽しいとか殺すのが楽しいとかさ。それに生きていること違って痛みが無いから余計に生きてた頃と違って殺し放題やり放題じゃない?」
「なるほど・・・、まぁ良いや。その婆とやらがいるのってどこか判る?」
「んー?そうだな・・・あそこに頭が開いてるやつが最近の被害者だけど、話しかけてもならないかもしれないだろうけど、わんちゃん聞いてみたら?脳みそ取られてるけど、ここではよくあることじゃん?」
「・・・・うーわー、違う人居ない?」
「この辺では居ない」
「了解、ありがとうね、お姉さんも早めに輪廻の輪に入ってね」
お礼を言ってその場を立ち去り、残った彼女は一言だけ呟いて再び歩き回る。
「何も知らないくせに・・・これだから男は」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
婚約者の幼馴染?それが何か?
仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる