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第二章 ダンジョン
第三十三話
しおりを挟む武闘大会の翌日。
俺は中庭で身体作りに励んでいた。
「おー。朝から頑張ってんじゃん。」
「ハァハァ、陽渡か。どうしたんだ?こんなに早くから。」
すると、少し顔色に陰りが見える。
きな臭い話か。
「実は今日から本格的に、ダンジョンの攻略を始めようかなと、思ってんだけどさ。前にハクに指摘された所、まだ解決してないんだよな。だから、第1回ダンジョン攻略は少数精鋭でいこうと思ってる。だから──」
「だから、ハクはダンジョンの入口で待っててくれ、何て言わないよな?」
先読みされた事に驚いている。
たく、俺に自己犠牲精神を止めろって言った張本人が自己犠牲してどうすんだよ。
「とにかく、俺はお前の右腕だ。否が応でもいかせてもらうぞ?」
「はは。言うと思った。仕方ないな。死ぬときは一緒だな。」苦笑
「だな。」
にしても陽渡がここまで思考を回しているとなると、今回のダンジョン攻略は、マジで過酷な攻略になるってことだよな。
俺も気を引き締めて挑まないとな。
…最悪の場合、も想定しておかないとな…。
「よし。ハク。皆を集めてくれ。臨時会を開く。」
「分かった。」
◇◇◇
場所は、作戦会議室。
既に陽渡以外のメンバーは集まっている。
と、そこでようやく、陽渡が現れた。
「遅くなって悪かった。これより、臨時会を開く。まずは我々、『月下の白猫』の今後の動きについてだ。ハク。」
「あぁ。まず、この臨時会後、第1回ダンジョン攻略を開始する。」
やっぱりざわつくよな。
だけどこれは決まったことなのだから、どう言おうと、もう遅い。
「第1回目は、ダンジョン攻略班と、ダンジョン前で仮拠点を広げて、もしもの時のために、待機する、拠点班に別れてもらう。だが、安心してくれ。少数精鋭班の皆は俺が責任持って、戻ってこさせる。」
「よし!準備して早速行くぞ!」
『オー!!』
こうして、ようやく俺たちのダンジョン攻略が始まった。
─────あとがき─────
やっはろー!!
文月くーです!
という事で33話、投稿いたしました~!
いやー、昨日も休んでしまいまして、申し訳ないです。
ちょっと最近忙しくて忙しくて…。
言い訳なんですけどね苦笑
とまぁ、そんな事はいいんですけどね!
おっと、今日はいつもより早く帰らなければ!
見てくれてありがとー!
お気に入り登録よろしくぅ!
あと、投票もよろしくぅ!
妖精の加護の元に祝福があらんことを!
では!明日は会えることを願って!
バーイバーイキーン!
応援ありがとうございます!
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