59 / 146
第六章
カッスターダンジョン その5
しおりを挟む
床に累々たる怪物の屍が折り重なり、血だまりが足許を濡らす。
どれくらいの時間が経過したのだろうか。
誰もわからない。半刻かもしれず、一刻かもしれない。
長い戦闘による興奮状態と疲労感で意識が混濁し、冷静な判断ができるものはいなくなっていた。あるのはただ、生きてこの難局を乗り切るという覚悟である。
『フェニックス』メンバー全員が一丸となり、それぞれの長所を生かしあい、フルに機能している。
敵の数は、もはや数えるほどしかいない。
だがまだ、最大の難物、オーガーが残っている。
オーガーは静謐そのものの佇まいで、腕組みをして冷静に戦況を見守っていた。
その状態を不気味に思っていた一行だったが、ころあいよしと見たか、オーガーは腕組みを解き、ゆっくりと前進を開始した。
まずコニンが弓を射るが、その硬い表皮にはじかれた。
「ファイヤー・ホーク!」
エクセの詠唱が完成した。
空中魔法陣より、炎に包まれた鷹が羽ばたいた。
高い天井付近まで飛翔すると、炎の鷹は威嚇するように「グギャア」とひと声鳴き、羽根を広げオーガーの頭上へと飛来する。
オーガーは腕をクロスし、それを受けた。
炎に包まれたのも一瞬のこと。
やがて何事もなかったかのように、のっしのっしと前進してくる。まるで痛痒を感じていないようだ。
つうっとエクセの白い頬に汗がつたう。
「このオーガーは、呪文に対する耐性がありますね……」
「ならば、直接打撃しかあるまい」
ダーがひょいと戦斧を肩に担いで前に出る。
当然のような表情で、その隣をクロノが埋める。
彼らを見やり、にやりと鬼《オーガー》が笑ったように見えた。
「なにがおかしい、このデカブツめ」
オーガーは背中から、ずるりと巨大な鉈のような剣を抜いた。
鈍い光を放つそれは、オーガーのそれぞれの手に握られている。
「双剣使いのオーガーじゃと!?」
ダーは驚いたが、止まってはいない。停滞は死につながる。
クロノとの、いつもの上下連携で、オーガーに斬りかかった。
オーガーは、その両方の攻撃を、双剣で受けて見せた。
並の力量ではない。
「むう、やりおる」
ダーは下から踏み込み、斬りあげた。クロノは突きを入れる。
それを易々とさばかれる。
2人の熟練した剣士を相手にして、このオーガーは対等以上に渡り合っている。いや、どちらかといえば劣勢なのはこちらの方だ。
これは実戦で鍛え上げた技術だと、直感的にダーは理解した。
おそらくここで出会うまで、よほどの数の冒険者を斬ってきたのだろう。
そして、明らかに太刀筋を読まれている。
先程までこの鬼が、沈黙を保っていたわけがわかった。
他の怪物を犠牲にして、こちらの動きを冷静に観察していたのだ。
技術に加え、並々ならぬ知性がある。確かにこれは難敵だった。
広い密室に、鉄の擦過音がひびきわたる。戦況は芳しくなかった。
オーガーの攻勢が続いている。ふたりは対抗するのがやっとの状態だ。
剣闘士時代から鍛えぬいた技術が通じない。その焦りがあったのだろう。クロノトールは水平に振った剣を受けられると、不用意に前蹴りを放った。
いかん。思わずダーがつぶやいた瞬間である。
その隙をとらえ、オーガーがカウンターで蹴り返した。
「ぐっ……!」
腹部に蹴りが炸裂し、うめき声をあげて、ふっとぶクロノトール。
「クロノ!」
ダーは叫ぶが、すぐに気を取り直した。オーガーが向かってくる。
背後のことをダーは意識した。逃げるわけにはいかない。
ダーはすっと斧を上段に構えなおした。
オーガーは笑みを浮かべている。勝利を確信したような笑み。
(そうは、いくか)
ダーの口から、奇妙な言葉が紡がれる。呪文の詠唱だった。
今日までひたすらやってきた、マナの総量を増大する作業。
しかし、ダーは失神と回復をくりかえすうち、これを実戦に応用できないか、ずっと考えていたのだ。
幸いなことに、彼はいま、青龍の珠を携帯してきている。
珠は背嚢のわずかな隙間から、外部へと青輝を放っている。
「大いなる天の四神が一、青龍との盟により顕現せよ、サンダ――」
ムウと考えるが、その先が思いつかない。
ドワーフの魔法使いになる修行はしていないからだ。
「ええい、とにかく出でよ! サンダー!」
その中途半端な詠唱でも、青龍の珠は応えてくれた。
戦斧の斧頭が静かに青くかがやいた。
帯電しているのか、それは斧頭からゆるりと刃先に流れこみ、薄暗闇の広間を、亡霊のような青い光で照らし出した。
オーガーは剣を振り下ろし、ダーの斧と噛み合った。
その瞬間、オーガーの全身に青い光が広がった。
まるで燎原に放たれた火のごとく。
「ガアアアアアアアアッッ!!!」
オーガーは苦悶している。全身に稲妻のような多角形の傷が浮かびあがった
ダーは内心、驚嘆する思いだった。
それでもオーガーはなお、その力を緩めようとしない。
しばらく、その状態が続いた。どれほどの電流が体内に流れたのだろうか。
(これで駄目なら、本物の化物じゃわい)
だが、ほどなく限界は訪れた。
オーガーは切り倒された大木のように、ゆっくりと前のめりにその巨体を沈めていく。
ダーはあわてて横に飛びのき、下敷きになるのを避けた。
ずしんという凄まじい轟音たてて、オーガーは地に伏した。
すでに、絶命しているようだった。
「心臓が止まったのです」
エクセが静かに宣告した。
「そうかい、そりゃよかったのう……」
ダーは転がったまま、動かない。いや、動けなかった。
精神力の枯渇状態。もはや彼にとって馴染みの感覚である。
「すまんが、マナ・ポーション一つ、もらいたいんじゃが」
エクセは苦笑しつつ、細いビンを片手に彼の元へと歩み寄る。
「今回は、ツケでいいですよ」
クロノも、むっくりと起き上がった。黒魔獣の装甲のおかげか、さほどのダメージはなさそうだった。
へなへなと、イエカイが床にへたりこんだ。
「もう、生きた心地がしませんでしたよ……」
「そりゃ、こっちのセリフじゃわい」
座り込んだままマナ・ポーションを呷りながら、ダーがつぶやく。
戦力にならぬ、足手まといの若者を庇いながら、この大群を向こうに回して戦い続けたのだ。とんでもないハンデ戦であった。死者が出なかったのが奇跡のようなものだ。
大広間は魔物の死体で、足の踏み場もないような状態である。
コニンが射撃手スケルトンの持っていた弓を手にして、ガッツポーズしている。どうやら戦闘中から目をつけていたらしい。
薄暗闇の中でもなお、涼やかな光を放つ銀色の弓だ。
武器屋に売却すれば、おそらく相当の値がするだろう。
「カ、カッコいい。これ絶対いいものだよ! 軽いし!」
「よかったですね、いい武器が手に入って」
ルカが我がことのように嬉しそうに言う。
魔物はたまに、こうしたレア・アイテムを持っている事がある。
本来の所有者は、逃亡してアイテムを取り落としたのか、命もろともアイテムを奪われたのか。それは彼らにはわからない。
コニンは落ちた矢を回収するついでに、新しい弓の試し撃ちをしている。
何度か虚空へ向かって弓を射ったあと、再び矢を回収しながら、
「これいいよ、うん。以前のやつより飛距離が増した感じがあるし、グリップが握りやすくて私に合ってる。もうちょっとここを――」
と、なにやら一人でぶつぶつと呟いている。
「喜んでいるようで何よりじゃ」
罠で下りた分厚い扉は、オーガーが死ぬと同時にすべて解除された。
ガラガラとなにかが作動する音がした後、ゆっくりと扉は上に引き上げられた。どういう仕組みなのか、シーフのいないフェニックスのメンバーには理解できない。
「仕組みはわからんが、あまり長居をしてもいいことはなさそうじゃ」
「そうだね。また罠が作動してもつまらないし」
抜け目なく金目のものを物色すると、一行はさっさと大広間を後にすることにした。
下の層へ降りる階段は、すぐに見つかった。
「さあ、地下5層じゃ――」
どれくらいの時間が経過したのだろうか。
誰もわからない。半刻かもしれず、一刻かもしれない。
長い戦闘による興奮状態と疲労感で意識が混濁し、冷静な判断ができるものはいなくなっていた。あるのはただ、生きてこの難局を乗り切るという覚悟である。
『フェニックス』メンバー全員が一丸となり、それぞれの長所を生かしあい、フルに機能している。
敵の数は、もはや数えるほどしかいない。
だがまだ、最大の難物、オーガーが残っている。
オーガーは静謐そのものの佇まいで、腕組みをして冷静に戦況を見守っていた。
その状態を不気味に思っていた一行だったが、ころあいよしと見たか、オーガーは腕組みを解き、ゆっくりと前進を開始した。
まずコニンが弓を射るが、その硬い表皮にはじかれた。
「ファイヤー・ホーク!」
エクセの詠唱が完成した。
空中魔法陣より、炎に包まれた鷹が羽ばたいた。
高い天井付近まで飛翔すると、炎の鷹は威嚇するように「グギャア」とひと声鳴き、羽根を広げオーガーの頭上へと飛来する。
オーガーは腕をクロスし、それを受けた。
炎に包まれたのも一瞬のこと。
やがて何事もなかったかのように、のっしのっしと前進してくる。まるで痛痒を感じていないようだ。
つうっとエクセの白い頬に汗がつたう。
「このオーガーは、呪文に対する耐性がありますね……」
「ならば、直接打撃しかあるまい」
ダーがひょいと戦斧を肩に担いで前に出る。
当然のような表情で、その隣をクロノが埋める。
彼らを見やり、にやりと鬼《オーガー》が笑ったように見えた。
「なにがおかしい、このデカブツめ」
オーガーは背中から、ずるりと巨大な鉈のような剣を抜いた。
鈍い光を放つそれは、オーガーのそれぞれの手に握られている。
「双剣使いのオーガーじゃと!?」
ダーは驚いたが、止まってはいない。停滞は死につながる。
クロノとの、いつもの上下連携で、オーガーに斬りかかった。
オーガーは、その両方の攻撃を、双剣で受けて見せた。
並の力量ではない。
「むう、やりおる」
ダーは下から踏み込み、斬りあげた。クロノは突きを入れる。
それを易々とさばかれる。
2人の熟練した剣士を相手にして、このオーガーは対等以上に渡り合っている。いや、どちらかといえば劣勢なのはこちらの方だ。
これは実戦で鍛え上げた技術だと、直感的にダーは理解した。
おそらくここで出会うまで、よほどの数の冒険者を斬ってきたのだろう。
そして、明らかに太刀筋を読まれている。
先程までこの鬼が、沈黙を保っていたわけがわかった。
他の怪物を犠牲にして、こちらの動きを冷静に観察していたのだ。
技術に加え、並々ならぬ知性がある。確かにこれは難敵だった。
広い密室に、鉄の擦過音がひびきわたる。戦況は芳しくなかった。
オーガーの攻勢が続いている。ふたりは対抗するのがやっとの状態だ。
剣闘士時代から鍛えぬいた技術が通じない。その焦りがあったのだろう。クロノトールは水平に振った剣を受けられると、不用意に前蹴りを放った。
いかん。思わずダーがつぶやいた瞬間である。
その隙をとらえ、オーガーがカウンターで蹴り返した。
「ぐっ……!」
腹部に蹴りが炸裂し、うめき声をあげて、ふっとぶクロノトール。
「クロノ!」
ダーは叫ぶが、すぐに気を取り直した。オーガーが向かってくる。
背後のことをダーは意識した。逃げるわけにはいかない。
ダーはすっと斧を上段に構えなおした。
オーガーは笑みを浮かべている。勝利を確信したような笑み。
(そうは、いくか)
ダーの口から、奇妙な言葉が紡がれる。呪文の詠唱だった。
今日までひたすらやってきた、マナの総量を増大する作業。
しかし、ダーは失神と回復をくりかえすうち、これを実戦に応用できないか、ずっと考えていたのだ。
幸いなことに、彼はいま、青龍の珠を携帯してきている。
珠は背嚢のわずかな隙間から、外部へと青輝を放っている。
「大いなる天の四神が一、青龍との盟により顕現せよ、サンダ――」
ムウと考えるが、その先が思いつかない。
ドワーフの魔法使いになる修行はしていないからだ。
「ええい、とにかく出でよ! サンダー!」
その中途半端な詠唱でも、青龍の珠は応えてくれた。
戦斧の斧頭が静かに青くかがやいた。
帯電しているのか、それは斧頭からゆるりと刃先に流れこみ、薄暗闇の広間を、亡霊のような青い光で照らし出した。
オーガーは剣を振り下ろし、ダーの斧と噛み合った。
その瞬間、オーガーの全身に青い光が広がった。
まるで燎原に放たれた火のごとく。
「ガアアアアアアアアッッ!!!」
オーガーは苦悶している。全身に稲妻のような多角形の傷が浮かびあがった
ダーは内心、驚嘆する思いだった。
それでもオーガーはなお、その力を緩めようとしない。
しばらく、その状態が続いた。どれほどの電流が体内に流れたのだろうか。
(これで駄目なら、本物の化物じゃわい)
だが、ほどなく限界は訪れた。
オーガーは切り倒された大木のように、ゆっくりと前のめりにその巨体を沈めていく。
ダーはあわてて横に飛びのき、下敷きになるのを避けた。
ずしんという凄まじい轟音たてて、オーガーは地に伏した。
すでに、絶命しているようだった。
「心臓が止まったのです」
エクセが静かに宣告した。
「そうかい、そりゃよかったのう……」
ダーは転がったまま、動かない。いや、動けなかった。
精神力の枯渇状態。もはや彼にとって馴染みの感覚である。
「すまんが、マナ・ポーション一つ、もらいたいんじゃが」
エクセは苦笑しつつ、細いビンを片手に彼の元へと歩み寄る。
「今回は、ツケでいいですよ」
クロノも、むっくりと起き上がった。黒魔獣の装甲のおかげか、さほどのダメージはなさそうだった。
へなへなと、イエカイが床にへたりこんだ。
「もう、生きた心地がしませんでしたよ……」
「そりゃ、こっちのセリフじゃわい」
座り込んだままマナ・ポーションを呷りながら、ダーがつぶやく。
戦力にならぬ、足手まといの若者を庇いながら、この大群を向こうに回して戦い続けたのだ。とんでもないハンデ戦であった。死者が出なかったのが奇跡のようなものだ。
大広間は魔物の死体で、足の踏み場もないような状態である。
コニンが射撃手スケルトンの持っていた弓を手にして、ガッツポーズしている。どうやら戦闘中から目をつけていたらしい。
薄暗闇の中でもなお、涼やかな光を放つ銀色の弓だ。
武器屋に売却すれば、おそらく相当の値がするだろう。
「カ、カッコいい。これ絶対いいものだよ! 軽いし!」
「よかったですね、いい武器が手に入って」
ルカが我がことのように嬉しそうに言う。
魔物はたまに、こうしたレア・アイテムを持っている事がある。
本来の所有者は、逃亡してアイテムを取り落としたのか、命もろともアイテムを奪われたのか。それは彼らにはわからない。
コニンは落ちた矢を回収するついでに、新しい弓の試し撃ちをしている。
何度か虚空へ向かって弓を射ったあと、再び矢を回収しながら、
「これいいよ、うん。以前のやつより飛距離が増した感じがあるし、グリップが握りやすくて私に合ってる。もうちょっとここを――」
と、なにやら一人でぶつぶつと呟いている。
「喜んでいるようで何よりじゃ」
罠で下りた分厚い扉は、オーガーが死ぬと同時にすべて解除された。
ガラガラとなにかが作動する音がした後、ゆっくりと扉は上に引き上げられた。どういう仕組みなのか、シーフのいないフェニックスのメンバーには理解できない。
「仕組みはわからんが、あまり長居をしてもいいことはなさそうじゃ」
「そうだね。また罠が作動してもつまらないし」
抜け目なく金目のものを物色すると、一行はさっさと大広間を後にすることにした。
下の層へ降りる階段は、すぐに見つかった。
「さあ、地下5層じゃ――」
0
あなたにおすすめの小説
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる