19 / 33
ナイフ
立て籠もり
しおりを挟む
道はどこまでも続いているかに思えた。目的地まではあとどれくらいあるのだろうか。歩いていると、人通りの多い場所へと辿り着いた。
「街の中に入ったみたいだね」
時刻は午後十五時。私たちはどこかもわからないような住宅街にいた。
「ねえ、見て。地図があるよ」
私はそばにあった地図を見た。咲もそれを確かめる。その地図によれば私たちが目指していた場所まではもうすぐとのことだった。
「あと少しだ」
「そうだね……」
目的地まではあと少しなのに彼女は浮かない顔をしていた。
「どうしたの? 浮かない顔して」
彼女はすぐにはっとした顔をして
「ううん、何でもないよ」
と明るい顔を作って再び歩き出した。もしかするとここが重大な分岐点の一つだったのかもしれない。ここで私が彼女のことに向き合えていたら、あんなことにはならなかったのではないか。今でも考えてしまう。
住宅街を歩いているとパトカーのサイレンが近くで鳴っていることに気がついた。
「ねえ、パトカーが近くにいるみたい」
「じゃあ、早くここを離れないと」
私たちは駆け足で道を進んだ。だが、パトカーの音はどんどん近づいていた。
やがて何台ものパトカーとすれ違った。どうやら私たちを探しに来たみたいだった。
「走れる?」
咲が真剣な顔をして聞いてきた。私にはもちろん走る選択肢しかなかった。
「うん」
私たちは走った。路地裏を通ったりしながらうまくパトカーたちの追跡をかわした。
だが、やはり足の限界が訪れた。咲の走る速度が遅くなって次第に私の速度も落ちていった。
咲は息を切らしながら走っていた。それを見て私はどうしたらこの状況を抜け出せるのかを考えた。考えていると、目の前に蔦が生えた古びた建物を見つけた。
「ひとまず、あの中に入ろう!」
私はその建物を指さした。
「そうだね……」
私たちは建物の玄関まで走った。玄関のノブを掴むと鍵は開いていた。私たちは急いで中に入った。
「ここで少し休もう。パトカーの音が聞こえないから多分気づかれていないよ」
咲は走り疲れたのかその場で座り込んだ。
建物の中をよく見ると蜘蛛の巣だらけだった。どうやら空き家のようだった。そのままにされたらしきテーブルに触れると沢山のほこりが手に付いた。息を整えてすぐに出ようとしていた私たちだったが、そんなにうまくはいかなかった。次第にパトカーの音が近づいてきた。私たちの行動は気づかれていたようだった。
窓の外を見ると何台ものパトカーが正面の道に停まっていた。警官たちがパトカーから降りて何か話し合いを始めていた。
「まずい」
私は座り込んだままの咲に状況を伝えた。彼女はどうしたら良いのかを考え始めたが、直後に男性の声が聞こえてきた。
「警察です! 大人しくこの建物から出てきてください!」
拡声器だった。うるさくて私は耳を少しだけ塞いだ。私たちは脱出方法を思いつくまでは警官たちのことを無視することにした。
十分ほど沈黙が続いたところで、再び拡声器の声がした。
「吉原よ。佐野、あんた自分が何しているのかわかってるの?」
どうやら吉原刑事が私たちのことを追いかけてきたみたいだった。
「佐野と一緒にいるのは倉持咲だね。あんた、サイテーね。人を殺した上に友達を連れて逃げるなんて」
この時、咲の顔に何か怒りのようなものが浮かび上がった。彼女は立ち上がって、建物の窓を少し開けた。
「サイテーなのはあんたの方よ! あんたのやり方が汚かったから友美は追い詰められた!」
「はあっ! 私はただ彼女を捕まえようとしただけよ。そのためならどんな手段だって使うわよ!」
咲は一旦窓を閉じた。
私には気になったことがあった。窓際から戻ってきた彼女に問いかけた。
「ねえ、友美と吉原の間に何があったの?」
「友美は今からあなたを殺すのは吉原っていう刑事のせいだって、叫び狂ってた……」
私は吉原刑事と友美の間に何があったのか未だにわからなかった。少し間を開けて拡声器で再び吉原刑事が叫んだ。
「ねえ、あなたたちをありもしない事件をでっち上げて捕まえることなんて簡単なのよ! あなたたちを捕まえるためなら殺人鬼にだって仕立て上げてやるんだから!」
咲は再び立ち上がって窓を開けた。
「だったら、犬に友美を襲わせたのもそのためだったの!」
初耳だった。まさか友美に殺された犬は吉原刑事が送りつけた犬だったなんて。
「ああ、そうよ! あいつを捕まえるために送りつけたらまさか殺すなんて! なんて恐ろしい子なのと思ったわ!」
「じゃあ、あんたその場にいたのに何で友美を捕まえずに犬を見殺しにしたの! 言ってたわよ友美が、あんたもその場にいてわざわざ名刺まで置いてったって! あんたの方が友美よりも何万倍も狂っている!」
「狂ってるだって! 私は人を追い詰めるのが楽しいだけよ! それが何か?」
「それが狂ってるんだって言ってんの!」
「あなたの方こそ、人刺しておいて逃げるなんて、私なんかよりもよっぽど狂っているわよ!」
「なんですって!」
咲と吉原刑事の言い争いは続いた。先のそばにいた私も、吉原刑事のそばにいた警官たちも何もできなかった。
私もあの狂った刑事に言いたいことは山ほどあったが、まずはこの状況から逃げることが先決だと思った。何か良い方法はないか。そう考えていると外に続いていると思わしき扉を見つけた。私は恐る恐る、扉に近づいた。ガラス張りの扉から外を眺めるとそこに警官たちはいなかった。
喋り疲れたのか咲が戻ってきた。
「あの刑事なんなの!」
「それより咲、あそこを見て」
私は扉の方を指で示した。彼女は私の意図を汲み取ったみたいで、頷いてくれた。
「今なら誰もいない。あそこから逃げよう」
「そうだね」
逃げようとした、その時だった。
「佐野! 出てきなさい! あんたが殺したんだろう? 何も喋らないのは卑怯なんじゃない!」
あの刑事は笑っていた。
私は許せなかった。窓の側まで近づいて叫んだ。
「あんた、こんなことしてそんなに楽しいの! 私が友美を殺しただって? ご想像にお任せするわ! あんたならなんでもでっちあげて私をと咲を捕まえるのでしょうね! 上等よ! 受けて立ってやるわ! だけど、その前に私たちには目的がある! 捕まえるならそれからにしてちょうだい!」
私は窓を閉じた。それから咲の手を握って急いで扉を開けた。それから気づかれないように裏の塀を登って後ろ隣の家の庭に忍び込んで、逃げた。
幸い警官たちは誰も気がつかなかったようだった。なんて手薄な警官たちなんだと思った。
逃げ切った私たちは道を急いだ。走った。走り続けた。通り過ぎた公園の時計を見ると時刻は午後の十六時だった。こうなった以上は急がなくては。走る足はどんどん速くなっていった。ある程度走ったところで私たちは茂みに隠れて休憩することにした。
「ねえ、友美は何で何も言ってくれなかったんだろうね」
咲が悲しげに言った。それは私も同じことを考えていた。どうして、頼る選択肢を自ら捨ててしまったのだろうか。
「わからないね、もう死んじゃったし」
「そうなんだよね、友美って死んじゃったんだよね……」
私たちは改めて友美の死を実感した。
「ねえ、私たちどうなっちゃんだろうね……」
私は咲に聞いてみた。彼女はこれからのことをどう思っているのか知りたかったからだった。すると咲は空を見上げて答えた。
「そんなこと、私はどうでもいい。人間いつかは死んだもの。だから今はこの瞬間を走るよ私は」
咲は友美が死んだ時点で自分が何をすべきなのかを決意をしていたのだと思う。だからこそのこの言葉だったのだろう。
この時の私にはそれがとても力強い言葉に感じられた。そうだ、今の私は彼女といられればそれで良いのだと思っていた。彼女が孔雀座をなぜ見たいのかなんて実は私にはどうでもよかったのだ。だからこそ私は、彼女の目を見た。
「そうだね。じゃあ、また走ろうか」
咲もまた私の目を見て頷いた。
「うん」
私たちは立ち上がって、走り出した。
「街の中に入ったみたいだね」
時刻は午後十五時。私たちはどこかもわからないような住宅街にいた。
「ねえ、見て。地図があるよ」
私はそばにあった地図を見た。咲もそれを確かめる。その地図によれば私たちが目指していた場所まではもうすぐとのことだった。
「あと少しだ」
「そうだね……」
目的地まではあと少しなのに彼女は浮かない顔をしていた。
「どうしたの? 浮かない顔して」
彼女はすぐにはっとした顔をして
「ううん、何でもないよ」
と明るい顔を作って再び歩き出した。もしかするとここが重大な分岐点の一つだったのかもしれない。ここで私が彼女のことに向き合えていたら、あんなことにはならなかったのではないか。今でも考えてしまう。
住宅街を歩いているとパトカーのサイレンが近くで鳴っていることに気がついた。
「ねえ、パトカーが近くにいるみたい」
「じゃあ、早くここを離れないと」
私たちは駆け足で道を進んだ。だが、パトカーの音はどんどん近づいていた。
やがて何台ものパトカーとすれ違った。どうやら私たちを探しに来たみたいだった。
「走れる?」
咲が真剣な顔をして聞いてきた。私にはもちろん走る選択肢しかなかった。
「うん」
私たちは走った。路地裏を通ったりしながらうまくパトカーたちの追跡をかわした。
だが、やはり足の限界が訪れた。咲の走る速度が遅くなって次第に私の速度も落ちていった。
咲は息を切らしながら走っていた。それを見て私はどうしたらこの状況を抜け出せるのかを考えた。考えていると、目の前に蔦が生えた古びた建物を見つけた。
「ひとまず、あの中に入ろう!」
私はその建物を指さした。
「そうだね……」
私たちは建物の玄関まで走った。玄関のノブを掴むと鍵は開いていた。私たちは急いで中に入った。
「ここで少し休もう。パトカーの音が聞こえないから多分気づかれていないよ」
咲は走り疲れたのかその場で座り込んだ。
建物の中をよく見ると蜘蛛の巣だらけだった。どうやら空き家のようだった。そのままにされたらしきテーブルに触れると沢山のほこりが手に付いた。息を整えてすぐに出ようとしていた私たちだったが、そんなにうまくはいかなかった。次第にパトカーの音が近づいてきた。私たちの行動は気づかれていたようだった。
窓の外を見ると何台ものパトカーが正面の道に停まっていた。警官たちがパトカーから降りて何か話し合いを始めていた。
「まずい」
私は座り込んだままの咲に状況を伝えた。彼女はどうしたら良いのかを考え始めたが、直後に男性の声が聞こえてきた。
「警察です! 大人しくこの建物から出てきてください!」
拡声器だった。うるさくて私は耳を少しだけ塞いだ。私たちは脱出方法を思いつくまでは警官たちのことを無視することにした。
十分ほど沈黙が続いたところで、再び拡声器の声がした。
「吉原よ。佐野、あんた自分が何しているのかわかってるの?」
どうやら吉原刑事が私たちのことを追いかけてきたみたいだった。
「佐野と一緒にいるのは倉持咲だね。あんた、サイテーね。人を殺した上に友達を連れて逃げるなんて」
この時、咲の顔に何か怒りのようなものが浮かび上がった。彼女は立ち上がって、建物の窓を少し開けた。
「サイテーなのはあんたの方よ! あんたのやり方が汚かったから友美は追い詰められた!」
「はあっ! 私はただ彼女を捕まえようとしただけよ。そのためならどんな手段だって使うわよ!」
咲は一旦窓を閉じた。
私には気になったことがあった。窓際から戻ってきた彼女に問いかけた。
「ねえ、友美と吉原の間に何があったの?」
「友美は今からあなたを殺すのは吉原っていう刑事のせいだって、叫び狂ってた……」
私は吉原刑事と友美の間に何があったのか未だにわからなかった。少し間を開けて拡声器で再び吉原刑事が叫んだ。
「ねえ、あなたたちをありもしない事件をでっち上げて捕まえることなんて簡単なのよ! あなたたちを捕まえるためなら殺人鬼にだって仕立て上げてやるんだから!」
咲は再び立ち上がって窓を開けた。
「だったら、犬に友美を襲わせたのもそのためだったの!」
初耳だった。まさか友美に殺された犬は吉原刑事が送りつけた犬だったなんて。
「ああ、そうよ! あいつを捕まえるために送りつけたらまさか殺すなんて! なんて恐ろしい子なのと思ったわ!」
「じゃあ、あんたその場にいたのに何で友美を捕まえずに犬を見殺しにしたの! 言ってたわよ友美が、あんたもその場にいてわざわざ名刺まで置いてったって! あんたの方が友美よりも何万倍も狂っている!」
「狂ってるだって! 私は人を追い詰めるのが楽しいだけよ! それが何か?」
「それが狂ってるんだって言ってんの!」
「あなたの方こそ、人刺しておいて逃げるなんて、私なんかよりもよっぽど狂っているわよ!」
「なんですって!」
咲と吉原刑事の言い争いは続いた。先のそばにいた私も、吉原刑事のそばにいた警官たちも何もできなかった。
私もあの狂った刑事に言いたいことは山ほどあったが、まずはこの状況から逃げることが先決だと思った。何か良い方法はないか。そう考えていると外に続いていると思わしき扉を見つけた。私は恐る恐る、扉に近づいた。ガラス張りの扉から外を眺めるとそこに警官たちはいなかった。
喋り疲れたのか咲が戻ってきた。
「あの刑事なんなの!」
「それより咲、あそこを見て」
私は扉の方を指で示した。彼女は私の意図を汲み取ったみたいで、頷いてくれた。
「今なら誰もいない。あそこから逃げよう」
「そうだね」
逃げようとした、その時だった。
「佐野! 出てきなさい! あんたが殺したんだろう? 何も喋らないのは卑怯なんじゃない!」
あの刑事は笑っていた。
私は許せなかった。窓の側まで近づいて叫んだ。
「あんた、こんなことしてそんなに楽しいの! 私が友美を殺しただって? ご想像にお任せするわ! あんたならなんでもでっちあげて私をと咲を捕まえるのでしょうね! 上等よ! 受けて立ってやるわ! だけど、その前に私たちには目的がある! 捕まえるならそれからにしてちょうだい!」
私は窓を閉じた。それから咲の手を握って急いで扉を開けた。それから気づかれないように裏の塀を登って後ろ隣の家の庭に忍び込んで、逃げた。
幸い警官たちは誰も気がつかなかったようだった。なんて手薄な警官たちなんだと思った。
逃げ切った私たちは道を急いだ。走った。走り続けた。通り過ぎた公園の時計を見ると時刻は午後の十六時だった。こうなった以上は急がなくては。走る足はどんどん速くなっていった。ある程度走ったところで私たちは茂みに隠れて休憩することにした。
「ねえ、友美は何で何も言ってくれなかったんだろうね」
咲が悲しげに言った。それは私も同じことを考えていた。どうして、頼る選択肢を自ら捨ててしまったのだろうか。
「わからないね、もう死んじゃったし」
「そうなんだよね、友美って死んじゃったんだよね……」
私たちは改めて友美の死を実感した。
「ねえ、私たちどうなっちゃんだろうね……」
私は咲に聞いてみた。彼女はこれからのことをどう思っているのか知りたかったからだった。すると咲は空を見上げて答えた。
「そんなこと、私はどうでもいい。人間いつかは死んだもの。だから今はこの瞬間を走るよ私は」
咲は友美が死んだ時点で自分が何をすべきなのかを決意をしていたのだと思う。だからこそのこの言葉だったのだろう。
この時の私にはそれがとても力強い言葉に感じられた。そうだ、今の私は彼女といられればそれで良いのだと思っていた。彼女が孔雀座をなぜ見たいのかなんて実は私にはどうでもよかったのだ。だからこそ私は、彼女の目を見た。
「そうだね。じゃあ、また走ろうか」
咲もまた私の目を見て頷いた。
「うん」
私たちは立ち上がって、走り出した。
0
あなたにおすすめの小説
結婚相手は、初恋相手~一途な恋の手ほどき~
馬村 はくあ
ライト文芸
「久しぶりだね、ちとせちゃん」
入社した会社の社長に
息子と結婚するように言われて
「ま、なぶくん……」
指示された家で出迎えてくれたのは
ずっとずっと好きだった初恋相手だった。
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
ちょっぴり照れ屋な新人保険師
鈴野 ちとせ -Chitose Suzuno-
×
俺様なイケメン副社長
遊佐 学 -Manabu Yusa-
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
「これからよろくね、ちとせ」
ずっと人生を諦めてたちとせにとって
これは好きな人と幸せになれる
大大大チャンス到来!
「結婚したい人ができたら、いつでも離婚してあげるから」
この先には幸せな未来しかないと思っていたのに。
「感謝してるよ、ちとせのおかげで俺の将来も安泰だ」
自分の立場しか考えてなくて
いつだってそこに愛はないんだと
覚悟して臨んだ結婚生活
「お前の頭にあいつがいるのが、ムカつく」
「あいつと仲良くするのはやめろ」
「違わねぇんだよ。俺のことだけ見てろよ」
好きじゃないって言うくせに
いつだって、強引で、惑わせてくる。
「かわいい、ちとせ」
溺れる日はすぐそこかもしれない
◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌
俺様なイケメン副社長と
そんな彼がずっとすきなウブな女の子
愛が本物になる日は……
石榴(ざくろ)の月~愛され求められ奪われて~
めぐみ
歴史・時代
お民は江戸は町外れ徳平店(とくべいだな)に夫源治と二人暮らし。
源治はお民より年下で、お民は再婚である。前の亭主との間には一人息子がいたが、川に落ちて夭折してしまった。その後、どれだけ望んでも、子どもは授からなかった。
長屋暮らしは慎ましいものだが、お民は夫に愛されて、女としても満ち足りた日々を過ごしている。
そんなある日、徳平店が近々、取り壊されるという話が持ちあがる。徳平店の土地をもっているのは大身旗本の石澤嘉門(いしざわかもん)だ。その嘉門、実はお民をふとしたことから見初め、お民を期間限定の側室として差し出すなら、長屋取り壊しの話も考え直しても良いという。
明らかにお民を手に入れんがための策略、しかし、お民は長屋に住む皆のことを考えて、殿様の取引に応じるのだった。
〝行くな!〟と懸命に止める夫に哀しく微笑み、〝約束の1年が過ぎたから、きっとお前さんの元に帰ってくるよ〟と残して―。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
僕《わたし》は誰でしょう
紫音みけ🐾書籍発売中
青春
※第7回ライト文芸大賞にて奨励賞を受賞しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
【あらすじ】
交通事故の後遺症で記憶喪失になってしまった女子高生・比良坂すずは、自分が女であることに違和感を抱く。
「自分はもともと男ではなかったか?」
事故後から男性寄りの思考になり、周囲とのギャップに悩む彼女は、次第に身に覚えのないはずの記憶を思い出し始める。まるで別人のものとしか思えないその記憶は、一体どこから来たのだろうか。
見知らぬ思い出をめぐる青春SF。
※表紙イラスト=ミカスケ様
私の守護霊さん
Masa&G
キャラ文芸
大学生活を送る彩音には、誰にも言えない秘密がある。
彼女のそばには、他人には姿の見えない“守護霊さん”がずっと寄り添っていた。
これは——二人で過ごした最後の一年を描く、かけがえのない物語。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
Husband's secret (夫の秘密)
設楽理沙
ライト文芸
果たして・・
秘密などあったのだろうか!
むちゃくちゃ、1回投稿文が短いです。(^^ゞ💦アセアセ
10秒~30秒?
何気ない隠し事が、とんでもないことに繋がっていくこともあるんですね。
❦ イラストはAI生成画像 自作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる