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74章
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74.章 激突
魔導士はとっさに詠唱を開始し、最上級魔法の連続攻撃を試みる。
しかし、正面きっての強攻撃では、司祭は傷一つ、つかない。
「くっっそ、…かたい…な」
魔導士カシウスの攻撃は、司祭になんなく防がれる。
「ふうん。」
「……そ、ツカサは僕に勝てる方に、賭けるんだ?」
カシウスは高速詠唱でバフをつけ、重攻撃魔法を重ねるも、司祭は何ら変わらない。
司祭インベルは体術のみで、それら魔法攻撃を全てさばききると、
グッと魔導士の眼前へと迫る。
「ツカサは僕よりよっぽど、ギャンブル狂だな……」
インベルはため息を一つ吐くと、右手で空を薙ぎ払う。
すると魔導士は、物理防御魔法が無駄なほど、強力な真空波で、廊下の奥の壁まで、吹き飛ばされた。
『正直、勝てるイメージが湧かない……。』
魔導士は考えながら、痛めた脇腹を庇い、大ホールの方へ逃げるように走る。
『攻められるまで、何にも考えてなかった訳じゃない…』
魔導士は、屋敷の大ホールの連続 SSS(トリプルS)魔法トラップまで、誘い込むつもりだ。
「逃げ回るとか。ダルいんだけど…」
魔導士が、高速で頭を巡らしながら、勝算を探る中、司祭はゆっくりと、追い詰めていく。
「鬼ザコ」
文句を言いながら、魔導士を追い詰めていく。
司祭は大ホールに到着する。
「…ん?」
「コレは…火薬…。なるほど…」
アメトが火薬の臭いに気づくと、高速詠唱が開始される。
それと同時に、魔法トラップが発動した。
《ドゴォォォォォン!!》
そうして、この世ならざる、大規模な爆発が起こる。
硫黄、木炭、硝石さえあれば、この世界でも、火薬をつくる事は出来る。
そして制作する、心得もある。
重ねて、魔法トラップでの連続攻撃である。
『火薬を魔法攻撃で誘爆させて、その上で魔法トラップも発動させる…』
「すごいね、ガリ勉のツカサ君。頑張って考えた感、あるよ!
おかげで、僕の『能力』使っちゃったよ。」
その土煙のなか、ダメ押しで魔導士も、飛び込んでくる。
魔法の杖の殴打を狙い、振りかぶる。
魔法と魔法トラップ、火薬誘爆の大爆発と、打撃攻撃でのラッシュだったが、
司祭インベルは、驚きもせずにかわし、
魔導士の殴打を、掌底でいなすと、かえす掌で突き返した。
司祭の掌底突きで、魔導士は大ホールの向こうまで吹き飛ばされた。
「なるほど、まだ諦める気はないみたいだね。」
「僕に勝つ方に………賭けてみるかい?」
「………。」
「一回だけ受けてやるよ、大魔法使いさん」
インベルのまわりに冷気の渦が、形成されていく。
ピリッとした氷の粒が頬を刺し、魔導士は緊張と薄い空気で、強く呼吸を意識する。
『策を考えた…が、アメトの言うようにコレに賭けるしかない。』
『たとえ、死んで、…も、』
そうして、司祭と魔導士は今まさに、攻撃すべく間合いを詰める。
《カッ!!》
お互いの攻撃と共に、火花が散った。
アメトとツカサが、今まさに、激しく激突している、最中─。
謎に包まれた、第二の男が魔導士の屋敷に侵入しようとしていた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
あとがき
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「今後どうなるの!!」
と思ったら
下にある⭐︎⭐︎⭐︎から、作品の応援お願いいたします。
面白くても、つまらなくても、正直に感じた気持ちをコメント頂けると、今後につながるのでありがたいです。
『お気に入り』もいただけると本当にうれしいです。
何卒よろしくお願いいたします。
魔導士はとっさに詠唱を開始し、最上級魔法の連続攻撃を試みる。
しかし、正面きっての強攻撃では、司祭は傷一つ、つかない。
「くっっそ、…かたい…な」
魔導士カシウスの攻撃は、司祭になんなく防がれる。
「ふうん。」
「……そ、ツカサは僕に勝てる方に、賭けるんだ?」
カシウスは高速詠唱でバフをつけ、重攻撃魔法を重ねるも、司祭は何ら変わらない。
司祭インベルは体術のみで、それら魔法攻撃を全てさばききると、
グッと魔導士の眼前へと迫る。
「ツカサは僕よりよっぽど、ギャンブル狂だな……」
インベルはため息を一つ吐くと、右手で空を薙ぎ払う。
すると魔導士は、物理防御魔法が無駄なほど、強力な真空波で、廊下の奥の壁まで、吹き飛ばされた。
『正直、勝てるイメージが湧かない……。』
魔導士は考えながら、痛めた脇腹を庇い、大ホールの方へ逃げるように走る。
『攻められるまで、何にも考えてなかった訳じゃない…』
魔導士は、屋敷の大ホールの連続 SSS(トリプルS)魔法トラップまで、誘い込むつもりだ。
「逃げ回るとか。ダルいんだけど…」
魔導士が、高速で頭を巡らしながら、勝算を探る中、司祭はゆっくりと、追い詰めていく。
「鬼ザコ」
文句を言いながら、魔導士を追い詰めていく。
司祭は大ホールに到着する。
「…ん?」
「コレは…火薬…。なるほど…」
アメトが火薬の臭いに気づくと、高速詠唱が開始される。
それと同時に、魔法トラップが発動した。
《ドゴォォォォォン!!》
そうして、この世ならざる、大規模な爆発が起こる。
硫黄、木炭、硝石さえあれば、この世界でも、火薬をつくる事は出来る。
そして制作する、心得もある。
重ねて、魔法トラップでの連続攻撃である。
『火薬を魔法攻撃で誘爆させて、その上で魔法トラップも発動させる…』
「すごいね、ガリ勉のツカサ君。頑張って考えた感、あるよ!
おかげで、僕の『能力』使っちゃったよ。」
その土煙のなか、ダメ押しで魔導士も、飛び込んでくる。
魔法の杖の殴打を狙い、振りかぶる。
魔法と魔法トラップ、火薬誘爆の大爆発と、打撃攻撃でのラッシュだったが、
司祭インベルは、驚きもせずにかわし、
魔導士の殴打を、掌底でいなすと、かえす掌で突き返した。
司祭の掌底突きで、魔導士は大ホールの向こうまで吹き飛ばされた。
「なるほど、まだ諦める気はないみたいだね。」
「僕に勝つ方に………賭けてみるかい?」
「………。」
「一回だけ受けてやるよ、大魔法使いさん」
インベルのまわりに冷気の渦が、形成されていく。
ピリッとした氷の粒が頬を刺し、魔導士は緊張と薄い空気で、強く呼吸を意識する。
『策を考えた…が、アメトの言うようにコレに賭けるしかない。』
『たとえ、死んで、…も、』
そうして、司祭と魔導士は今まさに、攻撃すべく間合いを詰める。
《カッ!!》
お互いの攻撃と共に、火花が散った。
アメトとツカサが、今まさに、激しく激突している、最中─。
謎に包まれた、第二の男が魔導士の屋敷に侵入しようとしていた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
あとがき
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「今後どうなるの!!」
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