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第3章 幼少期(修行時代)
37 巧魔の怒り
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「わわわわ! オヤビン、さっきの奴よりでかいよ!」
「う、狼狽えるな小夏! どうせ見かけ倒しだ!」
二人は赤武者を警戒してか、体を縮め込むように身を寄せあっている。
「さっきの奴、とは? あなた方は魔女邸の方からやって来ましたね。……あそこで何かしましたか? もしそうであれば、この村からただで帰れるとは思わない方がいい」
ゴーレムが警告を発する理由は2つ。武器を使用した恫喝や、障害行為だ。前者であればまだ良いが、後者であれば許すわけにはいかない。
「偉そうな口を叩けるのも今のうちだぞ! 俺様は豚狩村の英雄、豚助! 第4支の卯と契約をしている異能者だ!」
「小夏はうさぎだよ!」
「どうだ恐れ入ったか? だかもう遅い。俺様になめきった態度をとった罰だ! 俺様の異能の力で、お前を地面に這いつくばらせてやる!」
「やっちゃえオヤビン!」
豚助はそう言うと、短刀を抜き放った。
やはり契約者か。
あらためて小夏の服装を見る。
まるで浴衣のような服を着ており、白を基調とした薄手の服にピンクの帯。服には子供らしい赤や黄色の水玉模様がはいっている。
このような服を着る者はこの世界では滅多にいない。俺が知る限り鈴音一人だけだ。つまり、あれは鬼だけが着る服、鬼装束で間違いない。
「一応聞いておきますが、武器を納めるなら今ですよ?」
「ぬかせ! かかってこい!」
いいだろう。とりあえず、殺さずに取り押さえる事にしよう。魔女邸で何があったのかも気になるしな。
『赤武者、制圧モードへ移行』
赤武者が命令に反応して起き上がる。
「お、オヤビン降参しようよ」
「小夏、隠れてろ! 俺は負けん!」
赤武者の制圧プログラムはもう走っているのに、そんな悠長に話していて大丈夫か?
すると赤武者はグッと膝を折り、跳躍。
一瞬で豚助との距離が詰まる。
赤武者の体当たりだ。もう避けられるタイミングではないな、と思っていると豚助の姿が掻き消え、敵を見失った赤武者は辺りをキョロキョロと見渡す。
(ばかな? まさか戮と同じ能力か?)
「ハー! ハッハッハ!」
高笑いは上空から聞こえた。
「う、狼狽えるな小夏! どうせ見かけ倒しだ!」
二人は赤武者を警戒してか、体を縮め込むように身を寄せあっている。
「さっきの奴、とは? あなた方は魔女邸の方からやって来ましたね。……あそこで何かしましたか? もしそうであれば、この村からただで帰れるとは思わない方がいい」
ゴーレムが警告を発する理由は2つ。武器を使用した恫喝や、障害行為だ。前者であればまだ良いが、後者であれば許すわけにはいかない。
「偉そうな口を叩けるのも今のうちだぞ! 俺様は豚狩村の英雄、豚助! 第4支の卯と契約をしている異能者だ!」
「小夏はうさぎだよ!」
「どうだ恐れ入ったか? だかもう遅い。俺様になめきった態度をとった罰だ! 俺様の異能の力で、お前を地面に這いつくばらせてやる!」
「やっちゃえオヤビン!」
豚助はそう言うと、短刀を抜き放った。
やはり契約者か。
あらためて小夏の服装を見る。
まるで浴衣のような服を着ており、白を基調とした薄手の服にピンクの帯。服には子供らしい赤や黄色の水玉模様がはいっている。
このような服を着る者はこの世界では滅多にいない。俺が知る限り鈴音一人だけだ。つまり、あれは鬼だけが着る服、鬼装束で間違いない。
「一応聞いておきますが、武器を納めるなら今ですよ?」
「ぬかせ! かかってこい!」
いいだろう。とりあえず、殺さずに取り押さえる事にしよう。魔女邸で何があったのかも気になるしな。
『赤武者、制圧モードへ移行』
赤武者が命令に反応して起き上がる。
「お、オヤビン降参しようよ」
「小夏、隠れてろ! 俺は負けん!」
赤武者の制圧プログラムはもう走っているのに、そんな悠長に話していて大丈夫か?
すると赤武者はグッと膝を折り、跳躍。
一瞬で豚助との距離が詰まる。
赤武者の体当たりだ。もう避けられるタイミングではないな、と思っていると豚助の姿が掻き消え、敵を見失った赤武者は辺りをキョロキョロと見渡す。
(ばかな? まさか戮と同じ能力か?)
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高笑いは上空から聞こえた。
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