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第6話
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なんて構えていたけど、リサおばあ様が笑顔で出迎えてくれた。本家の隠居夫人で本当の祖母ではないけど、そう呼べと言われている。何せリサと言う名の者が親族には、私が知っているだけで三人もいるのだから。
そういえば本家の人は、銀灰色の髪の人が多い。リサおばあ様もそう。サファイヤブルーの瞳が綺麗なのよね。おじい様はもうお亡くなりになったけど、婿だったとか。
「まあ。ファビア。大きくなったわね」
「ご無沙汰しております。リサおばあ様」
魔法学園の制服のままなので、軽くお辞儀をして挨拶をした。
「さあ、ファビアこちらよ」
「こちらでございます」
ハッキリしているわね、高位貴族って。
私にだけ笑顔を向け、お父様と継母は無視。二人は使用人に言われ歩き出す。
もしかしたらその使用人は、お父様達より高貴な出かもしれない。
結婚せずにいる一つの選択肢がそう言えばここにもあったわね。伯爵家の者達が多いけど、侯爵家や公爵家の使用人になる選択もあった。
男爵や子爵になるのが嫌だと思えば、この職業も視野に伯爵家なら入る。
ギリギリ子爵家ならメイドになれるだろう。そういう学校も実はあるけど、私はお掃除って苦手だから……。
「さあ、ここに座って」
「はい。ありがとうございます」
使用人が引いた椅子にちょこんと座る。
通されたのは、手入れが行き届いた庭園だった。
この国は、日が落ちるまで外にいてもそんなに寒くない。
「嬉しいわ。ここから通いたいのですってね」
使用人が紅茶を淹れる中、リサおばあ様から話を切り出した。
うん? これって、大丈夫そうじゃないかしら?
「お願いできますか?」
隣の席からお父様が嬉しそうに口を挟めば、リサおばあ様がギロリと睨む。私と話しているという顔つきだ。
隣の席……そう、お父様と継母は、テーブルが違った。そこまでする? と思うけど、まあ仕方がない。
孫(になるのかわからないけど)は可愛いけどって事かな。
「ファビア。気兼ねなくここから通うといいわ。今まで大変だったでしょう。今日から住めるように部屋を用意してあるわ」
「え!?」
リサおばあ様の言葉に、私達は目を丸くする。
魔法学園に通う為に住みたいなんてって嫌がられると思っていた。
才能も必要だけど、伯爵家の学生が一番多いから。行ってみてわかった事だけどね。
休み時間に話す彼らの話だと、公爵家、侯爵家の次男以降は、大抵伯爵家の婿になるらしい。そして、伯爵家以下の次男達らが結婚すると爵位を頂く。
つまり、侯爵家からは男爵や子爵になる者はいない。なので、それから逃れる為に、魔法博士になる者はいないとなる。
だから教室は、8割が伯爵家の次男坊や三男坊で溢れかえっていた。
もちろん、男爵家や子爵家の者もいるが、本当に才能がある者しかいないらしい。何せ入学しても魔法博士になれなければ、借金が出来るだけだからね。そりゃ戸惑うよね。
その事から、魔法学園に通うのは下位爵位の者で、体裁が悪いから侯爵家から通うなどけしからん。となると思っていた。
しかも私は令嬢。普通は外で働かない。その事からも自身が爵位を持つなどもっての外なのかと思っていたわ。
「い、いいのですか? ご迷惑になりませんか?」
「何を言います。我が侯爵家では初ですわよ。女性で魔法博士になるなんて!」
いやまだなってませんけど。そのスタートラインに立ったばかりです。
でもなんか思い描いていた感じと違うわね。まあよかったわ。杞憂に終わって。
「あの、私の娘も……」
継母がそう言い出すと、ギロリとリサおばあ様が睨む。
まさか、ここにマリーを住まわせようと思っていたの? 凄すぎる。私でさえ無理かもと思っていたのに。
マリーは、再婚してお父様の子にはなったかもしれないけど、ココドーネ侯爵家とは血の繋がりはない。しかも、私は学園に通う為にお願いに上がったのに、彼女はそういう理由すらない。
「本当にどうして、こんな方と再婚なさったの? だから反対でしたのよ。二人はお帰りになって結構」
「あ、リサおばあ様……」
「心配しなくて大丈夫よ」
私には、笑顔を向けるリサおばあ様。
「いえ、そうではなくて。今日使っていない教科書が家にありまして……」
「そうなのね。では、折り返し持って来て下さい。お願いに来たのならそれぐらいしなさいね。さあ、ファビアは遠慮しないで、食べなさい」
紅茶のお供、クッキーやケーキを進められた。
家では滅多に食べられないケーキが目の前に! いただきま~す。
あぁ、おいしい。このチョコレートなんて、この世界では高くてなかなか食べられないのよね。
「「………」」
うん? お父様と継母が私を恨めしそうに見つめていた。
「食べる?」
「いや、いい……。教科書を取りに戻るよ。娘の事をお願いします」
お父様が立ち上がると継母も仕方なさそうに立ち上がった。
ムッとした顔つきで継母が私を見ている。
食べたかったのね、ケーキ。二人の前には、クッキーすらない。徹底しているわね。
どうやらお父様もリサおばあ様に嫌われていたようね。
頑張って、魔法博士にならないとね。
そういえば本家の人は、銀灰色の髪の人が多い。リサおばあ様もそう。サファイヤブルーの瞳が綺麗なのよね。おじい様はもうお亡くなりになったけど、婿だったとか。
「まあ。ファビア。大きくなったわね」
「ご無沙汰しております。リサおばあ様」
魔法学園の制服のままなので、軽くお辞儀をして挨拶をした。
「さあ、ファビアこちらよ」
「こちらでございます」
ハッキリしているわね、高位貴族って。
私にだけ笑顔を向け、お父様と継母は無視。二人は使用人に言われ歩き出す。
もしかしたらその使用人は、お父様達より高貴な出かもしれない。
結婚せずにいる一つの選択肢がそう言えばここにもあったわね。伯爵家の者達が多いけど、侯爵家や公爵家の使用人になる選択もあった。
男爵や子爵になるのが嫌だと思えば、この職業も視野に伯爵家なら入る。
ギリギリ子爵家ならメイドになれるだろう。そういう学校も実はあるけど、私はお掃除って苦手だから……。
「さあ、ここに座って」
「はい。ありがとうございます」
使用人が引いた椅子にちょこんと座る。
通されたのは、手入れが行き届いた庭園だった。
この国は、日が落ちるまで外にいてもそんなに寒くない。
「嬉しいわ。ここから通いたいのですってね」
使用人が紅茶を淹れる中、リサおばあ様から話を切り出した。
うん? これって、大丈夫そうじゃないかしら?
「お願いできますか?」
隣の席からお父様が嬉しそうに口を挟めば、リサおばあ様がギロリと睨む。私と話しているという顔つきだ。
隣の席……そう、お父様と継母は、テーブルが違った。そこまでする? と思うけど、まあ仕方がない。
孫(になるのかわからないけど)は可愛いけどって事かな。
「ファビア。気兼ねなくここから通うといいわ。今まで大変だったでしょう。今日から住めるように部屋を用意してあるわ」
「え!?」
リサおばあ様の言葉に、私達は目を丸くする。
魔法学園に通う為に住みたいなんてって嫌がられると思っていた。
才能も必要だけど、伯爵家の学生が一番多いから。行ってみてわかった事だけどね。
休み時間に話す彼らの話だと、公爵家、侯爵家の次男以降は、大抵伯爵家の婿になるらしい。そして、伯爵家以下の次男達らが結婚すると爵位を頂く。
つまり、侯爵家からは男爵や子爵になる者はいない。なので、それから逃れる為に、魔法博士になる者はいないとなる。
だから教室は、8割が伯爵家の次男坊や三男坊で溢れかえっていた。
もちろん、男爵家や子爵家の者もいるが、本当に才能がある者しかいないらしい。何せ入学しても魔法博士になれなければ、借金が出来るだけだからね。そりゃ戸惑うよね。
その事から、魔法学園に通うのは下位爵位の者で、体裁が悪いから侯爵家から通うなどけしからん。となると思っていた。
しかも私は令嬢。普通は外で働かない。その事からも自身が爵位を持つなどもっての外なのかと思っていたわ。
「い、いいのですか? ご迷惑になりませんか?」
「何を言います。我が侯爵家では初ですわよ。女性で魔法博士になるなんて!」
いやまだなってませんけど。そのスタートラインに立ったばかりです。
でもなんか思い描いていた感じと違うわね。まあよかったわ。杞憂に終わって。
「あの、私の娘も……」
継母がそう言い出すと、ギロリとリサおばあ様が睨む。
まさか、ここにマリーを住まわせようと思っていたの? 凄すぎる。私でさえ無理かもと思っていたのに。
マリーは、再婚してお父様の子にはなったかもしれないけど、ココドーネ侯爵家とは血の繋がりはない。しかも、私は学園に通う為にお願いに上がったのに、彼女はそういう理由すらない。
「本当にどうして、こんな方と再婚なさったの? だから反対でしたのよ。二人はお帰りになって結構」
「あ、リサおばあ様……」
「心配しなくて大丈夫よ」
私には、笑顔を向けるリサおばあ様。
「いえ、そうではなくて。今日使っていない教科書が家にありまして……」
「そうなのね。では、折り返し持って来て下さい。お願いに来たのならそれぐらいしなさいね。さあ、ファビアは遠慮しないで、食べなさい」
紅茶のお供、クッキーやケーキを進められた。
家では滅多に食べられないケーキが目の前に! いただきま~す。
あぁ、おいしい。このチョコレートなんて、この世界では高くてなかなか食べられないのよね。
「「………」」
うん? お父様と継母が私を恨めしそうに見つめていた。
「食べる?」
「いや、いい……。教科書を取りに戻るよ。娘の事をお願いします」
お父様が立ち上がると継母も仕方なさそうに立ち上がった。
ムッとした顔つきで継母が私を見ている。
食べたかったのね、ケーキ。二人の前には、クッキーすらない。徹底しているわね。
どうやらお父様もリサおばあ様に嫌われていたようね。
頑張って、魔法博士にならないとね。
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