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第一襲 独捨仲入編
極光の魔女 ――ヴェール・クリスタ――
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ろうそくの炎がゆらゆらと揺らめく中で私とヴェールは最奥を目指してひたすら走っている。
この扉を開けば、敵のギルドマスターがいる。
もし、エンデ・ディケイドがいたら――関係ない、切り殺すだけだ。
ふすまのような扉をスライドさせると、
「かかったな! ドアホォ! 召喚魔術――」
私の足元に魔術紋章が浮かぶ。
召喚獣が召喚される一歩手前で、
「前へ行け! キリエン!」
ヴェールは小さい足で私を蹴り飛ばした。
「――焼き滅ぼせっ! 【九炎狐フォクス・ナイン】!」
魔術紋章からフォクス・ナインが現れる。
真上にいたヴェールはそのまま流れるように丸吞みされ、アジトを突き破って天へ登っていった。
「噓……」
吹き飛ばされた私は態勢を整えても遅かった。 あんなに偉そうにしていたヴェールが、一瞬でやられてしまった。
――唖然。
ただこの一言に尽きる。
何も感じない匂いは一体、何だったのか。ただ単に調子に乗っている幼女だったのか。
「俺のフォク助がお前んとこの幼女を飲んじまったようだな」
敵ギルドマスターが憎たらしく微笑むのを見て、私は旋風刃を構える。
中段払いの構え――敵がどんな攻撃をしても切り払いで対応出来るように。
「お前はエンデ・ディケイドか……?」
「ペテン・シストール! 名前だけ覚えて死ねっ!」
ゼネから聞いたエンデではないようだが、討伐対象を倒す目的なら私にある。
「魔具召喚魔術【旋風刃】」
呪文を唱えながらページを破る。
すると、腰から風が強く吹き上がる。
やがて、風は【旋風刃】という刀となって腰に据えた。
私は【旋風刃】を引き抜くと対象の元へ駆け出す。
ヴェールと共に長いこと走ったが足はまだ、疲れていない。
だったら、まだ全力を出せる! ヴェールはまだ死んだと決まったわけじゃない。
「魔術書! 呪魔術【骸囁き】!」
敵が魔術書を出現させると、私に向かって魔術が発動した。
まるで、――亡者を纏いし呪いのオーラかのよう。
駆け出している脚を止め、旋風刃にキリエの身体から流れ出る魔力を込める。
気持ちを落ち着かせ――打ち払う!
呪いのオーラを【旋風刃】で真っ二つにすると、私からそれるように飛んでいく。
切り裂かれた呪いのオーラは壁にぶつかるとみるみるうちに木材は腐るように朽ちてしまった。
「このまま絶望して死ねぇぇぇえええ! お前は異世界に転生できないぃぃぃいいいいいいい!」
「エンデ・ディケイドはどこにいる?」
「アァン? 質問、うるせぇんだけどっ! 今頃、何処かの村を焼いて異世界人でも探しているんじゃねぇのぉぉぉおおおおお?」
「――切る!」
私は【旋風刃】を構え直す。
この男の先にムシャノ村を焼いた真実が待っている。――絶対に生け捕りにしてエンデ・ディケイドの場所を吐かせる!
睨み合いを続けていると、――上空から巨体が降り注ぎ、アジトが半壊した。
舞い上がる土埃が煙たく……、前が見えない。
「フォク助ッ!」
悲鳴がアジトに響き渡った。――空から落ちてきた巨体そのものこそがヴェールを丸飲みしたフォクス・ナインだったからである。
フォクス・ナインは右足を上げて泡を吹いて気絶していた。 微かに心臓が鼓動しているように見えるから完全に死んだとは言えない。 だが、見る感じ戦闘不能なようだ。
――ヴェールはフォクス・ナインに飲み込まれたまんまなのか……?
不安に思うと、廊下からコツンコツンと足音が響き渡る。
ゆっくりと、ゆっくりと、時を刻むような足音。
この音――キリエと共に走っていた幼女の足音。
足音が聞こえたほうへ振り向くと、空から降り注ぐ虹色の後光が暗い部屋に差し込む。
土埃が消えた先には、「口の中、くっさ! う〇こにならなくてよかったわ……」
後光でキラキラと輝く虹色髪の幼女――ヴェールがドヤ顔で腕を組んで立っていた。
しかし、服がフォクス・ナインのよだれでべとべとである。折角、かっこよかったのに……と思うとなんかもったいない。
「何故、ガキがそこにいる! 俺のフォク助が飲み込んだだろッ!」
「――お前のきつねっころ、芸なさすぎ! 人を踊り食いする芸よりも、歯磨き覚えさせたらどうじゃ……?」
憮然とした顔をする敵はとても悔しそうに言うと、ヴェールは皮肉交じりに言い返す。
見れば見るほど、敵は悔しそうに歯を食い占めたかのような顔をしていた。
「キリエン! 驚くんじゃないぞ!」
そう言ったヴェールはポニーテールを止めていたシュシュをおもむろに取り外す。
すると、彼女の周りが虹の光に包まれるように輝いて――――気がつけばすらりとしたグラマラスな成人体型に変わっていた。 幼女の時よりも髪が伸びて、宝石よりも綺麗な瞳が澄んでいて、身長もキリエを余裕で追い抜いている。
儚げな顔をしたこの世の誰よりも輝いている女性――とても……とてつもなく美しかった。
「しっ……死ねよッ! 呪魔術【骸囁き】!」
ペテンが呪魔術を私とヴェールに飛ばしてくる。 フォクス・ナインの恨みで何倍もの魔力がオーラに宿っていた。
食らうとまずい……今から旋風刃にありったけの魔力を込めれば切り返せれるか……?
「呪いは解かれた――魔術書」
ヴェールは魔術書を出現させる。 身体からぼんやりとしたやさしい光のオーラが溢れ出ていた。
「極光虚無魔術――【無「光」】!」
彼女は魔術を発動すると、目の前で呪魔術が消滅した。 まるで、――虹の光に飲み込まれるように。
「どういうことだよッ! 当たっていただろう! どうして消えてんだよっ!」
呪魔術は相手を呪いたい気持ちが強ければ強い程、魔力が強くなる魔術である。特にフォクス・ナインがやられた恨みがあるのだから強力だったはずだ。
たった、一回の極光虚無魔術を発動して消したというのか……?
「お前の魔術、つまらんから¨無効¨にした」
「極光虚無魔術なんて聞いたことがないぞッ……!」
「我にしか使えんようじゃからな」
「絶対に殺すッ……! 二度と転生できないようにッ……!」
ペテンが焦って魔術書をめくった刹那、「――極光虚無魔術【光「無」書き換え】」
刹那、辺りが光の幕に閉じ込まれる。
人の一息よりも圧倒的に速く覆い、何が起きたか目で追いつけなかった。
光の幕が開けると、憐れむような目でヴェールは討伐対象を見ていた。 消滅するフォクス・ナインを見て、対象は焦燥に駆り立てられるように魔術書を出現させる。
「消えているッ! 俺の魔術が徐々に徐々に消えていってるッ!」
目をうろたえながらページをめくるも、発動できる魔術が消えている様子――もしかして、ヴェールは魔力を無効にしたというのか。
「魔術書とは己の魔力があってようやく見えるもの。お前の魔力を全て¨無¨にした――負けだ」
「俺のフォク助も! 必死に練習した魔術も! なんで魔術書から消えていってんだよォォォオオオオオ!」
討伐対象は鼻水を垂らしながら泣き叫ぶ。
「神よ! 我を救いください! 異世界に転生させてください!」
そう言うと泡を吹きながら白目を向いて倒れてしまった。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
月が沈む頃、私はギルド〈デイ・ブレイク〉の大浴場の湯船に今日のことを思い出しながら浸かっていた。
「仲間……か……」
「――キリエン! 我も風呂に入るぞ!」
「ヴェール!」
ヴェールが突然、入ってくる。 簡単に頭から身体、脚へとお湯で洗い流して、湯船に入ってきた。
「あぁ~! 生き返るぅ~!」
安心したような息を漏らすヴェールを私は見ている。 相変わらず髪を一本に結んだままだった。
それにしても髪をほどいたヴェールは言葉に出来ないほど宝石のように輝いて綺麗で長身の女性だった。
――比べて、今はどうだ。推定、12歳の幼女体型じゃないか。
「なっ、なんじゃ!? いきなり我の体をじっと見て……!? エッチ! キリエンも百合眼鏡と一緒だったか……!?」
「何故、髪留めを外したら成人体型になるか気になる……?」
沈黙する風呂場。 そんな静寂の中、水滴がピチャンと鳴り響いた。
「なんじゃ、百合眼鏡と思考が一緒じゃなくて安心したわい!」
ヴェールが胸をなでおろしたかのように笑う。 ゼネはヴェールにどんな酷いことをしてきたのか逆に気になってくるが、きっとろくなことじゃないだろう。
「聞きたいか?」
「是非とも」
ヴェールは湯船を飛び出すと、
「やっぱ、教えてあーげなーい!」
髪を洗うためにシャンプー台へ行ってしまった。
そうだった。ヴェールという人はどこか適当で不真面目な人だ。
期待するだけ損だ……。
「キリエン?」
ヴェールがその場で脚を止める。
「キリエンは¨異世界転移¨或いは¨異世界転生¨を信用するか?」
私はこの世界とは別の世界から召喚されて今日まで生きてきた。 ならば、答えは一つ。
「信用する――私はこことは違う異世界からやってきたから!」
彼女は私の方へ満面の笑顔で振り向く。
「なら、我の姿は¨異世界転移¨の呪いじゃよ!」
/第1襲 独捨仲入編・了
この扉を開けば、敵のギルドマスターがいる。
もし、エンデ・ディケイドがいたら――関係ない、切り殺すだけだ。
ふすまのような扉をスライドさせると、
「かかったな! ドアホォ! 召喚魔術――」
私の足元に魔術紋章が浮かぶ。
召喚獣が召喚される一歩手前で、
「前へ行け! キリエン!」
ヴェールは小さい足で私を蹴り飛ばした。
「――焼き滅ぼせっ! 【九炎狐フォクス・ナイン】!」
魔術紋章からフォクス・ナインが現れる。
真上にいたヴェールはそのまま流れるように丸吞みされ、アジトを突き破って天へ登っていった。
「噓……」
吹き飛ばされた私は態勢を整えても遅かった。 あんなに偉そうにしていたヴェールが、一瞬でやられてしまった。
――唖然。
ただこの一言に尽きる。
何も感じない匂いは一体、何だったのか。ただ単に調子に乗っている幼女だったのか。
「俺のフォク助がお前んとこの幼女を飲んじまったようだな」
敵ギルドマスターが憎たらしく微笑むのを見て、私は旋風刃を構える。
中段払いの構え――敵がどんな攻撃をしても切り払いで対応出来るように。
「お前はエンデ・ディケイドか……?」
「ペテン・シストール! 名前だけ覚えて死ねっ!」
ゼネから聞いたエンデではないようだが、討伐対象を倒す目的なら私にある。
「魔具召喚魔術【旋風刃】」
呪文を唱えながらページを破る。
すると、腰から風が強く吹き上がる。
やがて、風は【旋風刃】という刀となって腰に据えた。
私は【旋風刃】を引き抜くと対象の元へ駆け出す。
ヴェールと共に長いこと走ったが足はまだ、疲れていない。
だったら、まだ全力を出せる! ヴェールはまだ死んだと決まったわけじゃない。
「魔術書! 呪魔術【骸囁き】!」
敵が魔術書を出現させると、私に向かって魔術が発動した。
まるで、――亡者を纏いし呪いのオーラかのよう。
駆け出している脚を止め、旋風刃にキリエの身体から流れ出る魔力を込める。
気持ちを落ち着かせ――打ち払う!
呪いのオーラを【旋風刃】で真っ二つにすると、私からそれるように飛んでいく。
切り裂かれた呪いのオーラは壁にぶつかるとみるみるうちに木材は腐るように朽ちてしまった。
「このまま絶望して死ねぇぇぇえええ! お前は異世界に転生できないぃぃぃいいいいいいい!」
「エンデ・ディケイドはどこにいる?」
「アァン? 質問、うるせぇんだけどっ! 今頃、何処かの村を焼いて異世界人でも探しているんじゃねぇのぉぉぉおおおおお?」
「――切る!」
私は【旋風刃】を構え直す。
この男の先にムシャノ村を焼いた真実が待っている。――絶対に生け捕りにしてエンデ・ディケイドの場所を吐かせる!
睨み合いを続けていると、――上空から巨体が降り注ぎ、アジトが半壊した。
舞い上がる土埃が煙たく……、前が見えない。
「フォク助ッ!」
悲鳴がアジトに響き渡った。――空から落ちてきた巨体そのものこそがヴェールを丸飲みしたフォクス・ナインだったからである。
フォクス・ナインは右足を上げて泡を吹いて気絶していた。 微かに心臓が鼓動しているように見えるから完全に死んだとは言えない。 だが、見る感じ戦闘不能なようだ。
――ヴェールはフォクス・ナインに飲み込まれたまんまなのか……?
不安に思うと、廊下からコツンコツンと足音が響き渡る。
ゆっくりと、ゆっくりと、時を刻むような足音。
この音――キリエと共に走っていた幼女の足音。
足音が聞こえたほうへ振り向くと、空から降り注ぐ虹色の後光が暗い部屋に差し込む。
土埃が消えた先には、「口の中、くっさ! う〇こにならなくてよかったわ……」
後光でキラキラと輝く虹色髪の幼女――ヴェールがドヤ顔で腕を組んで立っていた。
しかし、服がフォクス・ナインのよだれでべとべとである。折角、かっこよかったのに……と思うとなんかもったいない。
「何故、ガキがそこにいる! 俺のフォク助が飲み込んだだろッ!」
「――お前のきつねっころ、芸なさすぎ! 人を踊り食いする芸よりも、歯磨き覚えさせたらどうじゃ……?」
憮然とした顔をする敵はとても悔しそうに言うと、ヴェールは皮肉交じりに言い返す。
見れば見るほど、敵は悔しそうに歯を食い占めたかのような顔をしていた。
「キリエン! 驚くんじゃないぞ!」
そう言ったヴェールはポニーテールを止めていたシュシュをおもむろに取り外す。
すると、彼女の周りが虹の光に包まれるように輝いて――――気がつけばすらりとしたグラマラスな成人体型に変わっていた。 幼女の時よりも髪が伸びて、宝石よりも綺麗な瞳が澄んでいて、身長もキリエを余裕で追い抜いている。
儚げな顔をしたこの世の誰よりも輝いている女性――とても……とてつもなく美しかった。
「しっ……死ねよッ! 呪魔術【骸囁き】!」
ペテンが呪魔術を私とヴェールに飛ばしてくる。 フォクス・ナインの恨みで何倍もの魔力がオーラに宿っていた。
食らうとまずい……今から旋風刃にありったけの魔力を込めれば切り返せれるか……?
「呪いは解かれた――魔術書」
ヴェールは魔術書を出現させる。 身体からぼんやりとしたやさしい光のオーラが溢れ出ていた。
「極光虚無魔術――【無「光」】!」
彼女は魔術を発動すると、目の前で呪魔術が消滅した。 まるで、――虹の光に飲み込まれるように。
「どういうことだよッ! 当たっていただろう! どうして消えてんだよっ!」
呪魔術は相手を呪いたい気持ちが強ければ強い程、魔力が強くなる魔術である。特にフォクス・ナインがやられた恨みがあるのだから強力だったはずだ。
たった、一回の極光虚無魔術を発動して消したというのか……?
「お前の魔術、つまらんから¨無効¨にした」
「極光虚無魔術なんて聞いたことがないぞッ……!」
「我にしか使えんようじゃからな」
「絶対に殺すッ……! 二度と転生できないようにッ……!」
ペテンが焦って魔術書をめくった刹那、「――極光虚無魔術【光「無」書き換え】」
刹那、辺りが光の幕に閉じ込まれる。
人の一息よりも圧倒的に速く覆い、何が起きたか目で追いつけなかった。
光の幕が開けると、憐れむような目でヴェールは討伐対象を見ていた。 消滅するフォクス・ナインを見て、対象は焦燥に駆り立てられるように魔術書を出現させる。
「消えているッ! 俺の魔術が徐々に徐々に消えていってるッ!」
目をうろたえながらページをめくるも、発動できる魔術が消えている様子――もしかして、ヴェールは魔力を無効にしたというのか。
「魔術書とは己の魔力があってようやく見えるもの。お前の魔力を全て¨無¨にした――負けだ」
「俺のフォク助も! 必死に練習した魔術も! なんで魔術書から消えていってんだよォォォオオオオオ!」
討伐対象は鼻水を垂らしながら泣き叫ぶ。
「神よ! 我を救いください! 異世界に転生させてください!」
そう言うと泡を吹きながら白目を向いて倒れてしまった。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
月が沈む頃、私はギルド〈デイ・ブレイク〉の大浴場の湯船に今日のことを思い出しながら浸かっていた。
「仲間……か……」
「――キリエン! 我も風呂に入るぞ!」
「ヴェール!」
ヴェールが突然、入ってくる。 簡単に頭から身体、脚へとお湯で洗い流して、湯船に入ってきた。
「あぁ~! 生き返るぅ~!」
安心したような息を漏らすヴェールを私は見ている。 相変わらず髪を一本に結んだままだった。
それにしても髪をほどいたヴェールは言葉に出来ないほど宝石のように輝いて綺麗で長身の女性だった。
――比べて、今はどうだ。推定、12歳の幼女体型じゃないか。
「なっ、なんじゃ!? いきなり我の体をじっと見て……!? エッチ! キリエンも百合眼鏡と一緒だったか……!?」
「何故、髪留めを外したら成人体型になるか気になる……?」
沈黙する風呂場。 そんな静寂の中、水滴がピチャンと鳴り響いた。
「なんじゃ、百合眼鏡と思考が一緒じゃなくて安心したわい!」
ヴェールが胸をなでおろしたかのように笑う。 ゼネはヴェールにどんな酷いことをしてきたのか逆に気になってくるが、きっとろくなことじゃないだろう。
「聞きたいか?」
「是非とも」
ヴェールは湯船を飛び出すと、
「やっぱ、教えてあーげなーい!」
髪を洗うためにシャンプー台へ行ってしまった。
そうだった。ヴェールという人はどこか適当で不真面目な人だ。
期待するだけ損だ……。
「キリエン?」
ヴェールがその場で脚を止める。
「キリエンは¨異世界転移¨或いは¨異世界転生¨を信用するか?」
私はこの世界とは別の世界から召喚されて今日まで生きてきた。 ならば、答えは一つ。
「信用する――私はこことは違う異世界からやってきたから!」
彼女は私の方へ満面の笑顔で振り向く。
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