魔力ゼロの悪役令嬢が 最強の魔女になれたのは、優しい魔王さまの嫁だから

恋月 みりん

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76章

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76. 章  決着






「…わかった、急ごう…」




司祭インベルが第二の男にこう言うと、


殺意が一段上がるように、膨大な魔力をまとう。




その魔力は実体を持ち、さながら輝く天使の羽の様に、司祭の背後にかたちづくられる。


そうして、司祭は空中にフワリと浮かんだ。



最上級魔族ともなると、膨大な魔力を身にまとわせ、この様なことですら容易よういに可能なのだった。


─本気になったインベルは、目つき顔つき共に、正に魔族そのもので、まるで別人だった。



彼の周りは、冷気が渦を巻きながら、凍りつき、空気中の水分が凍りはじめた。



「嘆く、必要はない…」



「どうせ、プレーヤーは皆殺しだ…」




屋敷の建材である、漆喰や木材は凍裂とうれつを起こして瓦解し始めた。



壁から床まで凍りつき、室内であるはずなのに、ダイヤモンドダストが吹き荒れた。



「悲しみも、骨も凍る」




温度が低くなり過ぎて、室内にプラズマが発生しはじめる。


魔導士は、異次元の超常現象を前に考える。



『アメトの能力…。


コレを見るのは2度目…』


つまりそれは、ハルトの封印のとき、だけだった。



司祭が静かに、口を開く。





「……四…五…九…六…七………絶対零度……」




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

あとがき


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!!」


と思ったら


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