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小学生編
ムーンライト・セレナーデ 25 (月影寺の夏休み編)
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「いっくん、そろそろ、スイさんとリュウくんが帰ってくるから、ボクたちでお出迎えしようよ」
「うん! いっくんもする!」
ワクワクするなぁ。
あのね、いっくん、ほいくえんでは、ひとりでまってばかりだったの。いつもおそらがくらくならないと、ママはきてくれないから、さみしかったよ。
いっくんがいちばんさいごだったの。
おそらがオレンジいろできれいになるの、ママにもみせたかったけど、かえるときは、まっくらだったよ。
めーくんとすわっていると、おそらがどんどんキレイになってきたよ。
いっくんのだいすきなおそらだよ!
「めーくん、みて! きれい!」
「そうだね」
「あー ゆうやけさん、さわってみたいなぁ」
そうだ! ここはおやまのうえだから、おててのばせば、とどくかな?
それに、かいだんのところに、オレンジのひかりがあつまってきれい。
「あっちもきれい」
あそこに、いってみたいな。
「いっくん! 階段は危ないよ。お約束したよね」
「……でも、いっくん……いってみたいな」
「おりたら、ダメだよ!」
あ……しょうだった。
いっくんのバカバカ。また、おやくそくまもれなかった。
ママにおこられちゃうよ。めーくんにもきらわれちゃう。
かなしくなって、おめめがぼやけてきたよ。
ないちゃ……だめ、だめ……
こんなときは、おそらをみあげるよ。
「あっ! いっくん、スイさんとリュウくんが帰って来たよ」
「え? ほんと?」
スイしゃんとリュウくんだぁ。
だいすきなスイしゃんのせなかにのったら、ゆうやけさんつかめるかな。
ママにみせてあげたいな。
だから、おねがいしちゃった。
スイしゃん、やさちい……
いっくんのこと、すぐにおんぶしてくれたよ。
「スイしゃん、たかいね」
「んー 流や潤くんの方が背が高いよ」
「でも、スイしゃんのおせなか、すべすべだよぅ」
「んー それは袈裟を来ているからかな? 流のお手製だから肌触りがいいんだよ」
「うん、いいにおいもするよ」
「それはね、流がいつも香を焚いてくれるからなんだ」
スイしゃん、とてもうれしそう。
リュウくんのこと、だいしゅきなんだね。
「あ、いっくん、手を伸ばしてごらん」
「なぁに?」
「夕焼けが掴めるかもしれないよ」
「わぁ! ほんと? いっくん、してみたかったの」
「ふふ、そうだと思ったよ」
スイしゃんがたちどまってくれたから、おもいっきり、おててをのばしたの。
「流、二人に夕焼けのお土産を」
「おぅ! ほら、これは夕焼けの欠片だぞ! 貴重なものだ」
「わぁ、わぁ! しゅごい」
めーくんといっくんのおててに、ゆうやけいろのかけらがやってきたよ。
これはね『琥珀糖』という和菓子なんだよ。さぁ大好きな人と一緒に食べておいで」
「わぁ、いっくん、おんりする!」
「ふふ、誰の所に行くのかな?」
「あ、あのね、ママとパパとまきくんのところ」
「僕はパパとお兄ちゃん!」
めーくんとおててつないで、はしったよ。
そうしたらママがいたよ。
「いっくん、どこ行っていたの? 」
ママがやさしく、いっくんをだっこしてくれる。
「ママぁ、ママぁ、ママにゆうやけさんをとってきたよ」
「え? 夕焼け? わぁ綺麗ね」
「あのね、これ、たべられるんだって」
「美味しそう。いっくん、ありがとう」
「えへ」
****
宗吾さんと潤と一緒に、ナイトピクニック会場の設営をした。
竹林には電球イルミネーションを飾って、ムード満点だ。
このお寺の小屋にはイルミネーションが沢山保管されていたので、驚いた。きっと流さんが趣向を変えて、翠さんを喜ばしているのだろう。
愛する人の笑顔のために全力投球の流さん。
愛する人を懐深く包みこむ丈さん。
その愛を一身に浴びる翠さんと洋くん。
月影寺は男同士の愛で満ち溢れている。
ここから見上げる月は、宗吾さんのキャッチコピーのように『愛の月』だ。
「瑞樹くん!」
夢中になって脚立で作業していると、背後から呼びかけられた。
振り返ると貴公子が貴婦人をエスコートしていた。後ろには執事も控えている。その光景がまるでおとぎ話の世界のようで思わず目をゴシゴシ擦ったら、バランスを崩してしまった。
「わっ!」
でも、すぐに洋くんが支えてくれたので事なきを得た。
「瑞樹くん、大丈夫か。急に呼びかけて悪かった」
「あ、ありがとう。洋くん……君のおばあさまと執事の桂人さんも一緒なんだね」
「そうなんだ。皆、来てくれた。その……飛び入りで参加してもいいか」
洋くんが、照れ臭そうに麗しい顔を染めあげていく。
夕焼けに照らされた横顔は、息を呑むほど美しかった。
これは丈さんが放っておかないな。
「もちろんだよ。おばあさまと桂人さんこんばんは! 瑞樹です。今回は洋くんに招待していただいて、月影寺の夏休みを楽しませていただいています」
「瑞樹くん、いつも洋ちゃんと仲良くしてくれてありがとう」
「僕の方こそです。洋くんのお陰で普段体験出来ないことを楽しませてもらっています」
おばあさまは嬉しそうに、僕と洋くんを交互に眺めた。
僕には祖父母の思い出がないので、新鮮な眼差しだ。
「二人は相変わらず仲良しさんね。良きことだわ。さてと、ご馳走を沢山持って来たのよ。どこに置きましょう」
「ありがとうございます! では、このマットにお願いします」
「奥様、おれはBARの準備をしても?」
「えぇ? 桂人さんはBARですか」
「えぇ、今宵この場所にOPENするのは『BAR MOONLIGHT』ですよ。皆さん、今日はおれに給仕をお任せ下さい」
「何から何までありがとうございます」
皆の協力でどんどん出来上がっていく。
特別な時間がもうすぐ始まる。
僕の心も高揚していくよ。
そこに芽生くんの声がする。
「お兄ちゃんー パパー もうすぐスイさんたち、こっちにくるよー」
「おぅ!」
「これね、翠さんからもらったの。夕焼けのかけらだよ」
「わぁ、綺麗だね」
芽生くんが手のひらにのせて見せてくれたのは『琥珀糖』という和菓子だった。確か砂糖と寒天で作られた和菓子で、 寒天に砂糖や水あめを加え煮溶かして固めて乾燥させるゼリー状の砂糖菓子だと、以前社内のギフト講習会で習った。
「お兄ちゃんとパパと一緒に食べたくて」
嬉しいことを――
「おぅ、芽生、手は洗ったか」
「うん、ちゃんとあそこで洗ったよ」
「えらいな。じゃあパパに食べさせてくれ」
「うん、あーん」
宗吾さんが嬉しそうに頬張った。
「お兄ちゃんも、あーん」
「うん!」
僕も同じように口にいれてもらった。
疲れが吹き飛ぶ甘さだ。
「お兄ちゃんもパパも汗びっしょりだね。こんなにステキなピクニック会場をあっという間に作り上げるパパたちってすごくかっこいいね。ポスターもすごくかっこ良かった。ほんとにすごいなぁ」
芽生くんから褒めてもらって、僕も宗吾さんも上機嫌だ。
「今ごろ、スイさんとリュウくんもポスターを見つけているよ。きっときっとおどろくだろうなぁ」
****
「翠が子供をおんぶしているの、久しぶりに見たな」
「そうだね、薙をおんぶした日々を思い出して、懐かしい気持ちになったよ」
「ところで翠の背中は乗り心地良さそうだな」
「そう? 流の広い背中の方が安定感があるだろう」
「翠の方が安心感があるのさ。絶対に大丈夫だという。いっくんもだからほっとした顔をしていたよ」
「そうかな? 嬉しいことを言ってくれるんだね」
母屋に向かって歩いていると、玄関の脇に何か貼ってあるのが見えた。
「翠、あれはなんだ? あんなところに何か貼ってあるぞ」
「さぁ? 記憶にないよ」
二人で玄関先で驚いた。
シックな雰囲気のポスターには『北鎌倉・月影寺で見上げるのは愛の月』と書かれていた。
「ナイトピクニック?」
「誰がこんな企画を?」
キョトンとしていると、隣で流が照れ臭そうに頭をかいていた。
「参ったな。あいつらやるな」
「ん?」
「客人から、逆におもてなしを受けるなんて」
「流、ありがたいね。今日はとても疲れていたが癒されるよ」
「あぁ、疲れはどっかに吹っ飛んだ」
「流、行ってみよう!」
「待て、着替えてからだ」
「そうだね、袈裟は脱いで、友人と弟の元へ行こう」
もう雁字搦めに自分を律することはしない。
いつも頑なだった僕の心は、流によって解かれた。
流れに任せて、僕らの今を楽しもう!
「うん! いっくんもする!」
ワクワクするなぁ。
あのね、いっくん、ほいくえんでは、ひとりでまってばかりだったの。いつもおそらがくらくならないと、ママはきてくれないから、さみしかったよ。
いっくんがいちばんさいごだったの。
おそらがオレンジいろできれいになるの、ママにもみせたかったけど、かえるときは、まっくらだったよ。
めーくんとすわっていると、おそらがどんどんキレイになってきたよ。
いっくんのだいすきなおそらだよ!
「めーくん、みて! きれい!」
「そうだね」
「あー ゆうやけさん、さわってみたいなぁ」
そうだ! ここはおやまのうえだから、おててのばせば、とどくかな?
それに、かいだんのところに、オレンジのひかりがあつまってきれい。
「あっちもきれい」
あそこに、いってみたいな。
「いっくん! 階段は危ないよ。お約束したよね」
「……でも、いっくん……いってみたいな」
「おりたら、ダメだよ!」
あ……しょうだった。
いっくんのバカバカ。また、おやくそくまもれなかった。
ママにおこられちゃうよ。めーくんにもきらわれちゃう。
かなしくなって、おめめがぼやけてきたよ。
ないちゃ……だめ、だめ……
こんなときは、おそらをみあげるよ。
「あっ! いっくん、スイさんとリュウくんが帰って来たよ」
「え? ほんと?」
スイしゃんとリュウくんだぁ。
だいすきなスイしゃんのせなかにのったら、ゆうやけさんつかめるかな。
ママにみせてあげたいな。
だから、おねがいしちゃった。
スイしゃん、やさちい……
いっくんのこと、すぐにおんぶしてくれたよ。
「スイしゃん、たかいね」
「んー 流や潤くんの方が背が高いよ」
「でも、スイしゃんのおせなか、すべすべだよぅ」
「んー それは袈裟を来ているからかな? 流のお手製だから肌触りがいいんだよ」
「うん、いいにおいもするよ」
「それはね、流がいつも香を焚いてくれるからなんだ」
スイしゃん、とてもうれしそう。
リュウくんのこと、だいしゅきなんだね。
「あ、いっくん、手を伸ばしてごらん」
「なぁに?」
「夕焼けが掴めるかもしれないよ」
「わぁ! ほんと? いっくん、してみたかったの」
「ふふ、そうだと思ったよ」
スイしゃんがたちどまってくれたから、おもいっきり、おててをのばしたの。
「流、二人に夕焼けのお土産を」
「おぅ! ほら、これは夕焼けの欠片だぞ! 貴重なものだ」
「わぁ、わぁ! しゅごい」
めーくんといっくんのおててに、ゆうやけいろのかけらがやってきたよ。
これはね『琥珀糖』という和菓子なんだよ。さぁ大好きな人と一緒に食べておいで」
「わぁ、いっくん、おんりする!」
「ふふ、誰の所に行くのかな?」
「あ、あのね、ママとパパとまきくんのところ」
「僕はパパとお兄ちゃん!」
めーくんとおててつないで、はしったよ。
そうしたらママがいたよ。
「いっくん、どこ行っていたの? 」
ママがやさしく、いっくんをだっこしてくれる。
「ママぁ、ママぁ、ママにゆうやけさんをとってきたよ」
「え? 夕焼け? わぁ綺麗ね」
「あのね、これ、たべられるんだって」
「美味しそう。いっくん、ありがとう」
「えへ」
****
宗吾さんと潤と一緒に、ナイトピクニック会場の設営をした。
竹林には電球イルミネーションを飾って、ムード満点だ。
このお寺の小屋にはイルミネーションが沢山保管されていたので、驚いた。きっと流さんが趣向を変えて、翠さんを喜ばしているのだろう。
愛する人の笑顔のために全力投球の流さん。
愛する人を懐深く包みこむ丈さん。
その愛を一身に浴びる翠さんと洋くん。
月影寺は男同士の愛で満ち溢れている。
ここから見上げる月は、宗吾さんのキャッチコピーのように『愛の月』だ。
「瑞樹くん!」
夢中になって脚立で作業していると、背後から呼びかけられた。
振り返ると貴公子が貴婦人をエスコートしていた。後ろには執事も控えている。その光景がまるでおとぎ話の世界のようで思わず目をゴシゴシ擦ったら、バランスを崩してしまった。
「わっ!」
でも、すぐに洋くんが支えてくれたので事なきを得た。
「瑞樹くん、大丈夫か。急に呼びかけて悪かった」
「あ、ありがとう。洋くん……君のおばあさまと執事の桂人さんも一緒なんだね」
「そうなんだ。皆、来てくれた。その……飛び入りで参加してもいいか」
洋くんが、照れ臭そうに麗しい顔を染めあげていく。
夕焼けに照らされた横顔は、息を呑むほど美しかった。
これは丈さんが放っておかないな。
「もちろんだよ。おばあさまと桂人さんこんばんは! 瑞樹です。今回は洋くんに招待していただいて、月影寺の夏休みを楽しませていただいています」
「瑞樹くん、いつも洋ちゃんと仲良くしてくれてありがとう」
「僕の方こそです。洋くんのお陰で普段体験出来ないことを楽しませてもらっています」
おばあさまは嬉しそうに、僕と洋くんを交互に眺めた。
僕には祖父母の思い出がないので、新鮮な眼差しだ。
「二人は相変わらず仲良しさんね。良きことだわ。さてと、ご馳走を沢山持って来たのよ。どこに置きましょう」
「ありがとうございます! では、このマットにお願いします」
「奥様、おれはBARの準備をしても?」
「えぇ? 桂人さんはBARですか」
「えぇ、今宵この場所にOPENするのは『BAR MOONLIGHT』ですよ。皆さん、今日はおれに給仕をお任せ下さい」
「何から何までありがとうございます」
皆の協力でどんどん出来上がっていく。
特別な時間がもうすぐ始まる。
僕の心も高揚していくよ。
そこに芽生くんの声がする。
「お兄ちゃんー パパー もうすぐスイさんたち、こっちにくるよー」
「おぅ!」
「これね、翠さんからもらったの。夕焼けのかけらだよ」
「わぁ、綺麗だね」
芽生くんが手のひらにのせて見せてくれたのは『琥珀糖』という和菓子だった。確か砂糖と寒天で作られた和菓子で、 寒天に砂糖や水あめを加え煮溶かして固めて乾燥させるゼリー状の砂糖菓子だと、以前社内のギフト講習会で習った。
「お兄ちゃんとパパと一緒に食べたくて」
嬉しいことを――
「おぅ、芽生、手は洗ったか」
「うん、ちゃんとあそこで洗ったよ」
「えらいな。じゃあパパに食べさせてくれ」
「うん、あーん」
宗吾さんが嬉しそうに頬張った。
「お兄ちゃんも、あーん」
「うん!」
僕も同じように口にいれてもらった。
疲れが吹き飛ぶ甘さだ。
「お兄ちゃんもパパも汗びっしょりだね。こんなにステキなピクニック会場をあっという間に作り上げるパパたちってすごくかっこいいね。ポスターもすごくかっこ良かった。ほんとにすごいなぁ」
芽生くんから褒めてもらって、僕も宗吾さんも上機嫌だ。
「今ごろ、スイさんとリュウくんもポスターを見つけているよ。きっときっとおどろくだろうなぁ」
****
「翠が子供をおんぶしているの、久しぶりに見たな」
「そうだね、薙をおんぶした日々を思い出して、懐かしい気持ちになったよ」
「ところで翠の背中は乗り心地良さそうだな」
「そう? 流の広い背中の方が安定感があるだろう」
「翠の方が安心感があるのさ。絶対に大丈夫だという。いっくんもだからほっとした顔をしていたよ」
「そうかな? 嬉しいことを言ってくれるんだね」
母屋に向かって歩いていると、玄関の脇に何か貼ってあるのが見えた。
「翠、あれはなんだ? あんなところに何か貼ってあるぞ」
「さぁ? 記憶にないよ」
二人で玄関先で驚いた。
シックな雰囲気のポスターには『北鎌倉・月影寺で見上げるのは愛の月』と書かれていた。
「ナイトピクニック?」
「誰がこんな企画を?」
キョトンとしていると、隣で流が照れ臭そうに頭をかいていた。
「参ったな。あいつらやるな」
「ん?」
「客人から、逆におもてなしを受けるなんて」
「流、ありがたいね。今日はとても疲れていたが癒されるよ」
「あぁ、疲れはどっかに吹っ飛んだ」
「流、行ってみよう!」
「待て、着替えてからだ」
「そうだね、袈裟は脱いで、友人と弟の元へ行こう」
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