まにゅ恋

とら

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まにゅ恋30

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 ───その後、お風呂場でして、ベッドでもして、二つベッドのある部屋だったのに一緒に眠った。クーラーの効いてる室内に上掛けと間宮の体温が心地よかったが、まだ早い時間帯に目が覚めた。ガサゴソと隣で間宮が動いていたからだ。
 ぼんやり横を見ると、間宮がスマホをいじっている。
(───またこいつは)
「お前また俺撮る気か?」
 起き抜けに声をかける俺に間宮がギクリとした。
「ま、またでもないしまだ撮ってないよ!」
「まだってなんだ」
 どっちなんだと思っていると、間宮が違うんだと弁明混じりに続ける。
「いとこから連絡あって、急だけど会いたいって言ってきて……帰りに会いに行ってもいい?」
「いとこ東京いんの? いいよ。俺も父さんに会ってもらったし」
「いや、俺のはたぶん……確認される感じなんだと……思う」
「確認?」
 ぱちくりと瞬きして、あぁと思った。
「親か? お前が女の子と泊まりに行ったかどうかの確認か」
「たぶん……」
「ふーん」
 布団から半身起き上がって、間宮を見下ろす。
「なんだかんだ心配されてるんじゃないのか? なんなら夏休み中に俺、間宮のお母さんに会おうか? ……ほんとのことは言えないけど、俺男だし、少し安心させられるんじゃないか?」
「……うーん」
 間宮は困ったように笑って、続ける。
「心配……かな。うちの親に会うのは、あんまり真純にかかわって欲しくないっていうか……」
「でもうちに泊まりに来てるし、いい加減会わないと変だろ」
「……………」
 間宮は曖昧に微笑した。間宮も布団から半身を出す。何も身に付けてない素肌に、そういやお互い裸だったとあたふたと視線を外してごまかすように言った。
「ほら、俺、外面いいしっ」
「真純は外面は良くないよね。外見がいいだけで」
「どういう意味だよ」
 はた、と俺は間宮を見た。
「……俺、外見いい?」
「真純は自分のことわかってないよね。街歩いててもみんな真純のこと見てたよ。ここのホテルのボーイも真純のこと見てた」
「俺じゃないだろ。間宮の方が背高いし、……その、かっこいいし、お前見てたんじゃないか」
 間宮は口端を上げて満足げにニヤリとした。
「俺、かっこいい?」
「……うるさいな」
 熱くなって居心地悪くなる俺に間宮は「ふーん」と笑う。わかってないのはお前の方じゃないか。イラッとしたが、間宮は間髪入れずガバッと押し倒してきた。
「なっ! なんだよっ、もう朝だよっ」
「んーそだねー。でもほら指すんなり入っちゃった。いっぱいしたからねー」
「ばっばか! ふざけん、な……あっ」
 ───また快楽の波にのまれる中、
(そんなに親の話されるの嫌なのかな)
 喘ぎながら、ぼんやり思った。


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