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第一章 学園生活
第三十六話 『強くなれ』
しおりを挟む『決まったー!!しかし、いったい何が起きたんだー?!速すぎてわからなかった!解説、お願い致します!』
『はいは~い♪皆にわかるように、リプレイを、どうぞ!』
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『さて!これが一部始終だけど、これを見てもらって、言いたいことは一つさ。これが、上位怨怪から最前線で国を守る、化け物だ。きっと、ここにいる皆は未来ちゃんが勝つだろうと思ってたでしょう?それはね、100%あり得ないと、断言出来るよ。何故なら彼が、〝殲天翼〟なのだから。』
静寂に包まれる会場。
しかし、その通りなのだ。
こうして、クラスマッチは終わっていった。
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【大講堂】
全校集会が急遽行われることになった。
「続きまして、〝殲天翼〟伏黒燐様のお話」
まじかー、仕方ない。
「えー、まずは、クラスの皆、黙ってて悪かった。
さて、改めて、俺は〝殲天翼〟です。2ヶ月ぐらいしかこの学園で過ごせなかったけど、とても楽しかったです。俺から伝えることは、強くなれ。それだけです。」
「ありがとうございました―…」
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「燐くーん、行くよー。」
「はい!」
俺は、晴明呼ばれていこうとする、すると、
「燐!」
と言う声が耳に届いた。
「…沙耶。これからは、会えなくなるな。」
沙耶は泣きそうな顔で、
「燐…。離れたくないよ…!」
「俺もだ。だけどな、それは無理なんだよ。だけどな、一つ、いい方法がある。それは強くなることだ。そしたらまた会えるさ。じゃあな。」
それが、最後の台詞となった。
「よかったのかい?」
「はい、これから俺が踏み入れる領域は、半端な覚悟じゃ生き残れないのだから。」
こうして、燐の学園生活に幕が降りたのだった。
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