あの娘は男を啼かせたい!~異世界しあわせ家族計画~【第1〜3章完結】

犬束だいず

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第2章 鉄壁騎士を奪還せよ! ~白いミルクは蜜の味? スライム説得大作戦~

53話 お注射はお好き?※


「んっ……」
「ひ、ぐッ――――~~~~っ!」
 待ちわびた刺激に、内壁が歓喜と共に屹立へ絡みついた。粘膜が擦れ合ったところから、信じられない程の快感が湧き上がる。すずが慎重に腰を押し進め、グランの中をみっしりと埋めていく。
「う、あ゛、アぁあああぁあー……!」
 奥まですずに満たされた瞬間、触られてもいないのに、グランの先端から熱が弾けた。びゅるりと飛び出した白濁が、清められたばかりの腹や胸を汚していく。
 中のすずを締めつけて、その硬い熱に腰が痺れた。
「あー……! な、で……触って……ないの、に……!」
「あぁ……大丈夫、よくあることですから。……気持ちよかったんですね……よかった」
 そう言うと、すずは中の感覚を確かめるようにくちゅりと腰を押し付けた。
「ん……すごく熱い……グランさん、痛くないですか?」
 問いかけられて、かくかくと首を縦に振った。
 熱を放ったのに、身体の奥の疼きは収まるどころか、より敏感になっている。
「はい、は、い……。痛く、ないですから……っも、動い、てぇ……」
 グランがそう言った途端、中の質量がぐぐっと増した。ぎちぎちと押し開かれて、内壁がじんと痺れる。
「う、ぁ! 大きく、なっ……!」
「クッ……!」
 すずが顔を天井に向け、何かをこらえるように小さく呻く。数秒の後、再びこちらを向いた時には、頬を紅潮させながらも、いとおしげな表情を浮かべて微笑んでいた。
「わかりました……動きますよ」
 ゆっくりと、すずが腰を使い始めた。
 馴染ませるようなゆったりとした動きから、徐々に粘膜を擦り上げるような動きに変わっていく。ぐちゅぐちゅとはしたない水音が響く度に、快感がグランを貫いた。
「う、あァっ! あっ、あっ、あっ、あ、あぁっ! そこ、っ……! ふ……っぐ、ン、あアァあっ!」
 すずの動きに合わせて、ギシギシとベッドが軋む。
 達した直後の敏感な粘膜をえぐられて、グランは悲鳴を上げて身悶えた。寄る辺を求めた手がシーツを引きむしるように乱し、腰を掴んでいるすずの手を無意識に握りしめた。
 身体中から汗が噴き出し、体温が上がっていく。湧き上がる快感に、射精したばかりの男根が再び硬度を取り戻す。
 グランの腰を抱えたすずが、激しく腰を振り立てた。ばちゅん、ばちゅんと腰を打ち付けられる度に中の媚肉をこねられて、内側からぐっと熱がせり上がる。
「う……ぐっ! あっ、あ、あ、あ、もう……ッそ、んな……また、出るっ……!」
 だが、来るはずの解放は訪れなかった。膨れ上がった絶頂感が全身に回り、頭の中がびりびりと痺れる。
「あ゛……っ!? か、は……!」
 身体が仰け反り、がくがくと痙攣した。絶頂しているのに、グランの屹立からは透明な滴がこぼれるばかりで、白いものは出てこない。
「あ、あ……なん、だ……これ……でて、ないのに……ずっと………!」
 絶頂感は峠を越えたが、意識はまだふわふわと快楽の海を漂っている。
 グランが呆然と呟けば、宥めるように肌を撫でられた。
「ああ……中だけで気持ちよくなれましたね」
「そ、そんな、こと……」
「大丈夫ですよ、変なことじゃありません。……それに、気持ちよかったでしょう?」
 グランの戸惑いを見透かしたように、すずが穏やかに言う。
「いいんですよ、好きなだけ感じてください。――……あなたの全部を、私に見せて」
「あ、はぁあ……っ!」
 ぞくりとした愉悦が、全身の肌を駆け抜けた。
 こんなはしたない姿を、彼女に見られている。……その事実に、どうしようもない程興奮する。
 同時に、正直な姿を見せてもいいという安心感が、グランの全身にじわじわと広がった。
 ああ……この人は、俺を受け入れてくれるのか。
 弱さを押し込め、これまで作り上げてきた力強い騎士の姿とは、今の自分は程遠い。
 だが……こんな醜態を曝しても、彼女は嫌悪を示すどころか、慰め、受け入れてくれた。
 弱さを見せてもいいと、快楽を感じてもいいのだと、全身で伝えてくれた。
 相手に全てを委ねて縋れることが、こんなに心地いいなど知らなかった。
 頭がふわふわする程の解放感と安堵に、身体の力が抜けていく。
 自分が自分じゃなくなっていくような……いや、違う。
 ――本当の自分に、なれたのだ。
 生まれ変わったようだった。歓喜が胸いっぱいに満ちていく。あふれる感情を堪えきれなくなり、グランは叫んだ。
 嬌声のような、産声だった。
 身体の奥の欲望は、更なる刺激を待ちかねている。グランは、己の心に素直に従った。
 気持ちよかったかという問いに答える代わりに、すずの腰に足を絡め、ぐっと引き寄せる。
「え……!」
「ッ、うあァ!」
 すずが驚いたような声をあげた。咥えこんだままの熱が、更に奥まで押し込まれて、グランの口からも裏返った声が漏れる。
 だが、グランは絡めた足を離さなかった。
 もっと奥まで満たして欲しくて、かえって足に力が入った。狂おしいほどの切なさに、ぼろぼろと涙が溢れる。
 先程の絶頂で、グランを悩ませてきた疼きはいくらか解消された。
 だが、あの快感が呼び水となり、身体は新たな愉悦を求め始めている。
 ――巨大な快感の波が、あと少しで押し寄せてくる。
 待ち焦がれた解放への期待もあったが……強すぎる快感が怖くもあった。
 何かに縋りたくて堪らず、すずに向かって手を伸ばす。
「すずさ、すずさん……ぎゅって、して、くださ……」
「……わかりました。……大丈夫、怖くないですよ……」
 すずが上体を倒して重なってくると、グランはすずにしがみついた。触れた肌から伝わる体温が心地よくて、溜め息が漏れた。中の角度が変わり、腹側のしこりも擦られて、じんとした痺れが湧き上がる。
「は、あぁ……い、ぃ……きもち、いい……」
 吐息と共に吐き出せば、すずがうっそりと笑った。
「……じゃあ、もっとぎゅってしましょうか」
「うぇ……? っは! あ゛、アああぁッ……!」
 しがみついたままのグランを抱え、すずはゆっくりと起き上がった。グランは座っているすずの上に乗るような形になり、自重でずぶずぶと屹立が更に奥まで入ってくる。その刺激に、ぞくりと背筋が震えた。
 いわゆる対面座位の体勢になると、すずはグランの背中に両手を回し、ぎゅうっと抱きしめてきた。
「あ……は、あぁ……」
 触れた所から伝わる体温が、どうしようもなく心地よかった。ゆっくりと肌を撫でられて、そのとろけるような安心感に、吐息混じりの声が漏れた。
 グランの屹立がすずの腹に擦れて、その柔らかな肌の感触にびくりと腰が震える。
「それじゃあ……奥で、気持ち良くなりましょうね」
「……は、いぃ……っふ、あァ! あ゛っ、あ……!」
 ごちゅん、と深いところを突かれて、目の前にチカチカと火花が散った。
「あ、あ……ふ、ふか、深いぃ……!」
「ほら、気持ちいいでしょう……もう少し、ですからね……」
 すずはぬちぬちと腰を使い、先端で媚肉の最奥をトントンと何度もノックする。そのうち、剛直の先端が粘膜を押し開くように、ちゅぷりちゅぷりと埋まり始めた。
「あ……あ……あ……!」
 その先はダメだという考えは、欲情の炎の前には塵芥も同じだった。
 怖い、駄目だと思っても、身体はそれ以上に欲していた。早くそこを埋められて、奥まで満たされたい。
 すずの熱棒の先端が最奥を押し開き、じゅぷりと埋まる。
 カリの部分がみちみちとグランの粘膜を掘りえぐり、肉環をぐぽりと突き抜けた。
「っ、ヒ! あ゛ぁーー…………!」
 瞬間、目の前が真っ白になった。びりびりとした快感がグランの全身を駆け抜け、身体の奥から愉悦の波が押し寄せてくる。
「お……あァ、あー……! は、はぁ……ッ、あーー……!」 
 開いたままの口からダラダラとよだれが伝い落ち、嬌声が糸を引いた。
 全身の力がくたりと抜けてすずに覆い被さるように寄りかかると、体格差など感じさせない程しっかりと抱き止められた。
 すずの腕の中でひくひくと震えながら、快楽の海に溺れた。涙腺が壊れてしまったかのように、ぼろぼろと涙が止まらない。
 頬に手を当てられて、涙を拭われた。
 すずの方を見れば、熱と涙ではっきりしない視界の中、恍惚とした表情でこちらを見つめている。
「ああ……グランさん。泣いてるあなたにこんなこと、ごめんなさい……。でも……あなたの泣き顔、とってもかわいくて――たまらなく、そそります」
「ふ、あぁ……」
 欲に濡れ、艶をまとった少女の声でそう言われて、ぞくりとした。すずの瞳は熱を孕み、その奥では押し込められた劣情の炎が揺らめいている。
 少女に快楽で翻弄されているという状況に、背徳感にも似た快感が生まれ、じわりじわりと広がっていく。
「はあ……っ、すず、さ……! いぃ、気持ち、いい……!」
「あぁ……グラン、さん……っ、もっと……よく、なって……?」
 少女に似つかわしくない力強い抽挿で下から揺さぶられ、グランは嬌声をあげてよがり狂った。熟れた媚肉をどちゅりどちゅりと突きこねられる度に、グランの屹立は淫液を撒き散らしながらぶるりと揺れ、意識が上へと昇っていく。
「あー……! ひ、あ゛ァー……!」
 切なさが限界に達していた奥への刺激に、理性はどろどろにとろけていた。
 少女に犯され、支配されていることに、どうしようもなく救われている自分がいた。
 これまでに感じたことのない解放感で、細胞の一つ一つまでが歓喜にざわざわと沸き立っていく。
 触れ合った肌から伝わってくる熱い痺れを、何と呼ぶのだろう。
 これを愛と呼ぶのなら、全てを捧げてでも欲しいと思った。
 いや――違う。
 彼女に全てを奪われて――彼女の手で、めちゃくちゃにして欲しいのだ。
 互いの熱が上がっていく。どちらの肌も汗で濡れていた。呼吸が乱れて速くなり、絶頂が近づいてくる。
「あア……くだ、さい……。すずさ、……っく、ださい……! すずさんが、欲しい……!」
「……ッ、いい、ですよ……! 好きなだけ、どうぞ……!」
 すずの動きが速まった。掴まれた腰が持ち上げられて、引き落とされる。ばちゅばちゅという水音の間隔が短くなっていく。
 もう腰から下の感覚は無かった。身体が融け合って、ひとつになっている。ただ快感だけが、動きと共にじいん、じいんと湧き上がり、自身がどんどん高いところへ押し上げられていく。
「はああ……、すず、さ…………」
 意識が法悦の白い光に包まれていく中で、すずを見つめた。すずもこちらを見つめていた。その愛しげな眼差しに、感情があふれてたまらなくなる。
 ――衝動のまま、すずに口づけた。
「……ふ……っ」
「ンんッ……!?」
 すずの目が、驚いたように大きく見開かれた。
 快楽を貪りどろどろになった下半身とは対照的な、唇が触れ合うだけのつたなく幼いキス。
 だが――重ねた唇から伝わる熱は、頭の芯が痺れるほど鮮烈だった。
 ――――ああ……きもち、いい……――。
 そう思った瞬間、身体の中で熱が膨らみ、奥で弾けた。重なりあう少女の身体がびくっと震え、その熱棒が体内でドクンと脈動する。
 同時に、自身の先端からもぶしゅりと熱いしぶきが噴き上がった。
「――――ん……ふぅ…………」
 粘膜を濡らし、中で散り広がっていく熱を感じながら、グランは多幸感に包まれて、うっとりと目を閉じた。
 互いの息づかいも、心臓の鼓動も、全ての音が少しずつ遠ざかり、聞こえなくなっていく。
 心地よい真っ白な光の中――グランは意識を手放した。
 

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