クラスまるごと転生させられたけど皆と協力すればなんとかなる！

第二章 ダンジョン

第三十一話 筋肉の権化

決勝戦。
観客は、まだかまだかと待っている。
時間になり、白夜とマスルが観客の前に姿を現す。

その瞬間、凄まじいほどの両者のコールが、巻き起こった。
マスルは、主に男性陣から。
白夜は、主に女性陣から。
ここまでハッキリと分かれてしまうものか？
と、聞きたくなるぐらい、マスルは女性受けが悪い。
逆も然りだろう。
と言うより、白夜が女性からの声援を沢山貰っているがゆえに、男性陣は、それを恨めしく思い、マスルを応援しているだけなのだが。
しかし、そんなの関係なく、鳴り響く開始のゴング。
白夜とマスルの戦いが始まった。


〈白夜side〉


「マッスゥル！筋肉は裏切らない！少年よ！もっと筋肉を磨け！そんな筋肉ではすぐモヤシってしまうぞ!?ンンン～……マッスゥル～！」

うるっさ。
てか、容姿だけじゃなくて内容まで濃いと来たか。
正直手に負えない。
サクッとやってしまおう。

全力で懐に入り、上に薙ぐ。
俺は斬ったと思った。
しかし、マスルは短剣を筋肉だけで受け止めやがった。
マジかよー…！

でも、それなら魔法で攻めるまでだ。

『閃光雷鳴弓』

雷速で駆ける雷の矢を放つ。

シュンッバチバチバチッ！

モロに直撃した。
マスルも立ったまま、気絶したようだ。
心臓も動いてないみたいだ。
そりゃそうだろ。
あんなの受けて立ってられんのはまずいない。
と思ったが、マスルのヤツ、筋肉だけで、心臓の鼓動を戻しやがった。
そして、バトルアックスを構えた。

「骨の髄まで響くいい攻撃だった!!ならばこちらも全力で相手取るまで！んん～…マッスゥル～！」

ま、マジかよ…。
ここまで来ると、あながち筋肉が否定できないな。
てか、何で筋肉で心臓マッサージできんだよ!?
某アニメの発情ピエロだって念能力で心臓マッサージしたってのに…！
本気で筋肉の権化だな…！
なら、仕方ない。
これは少々本気でやる必要があるな。

『限界超過オーバーロード』

身体と短剣に先程とは全く違う、漆黒の雷を流す。
身体の内部にも流すため、目の色も変わり、白目の部分が黒くなり、黒いところが金色へと変化してる。
そして、短剣は、刃の部分が漆黒に染まっている。
だが、この状態は長くは続かない。
何故なら、内部にまで雷を流しているため、負担が半端ないのだ。
その為、既に目からは血が流れている状態だ。

痛ッ…!!
くそー…。
身体中が痛い。
これ、すぐ終わらせないと！俺がヤバイ。

「行くぜ？」







─────あとがき─────



 妖精界からやっはろー!!

文月くーです！

はい！
31話、無事投稿できましたー！
いやー、ファンタジー大賞始まりましたねぇー！
僕の作品なんて全然視てもらえないのでしょうけど、
でも、見てくださる皆さんがいるので！
全然悲しくないです！

と言うことで、作品の内容に触れていきますけど、
今回、筋肉ブーメランこと、マスル対白夜だったわけですが、
どうでしたでしょうか。
僕は書いていて、筋肉強すぎやろ?!とか思っていたんですけど苦笑
でも、結構面白キャラとして、いけてるんじゃないかなと、
思っています！
次回はマスル戦の決着です！
沢山見てくれると、嬉しいです！

おっとー！
そろそろ妖精界に帰らねば！
という事で！

見てくれてありがとー！
お気に入り登録よろしくぅ！
そして、投票もよろしくー！
妖精の加護の元に祝福があらんことを！

では！
また明日も会えることを願って！

バーイバーイキーン！