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第十九話
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自宅謹慎になった私は、一日ミャと遊んで過ごす。
ミャがいてよかったわ。
うん? あれ? よく見ると小さな水晶? がリボンに縫い付けてある!?
「ミャ、ちょっとごめんね」
私はリボンをほどいた。
やっぱりだわ。直径三ミリもないビーズが縫い付け合った。だれが? カーリア様?
リボンを裏返して驚いた……。
――好きな人と添い遂げられますように
え? 好きな人? 添い遂げる!?
カーリア様は結婚するからマイステリー様が書いた?
私の事? ま、まさかね。でも……どうしてこんなところに書いたのかしら?
私は、リボンをミャに着けて戻した。
願掛け?
ミャにお願い事とか?
はぁ。リボンを外さなければよかった。また想いがぶり返して来た。
マイステリー様が好きという想いが。
□
一日だけの謹慎が終わり、行きたくないけど次の日学校へ登校した。
やっぱりだけど、女子全員がルミージュ嬢についているので、ポツンと私ひとりだった。
そして放課後。ルミージュ嬢が私を呼び出した。
「あなた、リゾール様に嘘を吹き込んだわね」
二人っきり。クラスメイトもいない。責め立てるとかではないみたいね。
「そんな事はしてないわ」
「だったらなぜ、マイステリー様に殿下が魔法を扱えるはずだと言いに来たのよ」
「それは、私がお願いしたからだと思うわ。詳しくは話せないけど、マイステリー様にはあるの。それに目覚めてもらわないといけないと思って……」
「あなた、何様のつもり? 魔法を扱えないあなたが、マイステリー様が魔法を使えると見抜いたと? どうやって信じ込ませたかは存じませんが、彼を振り回すのをやめて頂けますか?」
「振り回すって……」
「とういうか、迷惑よ。いい? マイステリー様には魔力はない! 彼の家系はね、後を継いだ魔力がある者が、権力を握るのよ? この意味わかる? だからあなたは絶対に認めてもらえないの。カーリア様をアイスグリード家から追い出す事ができたのだから、後は彼が学園を卒業するだけなの。邪魔しないでくれる?」
「え? 追い出した?」
どういう事? 結婚して嫁ぐのではないの?
「別に言ってもいいわよ~。でもね、今まで嘘をついてきたあなたが言っても誰も信じてくれないわ。というか、あなたを学園から追い出してやるから。せめて、学園を卒業したいのなら私の指示に従うのね。あなたの姉が学園を卒業すれば、あなたを守ってくれる者などこの学園には、いないのよ?」
「え……」
ルミージュ嬢がクスリと笑う。
「でもまあ自滅してくれるなんて、本当におバカなのね、あなたって。いい? これが最後の忠告。彼にまとわりつかないで!」
そう言うと、ルミージュ嬢は去って行った。
マイステリー様を好きではなどころか、利用しているって事? 自分が権力を握る為に?
どうしたらいいの私は。
ルミージュ嬢の言う通り、お姉様が学園を卒業すれば私を庇ってくれる人はいなくなる。
――だったら居る間に、マイステリー様を守るのよ!
私でなくてもいい。彼女と婚約破棄してもらって、魔法が使える人に婚約者になってもらう。もうそれしかないわ!
本当は私がなりたいけど、マイステリー様の幸せの為よ!
カーリア様。嘘の代償は大きいってのは本当ね。
ミャがいてよかったわ。
うん? あれ? よく見ると小さな水晶? がリボンに縫い付けてある!?
「ミャ、ちょっとごめんね」
私はリボンをほどいた。
やっぱりだわ。直径三ミリもないビーズが縫い付け合った。だれが? カーリア様?
リボンを裏返して驚いた……。
――好きな人と添い遂げられますように
え? 好きな人? 添い遂げる!?
カーリア様は結婚するからマイステリー様が書いた?
私の事? ま、まさかね。でも……どうしてこんなところに書いたのかしら?
私は、リボンをミャに着けて戻した。
願掛け?
ミャにお願い事とか?
はぁ。リボンを外さなければよかった。また想いがぶり返して来た。
マイステリー様が好きという想いが。
□
一日だけの謹慎が終わり、行きたくないけど次の日学校へ登校した。
やっぱりだけど、女子全員がルミージュ嬢についているので、ポツンと私ひとりだった。
そして放課後。ルミージュ嬢が私を呼び出した。
「あなた、リゾール様に嘘を吹き込んだわね」
二人っきり。クラスメイトもいない。責め立てるとかではないみたいね。
「そんな事はしてないわ」
「だったらなぜ、マイステリー様に殿下が魔法を扱えるはずだと言いに来たのよ」
「それは、私がお願いしたからだと思うわ。詳しくは話せないけど、マイステリー様にはあるの。それに目覚めてもらわないといけないと思って……」
「あなた、何様のつもり? 魔法を扱えないあなたが、マイステリー様が魔法を使えると見抜いたと? どうやって信じ込ませたかは存じませんが、彼を振り回すのをやめて頂けますか?」
「振り回すって……」
「とういうか、迷惑よ。いい? マイステリー様には魔力はない! 彼の家系はね、後を継いだ魔力がある者が、権力を握るのよ? この意味わかる? だからあなたは絶対に認めてもらえないの。カーリア様をアイスグリード家から追い出す事ができたのだから、後は彼が学園を卒業するだけなの。邪魔しないでくれる?」
「え? 追い出した?」
どういう事? 結婚して嫁ぐのではないの?
「別に言ってもいいわよ~。でもね、今まで嘘をついてきたあなたが言っても誰も信じてくれないわ。というか、あなたを学園から追い出してやるから。せめて、学園を卒業したいのなら私の指示に従うのね。あなたの姉が学園を卒業すれば、あなたを守ってくれる者などこの学園には、いないのよ?」
「え……」
ルミージュ嬢がクスリと笑う。
「でもまあ自滅してくれるなんて、本当におバカなのね、あなたって。いい? これが最後の忠告。彼にまとわりつかないで!」
そう言うと、ルミージュ嬢は去って行った。
マイステリー様を好きではなどころか、利用しているって事? 自分が権力を握る為に?
どうしたらいいの私は。
ルミージュ嬢の言う通り、お姉様が学園を卒業すれば私を庇ってくれる人はいなくなる。
――だったら居る間に、マイステリー様を守るのよ!
私でなくてもいい。彼女と婚約破棄してもらって、魔法が使える人に婚約者になってもらう。もうそれしかないわ!
本当は私がなりたいけど、マイステリー様の幸せの為よ!
カーリア様。嘘の代償は大きいってのは本当ね。
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