道端の花にだって、人生はある。

保科ゆみ

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「お迎えが来て下さったようですね。」

私が、ほっと安心したのも束の間。

「このお方がお嬢様の代わりを引き受けて下さる方ですか?!」


この執事、まさかのお嬢様の味方だったーーーーーーー!!!


「ええ、ようやく見つけました!倒れていた私を助ける思いやり。咄嗟の質問にも対応できる能力。何より私と同じ年齢!!後は口説き落とすだけですわ!」

口説き落とすって、クレア様。先程までのあの体調の悪さと涙はまさかの演技だったのですか?

「あ、体調が悪かったのも、話している内に感情が高ぶって涙が出てしまったのも、演技ではありませんからね?」


この人、人の心が読めてるのかしら?
いや、でも、このままだと明らかに分が悪いです!
私を探していた理由についてはまだ気になりますが、今はとにかく、この状況を、打開しなくては。


「えーっと、とにかく、夜も遅くなりましたし、クレア様の執事さんがお迎えに来てくれたようなので、一旦話の続きは明日に持ち越し」


ばん!!


次はなにっ!!!?


「ミアちゃん!いる?!」

この独特の声色は。
扉が開いた先にいたのは、

「オーナー。」

「あら?一体これはどういう状況なのかしら??」


こういう展開って、私にとってあんまりいい方向に向かないことが多い気がするんですが。

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