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第一章【太蔵は乙女ゲームに転生する編】
11 あ、あれ……??
(ルーク)
「あのさ~本当に強い奴は、そんなクソみたいな縁なんか作らねぇんだよ。
そもそも、そんな用意されたぬるま湯にだって浸からねぇよ。必要ねぇんだから。
だから、その時点でお前達は、自分が思っている以上にクソ弱ぇ弱者なんだって事だ。」
俺がそう言うと二人は絶望した様な目をしたが、俺は容赦なく大きな木の幹に二人を叩きつける。
その衝撃でごっそり抜けてしまった二人の髪を、パラパラと地面に落とし、真っ白な顔で立ち尽くしている使用人達に向かって言った。
「おい、誰でもいいから縄持ってないか?長いの2本。」
「────は、はぃぃぃ!!も、持ってます!!」
箒を持っていた使用人の1人が、恐らく薪かなんかを束ねる際に使う用の縄を2本直ぐに持ってきたので、有り難く受け取る。
そしてその縄を肩に掛けると、ガタガタ震えている可愛い可愛いクソガキ二人の方を向き、ニッコリ笑った。
「まぁ、懲罰ならこれが一番精神的に来るだろう。さ、お楽しみの時間ですよ~……っと!!」
俺は身を寄せ合ってヘタリ混んでいる二人の前に立ち、その胸ぐらを掴むと……そのまま一気に服を破り捨てる。
上半身裸にされた二人は目を点にしたが、直ぐに真っ赤になって悲鳴を上げた。
「な、な、何をするんだよ────!!!!う……わぁぁぁぁぁん!!!」
「ひ、ひぃぃぃぃ!!!い、一体何を……っ!!」
涙目で睨んでくる二人を見つめ、俺は悪魔の微笑みを浮かべたまま、今度はズボンに手を掛け────……。
────ビリビリビリビリ~ッ!!!!
容赦なく破り捨てて全裸にしてやった。
「「キャァァァァァ────!!!」」
まるで女の子の様な悲鳴をあげ、二人は丸まって自分の大事な場所を必死に隠している。
そんな二人の姿を見て、周りで見学している使用人達は白目を向いていたが、俺はギャ~ハッハッ!と腹を抱えて大笑いしてやった。
「なんだよ~隠すなって!いや~随分と偉ぶってるからさ~。そりゃ~ご立派なモンつけてんのかな~って気になっちまって!はいはい、隠さず見せて下さいよ~お兄様~?」
「ひっ……っ!!こっ、こんな事してただで済むと思うなよっ!!!」
「い、嫌だ……嫌……。そ、それだけは……っ!!」
涙を浮かべて俺を見上げてくる二人だが、俺はこれでも元鬼隊長と呼ばれた男……。
まぁ、クソガキのお仕置きで手を抜くわけないよね?
ハハハッ!と笑いながら、全力で抵抗する二人を殴りつけて大人しくさせると……そのまま両手を縄で縛り、木に吊し上げてやった。
二人はとうとう号泣していたが、俺は鼻歌を歌いながら足元に落ちているドングリに似ている木の実を拾い、奴らの小さなジュニアに当てて遊ぶ。
「────おっ、当たった当たった!あんまりにも小さいから、当てずれぇな~!」
「う、うわぁぁぁぁぁぁ────ん!!!」
「ひ……っぐ……あうぅぅぅぅ~っ!!!」
すると、そのまま二人はショックからか失禁までしてしまったので、とりあえずお仕置きはこの辺にしてやるか……と思った瞬間、やはり何かが記憶の端に引っかかり、俺は頭を抱えた。
やっぱり俺は、コイツラの事を知っている……?金髪の……双子……剣、魔法……グリード家……。
とりあえず二人に木の実をぶつけ続けながら考えていると……突然パッ!!とある記憶が頭の中一杯に浮かび、頭を抑える。
『も~!!おじいちゃん!!ゲーム下手すぎ!!』
可愛らしく怒る孫娘にデレデレしながら、俺は軽く頭を下げた。
『すまんすまん。ちょっと爺ちゃんには難しくてな~。これはどうすればいいんだ?』
リモコンと呼ばれる操作機を持たされ、目の前のスクリーンに映っているツンツンした金髪イケメンキャラ二人を指差し尋ねる。
すると孫娘はフンッ!と鼻息荒く俺に説明してきた。
『この悪役の双子キャラ、ライアーとスティーブはね、剣と魔法のチートキャラだから、一緒にダンジョン探索に行くと仲が進展するよ!
でも、やっぱり悪役だから難易度は高いんだ。
それに個人的に、弟ルークが死ぬ所を楽しんで見ていたサイコパスキャラ達らしいから、私は好きじゃないんだよね……。
だからお爺ちゃんが頑張って全スチル回収して!そうしないと私の推し様のスチルが、開放されないの~!』
『そ、そうか……。』
「…………あ。」
俺は木の実を投げる手を止め、原型を留めていない二人の顔を見つめた。
ライアーとスティーブ!
こいつらの元の顔、あのゲームの悪役二人組にそっくりだ!
「え、えぇ~……いやいや、そんな馬鹿な……。」
まさかゲームの世界に来てしまったなんて、直ぐには信じられなくて、でも芋づる式に思い出していく記憶が、その考えを確かなものにしていく。
思い出していくのは、スチルと呼ばれるゲームのシーンの絵達。
孫娘のイチオシだったゲーム『グランド・リリスの白い華』。
これは主人公の女の子が、<聖グランド学院>という学園を舞台に、イケメン達と仲良くなって世界を救う……恋愛RPG?とかいうゲームだった。
「あのさ~本当に強い奴は、そんなクソみたいな縁なんか作らねぇんだよ。
そもそも、そんな用意されたぬるま湯にだって浸からねぇよ。必要ねぇんだから。
だから、その時点でお前達は、自分が思っている以上にクソ弱ぇ弱者なんだって事だ。」
俺がそう言うと二人は絶望した様な目をしたが、俺は容赦なく大きな木の幹に二人を叩きつける。
その衝撃でごっそり抜けてしまった二人の髪を、パラパラと地面に落とし、真っ白な顔で立ち尽くしている使用人達に向かって言った。
「おい、誰でもいいから縄持ってないか?長いの2本。」
「────は、はぃぃぃ!!も、持ってます!!」
箒を持っていた使用人の1人が、恐らく薪かなんかを束ねる際に使う用の縄を2本直ぐに持ってきたので、有り難く受け取る。
そしてその縄を肩に掛けると、ガタガタ震えている可愛い可愛いクソガキ二人の方を向き、ニッコリ笑った。
「まぁ、懲罰ならこれが一番精神的に来るだろう。さ、お楽しみの時間ですよ~……っと!!」
俺は身を寄せ合ってヘタリ混んでいる二人の前に立ち、その胸ぐらを掴むと……そのまま一気に服を破り捨てる。
上半身裸にされた二人は目を点にしたが、直ぐに真っ赤になって悲鳴を上げた。
「な、な、何をするんだよ────!!!!う……わぁぁぁぁぁん!!!」
「ひ、ひぃぃぃぃ!!!い、一体何を……っ!!」
涙目で睨んでくる二人を見つめ、俺は悪魔の微笑みを浮かべたまま、今度はズボンに手を掛け────……。
────ビリビリビリビリ~ッ!!!!
容赦なく破り捨てて全裸にしてやった。
「「キャァァァァァ────!!!」」
まるで女の子の様な悲鳴をあげ、二人は丸まって自分の大事な場所を必死に隠している。
そんな二人の姿を見て、周りで見学している使用人達は白目を向いていたが、俺はギャ~ハッハッ!と腹を抱えて大笑いしてやった。
「なんだよ~隠すなって!いや~随分と偉ぶってるからさ~。そりゃ~ご立派なモンつけてんのかな~って気になっちまって!はいはい、隠さず見せて下さいよ~お兄様~?」
「ひっ……っ!!こっ、こんな事してただで済むと思うなよっ!!!」
「い、嫌だ……嫌……。そ、それだけは……っ!!」
涙を浮かべて俺を見上げてくる二人だが、俺はこれでも元鬼隊長と呼ばれた男……。
まぁ、クソガキのお仕置きで手を抜くわけないよね?
ハハハッ!と笑いながら、全力で抵抗する二人を殴りつけて大人しくさせると……そのまま両手を縄で縛り、木に吊し上げてやった。
二人はとうとう号泣していたが、俺は鼻歌を歌いながら足元に落ちているドングリに似ている木の実を拾い、奴らの小さなジュニアに当てて遊ぶ。
「────おっ、当たった当たった!あんまりにも小さいから、当てずれぇな~!」
「う、うわぁぁぁぁぁぁ────ん!!!」
「ひ……っぐ……あうぅぅぅぅ~っ!!!」
すると、そのまま二人はショックからか失禁までしてしまったので、とりあえずお仕置きはこの辺にしてやるか……と思った瞬間、やはり何かが記憶の端に引っかかり、俺は頭を抱えた。
やっぱり俺は、コイツラの事を知っている……?金髪の……双子……剣、魔法……グリード家……。
とりあえず二人に木の実をぶつけ続けながら考えていると……突然パッ!!とある記憶が頭の中一杯に浮かび、頭を抑える。
『も~!!おじいちゃん!!ゲーム下手すぎ!!』
可愛らしく怒る孫娘にデレデレしながら、俺は軽く頭を下げた。
『すまんすまん。ちょっと爺ちゃんには難しくてな~。これはどうすればいいんだ?』
リモコンと呼ばれる操作機を持たされ、目の前のスクリーンに映っているツンツンした金髪イケメンキャラ二人を指差し尋ねる。
すると孫娘はフンッ!と鼻息荒く俺に説明してきた。
『この悪役の双子キャラ、ライアーとスティーブはね、剣と魔法のチートキャラだから、一緒にダンジョン探索に行くと仲が進展するよ!
でも、やっぱり悪役だから難易度は高いんだ。
それに個人的に、弟ルークが死ぬ所を楽しんで見ていたサイコパスキャラ達らしいから、私は好きじゃないんだよね……。
だからお爺ちゃんが頑張って全スチル回収して!そうしないと私の推し様のスチルが、開放されないの~!』
『そ、そうか……。』
「…………あ。」
俺は木の実を投げる手を止め、原型を留めていない二人の顔を見つめた。
ライアーとスティーブ!
こいつらの元の顔、あのゲームの悪役二人組にそっくりだ!
「え、えぇ~……いやいや、そんな馬鹿な……。」
まさかゲームの世界に来てしまったなんて、直ぐには信じられなくて、でも芋づる式に思い出していく記憶が、その考えを確かなものにしていく。
思い出していくのは、スチルと呼ばれるゲームのシーンの絵達。
孫娘のイチオシだったゲーム『グランド・リリスの白い華』。
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