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第四章【サマナイズ編】
106 未来ブレイク
(ルーク)
「…………。」
俺はチラッとセレンを見て、さり気なくヤバい男の見分け方を教えなければと決意する。
できれば積極的に関わりたくない相手に早速会いそうな予感にウンザリしながら、もう一人の王女様の方を思い出していった。
「同じ歳って事は……もう一人の王女様の方は、オーティス様とは母親違いって事か。」
「はい。第一王子であるライン様以外は、全員他の側妃様のお子です。
これからも増える可能性はありますが、今の所はおめでたい話は聞いておりませんね。」
第一王女である<エヴァ>様。
コチラは確かジョアンルートを攻略する時に出てくる予定の悪役令嬢で、他のルートだと影が薄いキャラだったはず。
ジョアンが主人公のリリスと……?
まだあどけない表情をしている子リスの様な少年ジョアンが、ちょっと真面目な顔で恋愛している姿がまだ浮かばない。
寧ろ性悪な雌ヘビに丸呑みされる可愛らしい雛鳥の姿が思い浮かび……。
「ジョアン……人を見る目はちゃんと養わないと駄目だからな?
あのな、男っていうのは、ちょっと外見の可愛さとかオッパイとかにふらふら~と行っちゃう時があるけど、そうしたらその後の人生は奈落行きっていうかぁ~……。」
「???は、はぁ……。」
ジョアンはよく分からない様子だったが、とりあえず頷き「国の命運が掛かっていますので、しっかりと見極めます。」と優等生100点の答えを返してきた。
違うんだってぇ~!
それよりもたちが悪い変な女がねぇ~もしかしてジョアン少年を狙っているかもしれないんだよ!
人生一度は必ず失敗する惚れた腫れたのお話。
基本初手は躓くモノだが、その躓きが崖に繋がる道だった場合、その一度でジ・エンド。
そういえばゲームの中でも、ジョアンルートはドMコースというか……。
戦いに次ぐ戦いに、中々の胸糞ストーリー満載の内容だった様な気がするため、できれば他の攻略対象で頑張って欲しい!
そこでハッ!と気付いたのは、我がチームの無気力怠惰少年、アッシュ君。
コイツもそういえば、ジョアン同様攻略対象だった。
忘れてた~♬と頭を掻きながらアッシュの方を見れば、早く終わんないかな~と言わんばかりに足元にいる蟻の進行を止めて遊んでいる!
「……アッ~シュ!」
とりあえず一生懸命頑張る蟻さんを虐めるアッシュを咎めると、アッシュはムスッ~としたまま足を挙げて蟻さんに道を開けた。
だいぶ子供っぽさが目立ってきたアッシュ少年。
確かアッシュルートは……あれ?どんなになるんだっけ??
スキップ機能に埋もれて、どうにも詳しく思い出せない。
「そもそも、アッシュ自体がシークレットキャラに近かったからな……。他の攻略対象より難しかったのだけは覚えているんだが……。戦闘能力が高いのもそのせいだし……。」
独り言を呟きながら、うう~ん?と首を傾げる俺に合わせて、ご機嫌で同じ方向に頭を傾けるアッシュ。
食えない、読めない、クール、無気力……に最近子供っぽさも加わり、とんでもない欲張りキャラ設定キャラになっている気がする。
「アッシュも色々な、うん……あると思うんだよ、これから先……。
色んなヤツがいるから!ほらほら、甘い言葉を掛けてきたり、逆に罵倒されたり?こう、高頻度に接触してくるヤツがいても、ちゃんと見極めて付き合わないと……。」
「?……あ~、もしかして俺の元父親の事?
大丈夫だよ、もう甘い言葉も罵倒もされる事は二度とないから~。」
ニッコニッコと幸せそうに笑うアッシュ。
詳しくは聞いていないが、アッシュ的にスッキリとしている様なので良しとしておいた。
セレンがご機嫌なアッシュを見て、チッ!と舌打ちしていたが、ローレンはというと「仲がよろしい事で~。」とこちらも笑っている。
そうそう、セレンとアッシュは仲良し、仲良し。
喧嘩すると殺し合いするけどね!
「そうなると年下のジョアンは、王位争い真っ只中の王族達とは直接的に関わる機会はないのか。」
「いえ、ジョアンは聖グラウンド学院と同じ敷地内にある中学院に無事に受かれば通う予定ですので、関わる機会がある可能性はあります。」
そういえば、そうだったそうだった……。
すっかり忘れていたため失念したが、ゲームの中でジョアンは、聖グラウンド学院のある敷地内に存在する付属中学院生になる。
そして寮に入って、同じく寮を抜け出してきたリリスと一緒に行動して~……とかの展開が多かった気がする。
「そうか!じゃあ、俺達の付き合いは続きそうだな。よろしく。」
「────っ!よ、よろしくお願いします!」
ジョアンはパッ!と嬉しそうに笑い、そんなジョアンを見たローレンも嬉しそうだ。
正規のジョアンルートではなくなってしまったが、とりあえずローレンが生きている&どうしようもない父親が消えただけで、行く場所は変わらない様だから大丈夫だろう!
そう軽く考え、俺達はジョアンとローレンに加えて、いつの間にか集まっていた街の人達の『ありがとう』と激励の言葉に背中を押され、サマナイズから去った。
<スチル3>
未来ブレイク
『復讐の先にあったモノ』⇒『強さの先にあったモノ』
「…………。」
俺はチラッとセレンを見て、さり気なくヤバい男の見分け方を教えなければと決意する。
できれば積極的に関わりたくない相手に早速会いそうな予感にウンザリしながら、もう一人の王女様の方を思い出していった。
「同じ歳って事は……もう一人の王女様の方は、オーティス様とは母親違いって事か。」
「はい。第一王子であるライン様以外は、全員他の側妃様のお子です。
これからも増える可能性はありますが、今の所はおめでたい話は聞いておりませんね。」
第一王女である<エヴァ>様。
コチラは確かジョアンルートを攻略する時に出てくる予定の悪役令嬢で、他のルートだと影が薄いキャラだったはず。
ジョアンが主人公のリリスと……?
まだあどけない表情をしている子リスの様な少年ジョアンが、ちょっと真面目な顔で恋愛している姿がまだ浮かばない。
寧ろ性悪な雌ヘビに丸呑みされる可愛らしい雛鳥の姿が思い浮かび……。
「ジョアン……人を見る目はちゃんと養わないと駄目だからな?
あのな、男っていうのは、ちょっと外見の可愛さとかオッパイとかにふらふら~と行っちゃう時があるけど、そうしたらその後の人生は奈落行きっていうかぁ~……。」
「???は、はぁ……。」
ジョアンはよく分からない様子だったが、とりあえず頷き「国の命運が掛かっていますので、しっかりと見極めます。」と優等生100点の答えを返してきた。
違うんだってぇ~!
それよりもたちが悪い変な女がねぇ~もしかしてジョアン少年を狙っているかもしれないんだよ!
人生一度は必ず失敗する惚れた腫れたのお話。
基本初手は躓くモノだが、その躓きが崖に繋がる道だった場合、その一度でジ・エンド。
そういえばゲームの中でも、ジョアンルートはドMコースというか……。
戦いに次ぐ戦いに、中々の胸糞ストーリー満載の内容だった様な気がするため、できれば他の攻略対象で頑張って欲しい!
そこでハッ!と気付いたのは、我がチームの無気力怠惰少年、アッシュ君。
コイツもそういえば、ジョアン同様攻略対象だった。
忘れてた~♬と頭を掻きながらアッシュの方を見れば、早く終わんないかな~と言わんばかりに足元にいる蟻の進行を止めて遊んでいる!
「……アッ~シュ!」
とりあえず一生懸命頑張る蟻さんを虐めるアッシュを咎めると、アッシュはムスッ~としたまま足を挙げて蟻さんに道を開けた。
だいぶ子供っぽさが目立ってきたアッシュ少年。
確かアッシュルートは……あれ?どんなになるんだっけ??
スキップ機能に埋もれて、どうにも詳しく思い出せない。
「そもそも、アッシュ自体がシークレットキャラに近かったからな……。他の攻略対象より難しかったのだけは覚えているんだが……。戦闘能力が高いのもそのせいだし……。」
独り言を呟きながら、うう~ん?と首を傾げる俺に合わせて、ご機嫌で同じ方向に頭を傾けるアッシュ。
食えない、読めない、クール、無気力……に最近子供っぽさも加わり、とんでもない欲張りキャラ設定キャラになっている気がする。
「アッシュも色々な、うん……あると思うんだよ、これから先……。
色んなヤツがいるから!ほらほら、甘い言葉を掛けてきたり、逆に罵倒されたり?こう、高頻度に接触してくるヤツがいても、ちゃんと見極めて付き合わないと……。」
「?……あ~、もしかして俺の元父親の事?
大丈夫だよ、もう甘い言葉も罵倒もされる事は二度とないから~。」
ニッコニッコと幸せそうに笑うアッシュ。
詳しくは聞いていないが、アッシュ的にスッキリとしている様なので良しとしておいた。
セレンがご機嫌なアッシュを見て、チッ!と舌打ちしていたが、ローレンはというと「仲がよろしい事で~。」とこちらも笑っている。
そうそう、セレンとアッシュは仲良し、仲良し。
喧嘩すると殺し合いするけどね!
「そうなると年下のジョアンは、王位争い真っ只中の王族達とは直接的に関わる機会はないのか。」
「いえ、ジョアンは聖グラウンド学院と同じ敷地内にある中学院に無事に受かれば通う予定ですので、関わる機会がある可能性はあります。」
そういえば、そうだったそうだった……。
すっかり忘れていたため失念したが、ゲームの中でジョアンは、聖グラウンド学院のある敷地内に存在する付属中学院生になる。
そして寮に入って、同じく寮を抜け出してきたリリスと一緒に行動して~……とかの展開が多かった気がする。
「そうか!じゃあ、俺達の付き合いは続きそうだな。よろしく。」
「────っ!よ、よろしくお願いします!」
ジョアンはパッ!と嬉しそうに笑い、そんなジョアンを見たローレンも嬉しそうだ。
正規のジョアンルートではなくなってしまったが、とりあえずローレンが生きている&どうしようもない父親が消えただけで、行く場所は変わらない様だから大丈夫だろう!
そう軽く考え、俺達はジョアンとローレンに加えて、いつの間にか集まっていた街の人達の『ありがとう』と激励の言葉に背中を押され、サマナイズから去った。
<スチル3>
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『復讐の先にあったモノ』⇒『強さの先にあったモノ』
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