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第44話》Sランクの上が存在したようです
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街に戻ると二人が近づいて来た。
「エットすご~い! また一位! おめでとう! 私なんて初戦敗退なのに」
「おめでとう。驚いたわ。どんだけなのよ」
「ありがとう。でも決勝は、相手が焦ってミスしてくれたから勝てたんだよ。本当なら避けられた攻撃だからね」
「えぇ! そうよ! 本来なら私が優勝よ!」
俺達の会話に後ろから参加する人物に振り向いた。決勝戦で当たったリラさんだ。相当悔しそうだ。
「あなた課金でもしてるの? あれで死なないなんて! お蔭で最後の最後で有終の美を飾れなかったじゃない!」
「有終の美かぁ。ごめんね。俺も魔法の石が欲しくて……」
「はぁ? 魔法の石? 優勝したってちょっとじゃない!」
「あなたねぇ。運も実力うちでしょう? 判断ミスしたんだから……」
「判断ミスなんてしてないわよ! ナビの計算なら耐えられたのよ!」
ミチさんの言葉に睨みつけながらリラさんは返して来た。まあ、Sランクだからナビがいるよね。
「あのさ、俺もSランクで……」
「ナビに聞いて知っているわよ! 杖無しだから体力が最小値だって!」
「あ、知っていたんだ……」
そうだよな。ナビが居れば教えてくれる内容だ。
「でも、どうしてあれが耐えられたのよ!」
まだこだわっているのか。数値が上だったからとしか言えないけど。
「いやあれは、こっちも掛けだったから。オールシールドにして耐えられたらジャンプして弓攻撃をってナビに言われて……」
「……あぁ、1.5倍」
たぶん、ナビからオールシールドにした意味を聞いたんだろうな。
「それでも私はあの攻撃を耐えられたはずなのよ! ジャンプのパッシブを持っていたとしてもね!」
「え? ジャンプのパッシブ? もしかしてエットさんって、バディを持っているの?」
ミチさんは、ナビがいないのにちゃんとバディを理解してるんだ。凄いな。
「うん。貰った靴がバディだったんだ」
「やはり靴がそうだったのね」
「え~~! いいなぁ。私だけバディ持ってない!」
またママルさんのいいなぁが始まった。今度は、バディ探しでもするかな。
「じゃ、ダンジョンに行ってバディを探そう。今ならミチさんが平均値上げてくれるよ」
「待ちなさいよ! まだカラクリ聞き終わってないから!」
と、ガシッとリラさんに右腕を掴まれた。この人、執念深いんだけど!
『ジャンプで、攻撃力が1.5倍になったと説明してあげて下さい』
「ありがとう、ナビ。ジャンプで攻撃力が1.5倍になって……」
「それでもあり得ないって言っているのよ!」
「え? なんで?」
反対に俺が聞き返した。実際に俺が勝ったんだ。どういう計算で絶対だったのかがわからない。
「素早さは5,000ぐらいでしょう? 魔力は、攻撃を受けたからわかってた。HPはゼロにならないはずだった」
「うーん。もしかしてそれって、弓のエンチャントをしていない仮定って事? 俺、エンチャントして+500ぐらいあるから」
「え? いつの間にしたの?」
驚いて、ミチさんが聞いた。
ラック上げる為にダンジョンに持っていっていた弓だ。それは、二人がトーナメント戦の受付をする前に渡した。だからそれ以降という事になる。
本来の武器に使用するアイテムが何でどれだけ必要なのかは知らないけど、普通なら無理なんだろうな。
「え~~!!」
大きな声を上げたのは、ママルさんではなくて未だに俺の右手を掴んで離さないリラさんだ。
「あ、あなた、エンチャントのパッシブ持ちなの?」
「え? あ、うん」
素直に答えると、やっと手を離してくれた。カラクリが解明されて納得してくれたのだろうか。
「ESランクなんて……」
「え? イーエスランク?」
『エキストラSランクの略です。エンチャントのバシップは、Eランクになりうる最大値とSランクになりうる最小値を持ち合わせた者が取得するパッシブです。そして、Sランクで最大値を持ち合わせた者を通称ESランクと呼びます』
「……え。そうなんだ」
普通のSランクだと思っていれば、エンチャントされていない弓で攻撃という答えが導きだされ、勝てる相手だったって事か。
「ねえ、イーエスランクって?」
ママルさんが聞いて来た。
「最小値と最大値を持ち合わせたSランクプレイヤーの事よ!」
俺より先にリラさんが答える。
「「えー!!」」
二人は、凄く驚いて俺を見た。だからそんなに強いのかと、二人の目が語っていた――。
「エットすご~い! また一位! おめでとう! 私なんて初戦敗退なのに」
「おめでとう。驚いたわ。どんだけなのよ」
「ありがとう。でも決勝は、相手が焦ってミスしてくれたから勝てたんだよ。本当なら避けられた攻撃だからね」
「えぇ! そうよ! 本来なら私が優勝よ!」
俺達の会話に後ろから参加する人物に振り向いた。決勝戦で当たったリラさんだ。相当悔しそうだ。
「あなた課金でもしてるの? あれで死なないなんて! お蔭で最後の最後で有終の美を飾れなかったじゃない!」
「有終の美かぁ。ごめんね。俺も魔法の石が欲しくて……」
「はぁ? 魔法の石? 優勝したってちょっとじゃない!」
「あなたねぇ。運も実力うちでしょう? 判断ミスしたんだから……」
「判断ミスなんてしてないわよ! ナビの計算なら耐えられたのよ!」
ミチさんの言葉に睨みつけながらリラさんは返して来た。まあ、Sランクだからナビがいるよね。
「あのさ、俺もSランクで……」
「ナビに聞いて知っているわよ! 杖無しだから体力が最小値だって!」
「あ、知っていたんだ……」
そうだよな。ナビが居れば教えてくれる内容だ。
「でも、どうしてあれが耐えられたのよ!」
まだこだわっているのか。数値が上だったからとしか言えないけど。
「いやあれは、こっちも掛けだったから。オールシールドにして耐えられたらジャンプして弓攻撃をってナビに言われて……」
「……あぁ、1.5倍」
たぶん、ナビからオールシールドにした意味を聞いたんだろうな。
「それでも私はあの攻撃を耐えられたはずなのよ! ジャンプのパッシブを持っていたとしてもね!」
「え? ジャンプのパッシブ? もしかしてエットさんって、バディを持っているの?」
ミチさんは、ナビがいないのにちゃんとバディを理解してるんだ。凄いな。
「うん。貰った靴がバディだったんだ」
「やはり靴がそうだったのね」
「え~~! いいなぁ。私だけバディ持ってない!」
またママルさんのいいなぁが始まった。今度は、バディ探しでもするかな。
「じゃ、ダンジョンに行ってバディを探そう。今ならミチさんが平均値上げてくれるよ」
「待ちなさいよ! まだカラクリ聞き終わってないから!」
と、ガシッとリラさんに右腕を掴まれた。この人、執念深いんだけど!
『ジャンプで、攻撃力が1.5倍になったと説明してあげて下さい』
「ありがとう、ナビ。ジャンプで攻撃力が1.5倍になって……」
「それでもあり得ないって言っているのよ!」
「え? なんで?」
反対に俺が聞き返した。実際に俺が勝ったんだ。どういう計算で絶対だったのかがわからない。
「素早さは5,000ぐらいでしょう? 魔力は、攻撃を受けたからわかってた。HPはゼロにならないはずだった」
「うーん。もしかしてそれって、弓のエンチャントをしていない仮定って事? 俺、エンチャントして+500ぐらいあるから」
「え? いつの間にしたの?」
驚いて、ミチさんが聞いた。
ラック上げる為にダンジョンに持っていっていた弓だ。それは、二人がトーナメント戦の受付をする前に渡した。だからそれ以降という事になる。
本来の武器に使用するアイテムが何でどれだけ必要なのかは知らないけど、普通なら無理なんだろうな。
「え~~!!」
大きな声を上げたのは、ママルさんではなくて未だに俺の右手を掴んで離さないリラさんだ。
「あ、あなた、エンチャントのパッシブ持ちなの?」
「え? あ、うん」
素直に答えると、やっと手を離してくれた。カラクリが解明されて納得してくれたのだろうか。
「ESランクなんて……」
「え? イーエスランク?」
『エキストラSランクの略です。エンチャントのバシップは、Eランクになりうる最大値とSランクになりうる最小値を持ち合わせた者が取得するパッシブです。そして、Sランクで最大値を持ち合わせた者を通称ESランクと呼びます』
「……え。そうなんだ」
普通のSランクだと思っていれば、エンチャントされていない弓で攻撃という答えが導きだされ、勝てる相手だったって事か。
「ねえ、イーエスランクって?」
ママルさんが聞いて来た。
「最小値と最大値を持ち合わせたSランクプレイヤーの事よ!」
俺より先にリラさんが答える。
「「えー!!」」
二人は、凄く驚いて俺を見た。だからそんなに強いのかと、二人の目が語っていた――。
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