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孔雀
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テレビやSNSを見ると、既に話題は私と友美のことで持ちきりだった。
「……の高校で起こった切りつけ事件について、警察は少女の行方を捜索しており……」
ニュースキャスターが淡々と喋る。チャンネルを変えると、コメンテーターがそれっぽいことを言っていた。一方でスマホを眺めているとSNSにはさまざまなコメントが流れていた。
「この事件起こしたの、コイツじゃないか?」
「少女と被害者の同級生はどういう関係だったんだ?」
「またこんな事件が……」
「すぐに少女が見つかることを願う」
またテレビの方に目を向けるとキャスターが速報を読み上げていた。
「……の切りつけ事件について、少女の両親が取材に応じました」
画面がテレビ局のセットから、この街の中ではないどこかの広いお屋敷へと変わる。そこには友美の両親らしき二人が映っていた。映っている家はおそらく石崎家が持っている家の一つなのだろうと思った。どちらも顔は映っていなかった。
「今回、このようなことで世間をお騒がせしてしまい大変申し訳ございません」
父親らしき男性が深々と頭を下げた。それに続いて横にいた女性も頭を下げた。
いくつものカメラのシャッターが明滅する。友美の両親は世間に対しては詫びた。だが、それは心の底から詫びているものなのか私には甚だ疑問だった。彼らが本当に詫びるべき相手は世間ではなく、友美なのではないか。彼らが彼女を蔑ろにした結果がこれなのではないか。これは彼女なりの復讐だったのではないか。彼らが友美に大事なものを与えなかったから彼女はナイフという武器に頼らざる得なくなったのではないか。本当にナイフを必要としていたのは、友美の方も同じだったのだ。私はいつか友美の両親に彼女がどうしてこうなったのか教えてやりたいと思った。だって、きっと彼らはわかっていないのだから。
そうしている内に咲から電話があった。
「もしもし由香里。大丈夫? 平気?」
「うん、まあね」
「良かった、無事そうで」
「腕はまだ痛いけどね」
「そうか。すぐ良くなるといいね」
「だね」
咲の声には安堵の気持ちが含まれているように感じた。 私は思っていたことを率直に伝えることにした。
「友美は、これまでずっと辛かったんじゃないかな。友美はたぶん、両親とうまくいってなかった。だから、自分が一番偉いんだって、ヒエラルキーの頂点なんだって、思ってたんだと思う。それしか、できなかったんじゃないかな。自分の本当の気持ちにも嘘をついて、周りにも見栄を張って、こんな、こんな悲しいことってあるの。そんなの冗談じゃない。って、さっき考えてた」
「由香里らしい考えだね」
「そうかな」
私は思わず笑ってしまった。電話越しでは自分の顔なんて見えないのに。それでも、やはり伝わるものだったみたいで、向こうの笑い声が聞こえてきた。
「そうだよ。だって由香里ちゃんはずっと私と友美のことを考えてくれてたんだもの。そこまで私たちの考えてくれる人あなたが初めてだった。由香里は頭の中でずっと何か考えている人なんだろうなって、声をかける前からずっと思ってた。だからあの時声をかけてみた」
「私は期待通りの人だった?」
「期待以上の人だった」
咲の言葉を聞いて私は嬉しかった。咲の心を助けることができたのだと思うととても嬉しかった。
「ありがとう」
少しぎこちなくなってしまったが、最大限の言葉で嬉しさを伝えた。
「そういえば、学校どうなっちゃうんだろう」
「そうだね。明日私は病院に行くことになっちゃった。学校自体はあるだろうけど、大変そうだよね」
「うん。じゃあ明日は会えないね」
「だね……」
「気にしなくていいの。また明後日会えればいいんだし」
「ありがとう」
「じゃあ、もうすぐ切るね。無事そうで良かった!」
「わざわざ電話ありがとう。じゃあ、また学校で」
「じゃあね!」
咲との通話が終わった。切りつけられた腕はまだ少し痛かった。
その晩、私は一人でずっとニュースやSNSを眺めていた。友美に関する情報が次々に流れていた。この時でさえ私はまだ取り返しがつくと信じていた。取り返しがついて、彼女の両親にも話をして、それで何もかもがうまく行くと固く信じていた。それでも、ネット上で錯綜する情報を見ていて私は疲れてしまった。実際にそこにいないのによくそんなことが言えるなと思った情報さえあった。
ふと気になって、部活のグループチャットを眺めてみた。今日の夕方以降、真希ちゃんと渡さんを除いて誰もトークをしていなかった。
「友美ちゃん、由香里ちゃん、何があったのですか? 落ち着いたら返事をください。待っています」
「二人とも、落ち着いたメッセージをください。待っているね」
それが二人からのメッセージだった。だが、なんとなくグループで返信するのは憚られた。なぜなら、真希ちゃん以外誰も何もメッセージを送ってないからだった。私は二人の個人チャットの方でそれぞれにメッセージを返しておいた。
「真希ちゃん、ありがとう! 私は今は大丈夫だよ。また後で連絡するね」
「渡さん、ありがとう! 私は大丈夫だから、安心してね。また落ち着いたら連絡します」
私たちのヒエラルキーは友美が振りかざしたナイフによって簡単に壊れた。呆気ない崩壊だった。おそらくまた次のヒエラルキーが作られるのではあるが、そのヒエラルキーで彼女らは友美のことを捨て去るのだろうと思った。
「なんて薄情なんだろう」
自分の部屋で一人思わず呟いた。それが私の本音だった。
日付が変わろうとしている頃、リビングのソファに座ってテレビを見ているとお父さんが隣に座ってきた。
「何?」
「いや、今日は大変だったな」
「そうだね」
お父さんはそう言って缶コーヒーの蓋を開けた。勢いよくコーヒーを飲んでから考え込むようにテレビの画面を見つめた。私も同じようにテレビの画面を眺める。
こうしてお父さんとテレビを見たのはいつぶりだろうか。テレビでは相変わらず、友美のニュースが流れていた。画面を見つめながらお父さんは弱々しい声で呟いた。
「由香里が生きてて良かった」
お父さんの目には少し涙が流れていた。お父さんは涙を手で拭うと私の方を向いた。
「その切りつけてきた友達とはどういう関係だったんだ?」
私は少し考えた。私と友美は一体どういう関係だったのだろう。ただの友達だったのだろうか。深く考えれば考えるほど、答えは失われるような気がした。
「思うところもあったけど、やっぱり友達だって思ってた。だけどそうじゃなかったみたい……」
「そうか……」
「お父さんには友達って思える人いた?」
お父さんは顔を天井の方に向けて何かを思い出すように大事な何かを伝えようと考えているみたいだった。
「いたよ。そう思ってた人。だけど、いつの頃からか疎遠になってしまった」
「そうなんだ……」
「そいつと疎遠になって思ったことは、実は人間なんてほとんどは自分に対して薄情なんだよってことかな」
「それは悲しすぎない?」
「悲しかったよ。とっても悲しい世界の事実だよ。でもね、もう一つ大事なことがある」
「それって何?」
お父さんは真剣な眼差しで私の目を見つめた。
「たまに自分に対して薄情じゃない人もいるってことだよ。お父さんにとってはお母さんがそうだった。だから今がある。由香里はたぶん、世の中にたまにいる薄情じゃない人なのかもな。そこはお母さんに似たのかな」
そう言ってお父さんは笑った。
「良い人になったな」
私の顔を見つめながら、お父さんは私の成長を喜んでいるように思った。
「そうかな」
私の方も思わず笑った。
「まあ、そのうち自分でも理解するさ」
お父さんは私の肩を叩いて寝室の方へと戻っていった。私は未だにこの時のお父さんの言葉と眼差しを覚えている。
私にはまだできることがあるだろうか。この晩、私はそのことをずっと考えた。考えて、考えて、考えることにした。整理のつかない気持ちを少しでも整えたかった。この頃になると少し前まで見ていたピラミッドが崩れていく夢は全く見なくなっていた。それは咲や友美と面と向かって向き合おうとしていたからだと思う。いつの間にかヒエラルキーのことなんて考えなくなっていた。
この時、私は咲から借りた服をまたしても返し忘れたことに気がついた。今度こそ返そうと思って、このタイミングで借りた服一式を袋に詰めておいた。
夜がどんどん過ぎていった。結局この日は自分の中で答えは出なかった。次第に眠くなったので、私は自分の部屋に戻って布団をかぶった。この日は沢山のことがあったはずなのに、すぐに深い眠りに入っていった。友美はどこにいるのだろうか。咲は何をしているのだろうか。他のみんなは何を思っているのか。そんなことを考えながら。
この先もっと悲しいことが私や咲、友美を待ち受けていた。あまりにも辛い選択と行いと結末が待っている。この段階で最悪の出来事までの時間はもうあまりなかった。何があったのか語るべき時がもうすぐそこまで迫っている。
「……の高校で起こった切りつけ事件について、警察は少女の行方を捜索しており……」
ニュースキャスターが淡々と喋る。チャンネルを変えると、コメンテーターがそれっぽいことを言っていた。一方でスマホを眺めているとSNSにはさまざまなコメントが流れていた。
「この事件起こしたの、コイツじゃないか?」
「少女と被害者の同級生はどういう関係だったんだ?」
「またこんな事件が……」
「すぐに少女が見つかることを願う」
またテレビの方に目を向けるとキャスターが速報を読み上げていた。
「……の切りつけ事件について、少女の両親が取材に応じました」
画面がテレビ局のセットから、この街の中ではないどこかの広いお屋敷へと変わる。そこには友美の両親らしき二人が映っていた。映っている家はおそらく石崎家が持っている家の一つなのだろうと思った。どちらも顔は映っていなかった。
「今回、このようなことで世間をお騒がせしてしまい大変申し訳ございません」
父親らしき男性が深々と頭を下げた。それに続いて横にいた女性も頭を下げた。
いくつものカメラのシャッターが明滅する。友美の両親は世間に対しては詫びた。だが、それは心の底から詫びているものなのか私には甚だ疑問だった。彼らが本当に詫びるべき相手は世間ではなく、友美なのではないか。彼らが彼女を蔑ろにした結果がこれなのではないか。これは彼女なりの復讐だったのではないか。彼らが友美に大事なものを与えなかったから彼女はナイフという武器に頼らざる得なくなったのではないか。本当にナイフを必要としていたのは、友美の方も同じだったのだ。私はいつか友美の両親に彼女がどうしてこうなったのか教えてやりたいと思った。だって、きっと彼らはわかっていないのだから。
そうしている内に咲から電話があった。
「もしもし由香里。大丈夫? 平気?」
「うん、まあね」
「良かった、無事そうで」
「腕はまだ痛いけどね」
「そうか。すぐ良くなるといいね」
「だね」
咲の声には安堵の気持ちが含まれているように感じた。 私は思っていたことを率直に伝えることにした。
「友美は、これまでずっと辛かったんじゃないかな。友美はたぶん、両親とうまくいってなかった。だから、自分が一番偉いんだって、ヒエラルキーの頂点なんだって、思ってたんだと思う。それしか、できなかったんじゃないかな。自分の本当の気持ちにも嘘をついて、周りにも見栄を張って、こんな、こんな悲しいことってあるの。そんなの冗談じゃない。って、さっき考えてた」
「由香里らしい考えだね」
「そうかな」
私は思わず笑ってしまった。電話越しでは自分の顔なんて見えないのに。それでも、やはり伝わるものだったみたいで、向こうの笑い声が聞こえてきた。
「そうだよ。だって由香里ちゃんはずっと私と友美のことを考えてくれてたんだもの。そこまで私たちの考えてくれる人あなたが初めてだった。由香里は頭の中でずっと何か考えている人なんだろうなって、声をかける前からずっと思ってた。だからあの時声をかけてみた」
「私は期待通りの人だった?」
「期待以上の人だった」
咲の言葉を聞いて私は嬉しかった。咲の心を助けることができたのだと思うととても嬉しかった。
「ありがとう」
少しぎこちなくなってしまったが、最大限の言葉で嬉しさを伝えた。
「そういえば、学校どうなっちゃうんだろう」
「そうだね。明日私は病院に行くことになっちゃった。学校自体はあるだろうけど、大変そうだよね」
「うん。じゃあ明日は会えないね」
「だね……」
「気にしなくていいの。また明後日会えればいいんだし」
「ありがとう」
「じゃあ、もうすぐ切るね。無事そうで良かった!」
「わざわざ電話ありがとう。じゃあ、また学校で」
「じゃあね!」
咲との通話が終わった。切りつけられた腕はまだ少し痛かった。
その晩、私は一人でずっとニュースやSNSを眺めていた。友美に関する情報が次々に流れていた。この時でさえ私はまだ取り返しがつくと信じていた。取り返しがついて、彼女の両親にも話をして、それで何もかもがうまく行くと固く信じていた。それでも、ネット上で錯綜する情報を見ていて私は疲れてしまった。実際にそこにいないのによくそんなことが言えるなと思った情報さえあった。
ふと気になって、部活のグループチャットを眺めてみた。今日の夕方以降、真希ちゃんと渡さんを除いて誰もトークをしていなかった。
「友美ちゃん、由香里ちゃん、何があったのですか? 落ち着いたら返事をください。待っています」
「二人とも、落ち着いたメッセージをください。待っているね」
それが二人からのメッセージだった。だが、なんとなくグループで返信するのは憚られた。なぜなら、真希ちゃん以外誰も何もメッセージを送ってないからだった。私は二人の個人チャットの方でそれぞれにメッセージを返しておいた。
「真希ちゃん、ありがとう! 私は今は大丈夫だよ。また後で連絡するね」
「渡さん、ありがとう! 私は大丈夫だから、安心してね。また落ち着いたら連絡します」
私たちのヒエラルキーは友美が振りかざしたナイフによって簡単に壊れた。呆気ない崩壊だった。おそらくまた次のヒエラルキーが作られるのではあるが、そのヒエラルキーで彼女らは友美のことを捨て去るのだろうと思った。
「なんて薄情なんだろう」
自分の部屋で一人思わず呟いた。それが私の本音だった。
日付が変わろうとしている頃、リビングのソファに座ってテレビを見ているとお父さんが隣に座ってきた。
「何?」
「いや、今日は大変だったな」
「そうだね」
お父さんはそう言って缶コーヒーの蓋を開けた。勢いよくコーヒーを飲んでから考え込むようにテレビの画面を見つめた。私も同じようにテレビの画面を眺める。
こうしてお父さんとテレビを見たのはいつぶりだろうか。テレビでは相変わらず、友美のニュースが流れていた。画面を見つめながらお父さんは弱々しい声で呟いた。
「由香里が生きてて良かった」
お父さんの目には少し涙が流れていた。お父さんは涙を手で拭うと私の方を向いた。
「その切りつけてきた友達とはどういう関係だったんだ?」
私は少し考えた。私と友美は一体どういう関係だったのだろう。ただの友達だったのだろうか。深く考えれば考えるほど、答えは失われるような気がした。
「思うところもあったけど、やっぱり友達だって思ってた。だけどそうじゃなかったみたい……」
「そうか……」
「お父さんには友達って思える人いた?」
お父さんは顔を天井の方に向けて何かを思い出すように大事な何かを伝えようと考えているみたいだった。
「いたよ。そう思ってた人。だけど、いつの頃からか疎遠になってしまった」
「そうなんだ……」
「そいつと疎遠になって思ったことは、実は人間なんてほとんどは自分に対して薄情なんだよってことかな」
「それは悲しすぎない?」
「悲しかったよ。とっても悲しい世界の事実だよ。でもね、もう一つ大事なことがある」
「それって何?」
お父さんは真剣な眼差しで私の目を見つめた。
「たまに自分に対して薄情じゃない人もいるってことだよ。お父さんにとってはお母さんがそうだった。だから今がある。由香里はたぶん、世の中にたまにいる薄情じゃない人なのかもな。そこはお母さんに似たのかな」
そう言ってお父さんは笑った。
「良い人になったな」
私の顔を見つめながら、お父さんは私の成長を喜んでいるように思った。
「そうかな」
私の方も思わず笑った。
「まあ、そのうち自分でも理解するさ」
お父さんは私の肩を叩いて寝室の方へと戻っていった。私は未だにこの時のお父さんの言葉と眼差しを覚えている。
私にはまだできることがあるだろうか。この晩、私はそのことをずっと考えた。考えて、考えて、考えることにした。整理のつかない気持ちを少しでも整えたかった。この頃になると少し前まで見ていたピラミッドが崩れていく夢は全く見なくなっていた。それは咲や友美と面と向かって向き合おうとしていたからだと思う。いつの間にかヒエラルキーのことなんて考えなくなっていた。
この時、私は咲から借りた服をまたしても返し忘れたことに気がついた。今度こそ返そうと思って、このタイミングで借りた服一式を袋に詰めておいた。
夜がどんどん過ぎていった。結局この日は自分の中で答えは出なかった。次第に眠くなったので、私は自分の部屋に戻って布団をかぶった。この日は沢山のことがあったはずなのに、すぐに深い眠りに入っていった。友美はどこにいるのだろうか。咲は何をしているのだろうか。他のみんなは何を思っているのか。そんなことを考えながら。
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