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極小世界へようこそ
micro015 グリの覚悟
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俺は1体のアメーバのコアに狙いを定めた。
こうなっちまったのは残念だが、なってしまったものはしょうがない。
グリと2人で上手い事やってもらおうじゃないか。いくぜ、一撃必殺――
「キュウ!」
この声はグリ?
グリが俺の隣をすり抜け、アメーバに体当たりをかました。
ジュウゥゥゥゥ!
「キュウ!(グリ!)」
馬鹿が! なんで来やがった! 体当たりしかないお前じゃ相性最悪だ、とっとと逃げろ!
「……キュウ」
グリが俺をじっと見つめる。
……ちっ。そうかよ。死にたがりめ。
グリの外殻は無残に解けてしまっている。あと一回でも酸攻撃を受ければもたないだろう。
不利を承知で駆けつけたのだ。まったく、律儀なやつだ。
よし、じゃあ最後の攻撃といきますか!
お前は右、俺は左だ。いくぞ!
「キュウ!」
――チビの声?
突貫攻撃をしかけようとしたその時、チビの声がしたかと思うと俺とグリの体を白い光が包みこんでいた。
な、なんだこれ。体の痛みが消えていく。グリのほうを見れば、先ほどまでぼろぼろだった外殻がきれいになっている。
色々確認したいことがあるが、今は後回しだ!
俺は軽くなった体でアメーバとの距離を一気に詰める。
狙いを定めてコアへ一撃。焼ける痛みをこらえて次の1体へ。
ビシッ!
《酸耐性がLv5になりました》
《あなたのLvが7になりました》
あっぶなかった! 今回ばかりは死を覚悟したぞ!
ある意味ミドリムシよりの時よりもやばかったわ。
「キュウ♪」
グリが俺に体当たり。そのまま体をすりすりとこすり付けてくる。
痛いしうざいし迷惑この上ないが、まあ今だけは許しておいてやるか。
さて、ちょっと確認させてもらうぜ。
俺はチビのステータスを開く。するとそこには思っていた通りのスキルがあった。
『種族:ミジンコ(幼体) LV1/10
名前:なし
HP:0.06/0.06
MP:0.01/0.11
・攻撃:0.01
・守備:0.01
・速度:0.08
・スキル:「マイクロヒールLv 1」」
・称号:なし』
やっぱりか! 来たぜ回復魔法! 一家に1台回復魔法!
しかしHPと防御が紙にもほどがあるな。よく今まで生き残ってこれたわ。
まあ、レベルが上がってないからずっと逃げ回ってたんだろうが。
しかし、俺たちのパーティーに来ればもう安全だぜ。
……あー、でもまてよ。チビがこのまま俺たちと一緒にいたいと思ってるとは限らんな。
「キュウ。キュウキュウキュウ?(よう助かったぜ。よかったらこのまま俺たちとパーティー組まないか?)」
「! キュウ!」
よしよし、喜んでいるみたいだ。まあそうだろうと思ったが。いくら回復持ちでも、そのステータスだとひとりじゃ厳しいからな。
さて、仲間になるなら名前をつけてやらねば。うーん。『グラ』、じゃ安直すぎるよな。
おれはチビの姿をじっと観察する。俺の縮小版って感じだが、じゃっかん外殻に透明感があるな。
「よし、お前の名前は『クリア』でどうだ?」
「キュウっ!」
《意思疎通がLv3になりました》
《ミジンコが命名を受け入れました》
《ミジンコがネイムドモンスター『クリア』となりました》
《『クリア』にネイムドモンスターボーナスが付与されました》
『種族:ミジンコ(幼体) LV1/10
名前:クリア
HP:0.08/0.08
MP:0.01/0.16
・攻撃:0.02
・守備:0.02
・速度:0.12
・スキル:「マイクロヒールLv 1」」
・称号:なし』
おお、そういえば名前を付けるとボーナスがあるんだっけ。
HPと守備が少しはましになったじゃないか。スピードはLV1の癖に凄いな。これからどう成長していくか非常に楽しみだ。
しかし今日は疲れた。腹は減ってるがちょっと狩をする気にはなれないな。いったん拠点に戻ることにするか。
拠点に戻ると、クリアが思いのほかはしゃいでいた。海草のベッドに横になりばったんばったんしている。
まあ、今までが敵だらけの中でたった一人サバイバル生活だったんだもんな。そりゃあ、安心できる空間に入れるだけでテンションがあがるってもんだ。
さて、今日はまだ早いが寝ることにしよう。明日はもっと楽な一日になるといいな。
俺たちは海草に潜り込むと、あっという間に睡魔に襲われていった。
こうなっちまったのは残念だが、なってしまったものはしょうがない。
グリと2人で上手い事やってもらおうじゃないか。いくぜ、一撃必殺――
「キュウ!」
この声はグリ?
グリが俺の隣をすり抜け、アメーバに体当たりをかました。
ジュウゥゥゥゥ!
「キュウ!(グリ!)」
馬鹿が! なんで来やがった! 体当たりしかないお前じゃ相性最悪だ、とっとと逃げろ!
「……キュウ」
グリが俺をじっと見つめる。
……ちっ。そうかよ。死にたがりめ。
グリの外殻は無残に解けてしまっている。あと一回でも酸攻撃を受ければもたないだろう。
不利を承知で駆けつけたのだ。まったく、律儀なやつだ。
よし、じゃあ最後の攻撃といきますか!
お前は右、俺は左だ。いくぞ!
「キュウ!」
――チビの声?
突貫攻撃をしかけようとしたその時、チビの声がしたかと思うと俺とグリの体を白い光が包みこんでいた。
な、なんだこれ。体の痛みが消えていく。グリのほうを見れば、先ほどまでぼろぼろだった外殻がきれいになっている。
色々確認したいことがあるが、今は後回しだ!
俺は軽くなった体でアメーバとの距離を一気に詰める。
狙いを定めてコアへ一撃。焼ける痛みをこらえて次の1体へ。
ビシッ!
《酸耐性がLv5になりました》
《あなたのLvが7になりました》
あっぶなかった! 今回ばかりは死を覚悟したぞ!
ある意味ミドリムシよりの時よりもやばかったわ。
「キュウ♪」
グリが俺に体当たり。そのまま体をすりすりとこすり付けてくる。
痛いしうざいし迷惑この上ないが、まあ今だけは許しておいてやるか。
さて、ちょっと確認させてもらうぜ。
俺はチビのステータスを開く。するとそこには思っていた通りのスキルがあった。
『種族:ミジンコ(幼体) LV1/10
名前:なし
HP:0.06/0.06
MP:0.01/0.11
・攻撃:0.01
・守備:0.01
・速度:0.08
・スキル:「マイクロヒールLv 1」」
・称号:なし』
やっぱりか! 来たぜ回復魔法! 一家に1台回復魔法!
しかしHPと防御が紙にもほどがあるな。よく今まで生き残ってこれたわ。
まあ、レベルが上がってないからずっと逃げ回ってたんだろうが。
しかし、俺たちのパーティーに来ればもう安全だぜ。
……あー、でもまてよ。チビがこのまま俺たちと一緒にいたいと思ってるとは限らんな。
「キュウ。キュウキュウキュウ?(よう助かったぜ。よかったらこのまま俺たちとパーティー組まないか?)」
「! キュウ!」
よしよし、喜んでいるみたいだ。まあそうだろうと思ったが。いくら回復持ちでも、そのステータスだとひとりじゃ厳しいからな。
さて、仲間になるなら名前をつけてやらねば。うーん。『グラ』、じゃ安直すぎるよな。
おれはチビの姿をじっと観察する。俺の縮小版って感じだが、じゃっかん外殻に透明感があるな。
「よし、お前の名前は『クリア』でどうだ?」
「キュウっ!」
《意思疎通がLv3になりました》
《ミジンコが命名を受け入れました》
《ミジンコがネイムドモンスター『クリア』となりました》
《『クリア』にネイムドモンスターボーナスが付与されました》
『種族:ミジンコ(幼体) LV1/10
名前:クリア
HP:0.08/0.08
MP:0.01/0.16
・攻撃:0.02
・守備:0.02
・速度:0.12
・スキル:「マイクロヒールLv 1」」
・称号:なし』
おお、そういえば名前を付けるとボーナスがあるんだっけ。
HPと守備が少しはましになったじゃないか。スピードはLV1の癖に凄いな。これからどう成長していくか非常に楽しみだ。
しかし今日は疲れた。腹は減ってるがちょっと狩をする気にはなれないな。いったん拠点に戻ることにするか。
拠点に戻ると、クリアが思いのほかはしゃいでいた。海草のベッドに横になりばったんばったんしている。
まあ、今までが敵だらけの中でたった一人サバイバル生活だったんだもんな。そりゃあ、安心できる空間に入れるだけでテンションがあがるってもんだ。
さて、今日はまだ早いが寝ることにしよう。明日はもっと楽な一日になるといいな。
俺たちは海草に潜り込むと、あっという間に睡魔に襲われていった。
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