駄人ノ戯言

谷内 朋

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過去記事(2019年)

08月04日 13:50

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 全国高校野球選手権大会は今年で101回目、そうなると何十回と出場している学校もそれなりにありまして。今回で10回以上出場する高校は21校ありました。なので今日は出場回数の多い学校をピックアップさせて頂きます。


 1校目は宮城県代表仙台育英せんだいいくえい高校、仙台市にある私立高校です。部活動が盛んな学校ですので、野球以外の競技でご存知な方も多いかと思います。過去27回の出場のうち準優勝が2度ある名門校、3年連続の出場ですので優勝候補の一角に挙げられると思います。昨年の主力選手も残っていますし、選手層の厚さを見せつつ1年生選手も積極的に起用し先を見据えたチーム作りをしているなという印象です。白河越え、近いうちに実現するんじゃないでしょうか? これは仙台育英高校に限った話ではありませんが。

 2校目は静岡県代表静岡しずおか高校、静岡市にある公立高校です。こちらは今年で25回目、今大会の公立校代表の中では最多出場ですね。旧制中学時代のこととは言っても優勝経験があり、高校野球好きにとっては有名校の一つに挙げられると思います。余談ですが県内各校の実力が拮抗している状態なのかもしれません、ほぼ毎年のように代表校が変わりますので。県予選では守り勝ってきている印象です。犠打、四球を選んでの出塁が多いので塁を埋めて長打で得点を取る……四割打者が二名いるので多分そういうことかと。

 3校目は和歌山県代表智弁和歌山ちべんわかやま高校、和歌山市にある私立高校です。アイボリーホワイトに朱色のC、お馴染みの応援歌と言えば今更もう説明不要! 知名度もトップクラス! 二度の全国制覇を誇り、プロ野球選手も多く輩出しております。昨年夏で名監督高嶋仁氏が勇退され、初優勝(1997年)時の教え子である中西仁監督が現在指揮を執られています。選抜大会もベスト8、今大会も3年連続24回目(5季連続)の出場で仙台育英高校と同じく優勝候補に挙げられるであろう名門校です。

 
 因みにですが、今年の代表校で20回以上の出場校を挙げますと広島県代表広島商業高校(23回)、熊本県代表熊本工業高校(21回)、富山県代表高岡商業高校(20回)、石川県代表星稜高校(20回)、香川県代表高松商業高校(20回)、高知県代表明徳義塾高校(20回)の計9校です。これだけ出られるって凄ぇなぁ……常に全国大会に出られるようなチーム作りをしている学校でもなかなか難しいことだと思います。
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